過去のコラム集

コラム 2003年(11月26日〜12月26日)


Column 2003

2003/11/26

現在僕の本業は”家事手伝い”。その合間を見てライブ活動をしています。女房を送り出し、猫たち(現在9匹と同居)に朝食の用意、そして洗濯物を干してしまうと9時ちょっと前、あとは僕の時間。大リーグやアメリカン・フットボールの観戦も思いのまま。実に優雅な毎日なのです。
組織の中で自分を見失いつつあったことから仕事を放棄して2年と8ケ月になりますが、この時期になると”飲み会”とやらがやたら恋しくなります。あれほど”付き合い酒”が苦手だったのに、です。
 イラクやアフガンは今だ戦火のなか。じっとしているのが辛い毎日ですが、このコラムを通じ皆さんと交流できたらありがたいのですが、よろしく。

2003/12/1

・11月20日新潟市のジャズ喫茶スワンに対し、JASRAC(日本音楽著作権協会)は著作権料未払いに伴う仮処分(楽器や音響機器の使用差し止め)の申し立てを行った、という報道がありました。未払い料金は10年間で550万円といいます。算定の根拠は確認していませんが、現実として「お店を閉じろ!」と言ってるようなものです。
・日本では普及が遅れてきた知的所有権の保護ということになるのでしょうが、長年ジャズの普及に尽力してきたお店に対し、こういう形で”権利の行使”を行うことがはたして著作権者の利益になるのでしょうか?
・僕も昨年から歌い始めたシンガーの端くれとして、避けてとおれない問題なので、あえて触れさせてもらった次第です。

2003/12/8

・イラク駐在員お二人が無言の帰国、辛い話です。当然のように「この悲しみを乗り越え、テロの撲滅を!」と新聞紙面にも見出しが踊ります。いよいよわが国がイラクに直接関わる舞台がやってきたようです。
・ブッシュとの濃密なる親交を得意げに語るわが国のリーダーは「しかるべき時期に自衛隊を派遣する」ことを繰り返すばかり。
・アメリカが国際世論を無視して侵攻した結果のイラクの現状はどうでしょう。大量破壊兵器は見つからないまま、自国では劣化ウランを使用した大量破壊兵器の開発を予算化。地下(核)シェルターをも破壊できる貫通型爆弾とか。北朝鮮を意識したもののようですが。
・”イラクを民主化する”とは名ばかり。ライフ・ラインの復旧工事などは自国アメリカの大手業者へ発注。イラクの失業者(旧軍人を含む)は拡大の一途。
・アメリカの圧倒的軍備力を背景にした軍事外交政策に追随したままの自衛隊派遣がイラク国民に歓迎されるでしょうか?NO!です。

2003/12/17

・フセイン元大統領の拘束が伝えられ、イラクでの不幸な戦闘が今にでも終結するようなイメージが作り出されているようです。あの独裁者フセインが伸ばし放題のひげ面で口を開いている姿は滑稽でさえあります。彼が行ってきた非人道的行為が許される筈もありませんが、それをもってアメリカのイラク侵攻を正当化することもできません。

・これまで、イランを押さえ込むためにフセイン率いるイラクを”育成”してきたのは他でもないアメリカで、当時ラムズフェルドが深く関わっていた事実は周知の事実です。(アフガンにおけるオサマ・ビン・ラディンの場合も同じようなケースでした)要はアメリカにとって、都合がいいか、悪いかが問題で大量破壊兵器の有無やテロとの関わりなどどうでもよかったのでしょう。むしろ、その危険性がないことを確認した上で侵攻に及んだものと僕は考えています。

・では国際反戦世論のなかで何故侵攻を?「石油の安定確保」と「中東地域で国家規模でイスライルに対抗しうるイラクを民主化(?)することで、パレスチナ問題でのイスライル優位を確立する」それと「軍事産業への貢献」が大きな命題だったと思われます。

・イラクへの侵攻に反対したフランス、ドイツ、ロシアの戦後復興事業への参加拒否問題との関連で、田中宇氏の国際ニュース解説では以下の指摘をしています。「ブッシュ家の大番頭・ベーカー氏が15日からフライス、ドイツ、ロシア、イギリスなどを歴訪」は「アメリカがイラクの泥沼から抜け出すため、中道派的な国際協調体制を取り戻すための協力を引き出す方法を探る」ためで「今回のフセイン拘束はこれに合わせた、ネオコン、タカ派側の反撃ではないか?」との見方もできると。ちなみにベーカー氏はパパブッシュ政権下で国務長官と財務長官を歴任した人物。
・いずれにしても、イラクでの早期戦闘終結を望むところですが、アメリカの侵攻を不問に付すことなく国際反戦世論を今後も盛り上げることが求められそうです。

2003/12/26

《なにも書けません》

 このホーム・ページを立ち上げるにあたり、ずっとサポートしてくれている津屋さんに「俺が好きなことを書けるコーナーを作ってほしい」と注文をだしました。そしてこのコラムがうまれました。

 毎週月曜日に書き換えてアップする予定でしたが、ここへ来て躓いてしまいました。あせっても何も書けません。イラク情勢は相変わらず混沌とし、日本から自衛隊機が飛び立ってしまうというのに、何も書けないのです。

《そのまま書けば》

 今僕は本業である家事手伝いの合間をぬって歌っています。今年のライブは18日で終わりましたが、次が決まっているわけではありません。音楽著作権協会が未許可営業に対して訴訟を起こしている現況をみるに「来年、ライブできるんろか?」と脳裏をよぎります。

「明日は明日の風が吹くー」「ケーセラーセラー、なるようになるわー」「そのうちなんとかなるだろー」次々と都合にいいフレーズが浮かんできます。そうですよね、責任感や義務感だけで書いても仕方ないですよね。今週はサボらせてもらうことにしょう。 2003.12.26 N.Okada

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コラム 2004年(1月4日〜6月29日)


Column 2004/1月〜6月

2004/1/4

・年が明けてもう4日、多くの方々が明日から日常生活に戻り、この間活躍された方々は遅ればせながら休暇に入るんでしょうね。毎日が”年末年始”のような僕はどの顔下げて街を歩けばいいのでしょうか?
・今朝ほど年賀状を投函しに街に出た折り、ノズミックの”元さん”を見かけました。消防団の制服に身を包んだキリリとしたその姿に僕は圧倒されてしまいました。自ら選択したこととは言え、大げさに言えば社会から隔絶したところに身を置く心苦しさの現れなのかもしれません。
・格闘技ショーの競演で暮れ、同じような顔ぶれのバラエティー・ショーで明け暮れた三が日のTV番組ですが、今朝は「明日の世界と日本の役割」的な企画が多いようです。
 僕は5ch(TBS系)、6ch(NHK.BSⅠ)を観ながら12ch(NHK教育)のNHK杯将棋トーナメントを観戦していましたが、谷川が勝ったのを見て6chにチャンネルに戻すと緒方貞子さんが「物が有り余っている日本人の生活からは世界の悲劇が見えにくいけどーーー」と話しておられました。そこで僕はふと「ここにあるギターやレコードを全て手放すことで”平和”が実現できるとしたら?」と自問していました。
 アホみたいな話ですが、こうした現実を我々は付きつけられているんでしょうね。

2004/1/14

・一月も半ば、みなさんもう日常生活を取り戻された頃ですね。今日「新潟日報」の社説に「男女差別訴訟・画期的和解」と大見出しが。'94年に改正男女雇用均等法に基づき「女性であることを理由に昇進や昇格で差別を受けた」ことを理由に、住友電気工業の女性社員二名が提訴したもので、このたび大阪高裁で和解が成立した、という内容です。大阪高裁が「過去の差別意識を引きずることは社会進歩に背を向ける結果となる」と指摘したことも大きかったようですが「労働者の権利」など誰も(労働組合までも)口にしなくなった昨今の風潮のなかで「社説に取り上げた日報社」と「10年間闘いぬいたお二人」に心からの敬意を。

・それにしても「あの労働組合」は何処へ行ってしまったんでしょうか?「自衛隊がイラクへ行っちゃうよ!」「憲法九条がなくなるよ!」。参院選を前に「どの政党へ資金を配ろうか?」などと腐心している場合じゃないよ。

2004/1/22

[最近のTV報道で気になったこと]
・イラク国会が開幕、いつものように答弁をはぐらかす"ポチ・小泉"に真紀子氏が「勉強が足りない!」と噛み付いていました。しかし、このイラク国会のニュース以上に時間が割かれていたのは"古賀議員の学歴詐称疑惑"。そんなに価値のあるニュースかなー?
・米では「アイオワ州での民主党大統領候補指名争いでケリー上院議員が勝った」というニュースとブッシュの一般教書演説のニュースが。ここでブッシュは「最大の責務は積極的に米国民を防衛すること」で「世界で最も危険な兵器を最も危険な体制から遠ざけておく決意」であることを表明しています。しかし"最も危険な体制"とは、圧倒的軍事力を背景に根拠もなく戦争を仕掛ける今のアメリカ自身ではないのかなー?
・昨晩のBSプライムタイムで"在米グァテマラ女性のルーツ探し"が取り上げられていました。民主政権発足後のグァテマラで起こった虐殺事件で両親や妹を殺された在米女性が、白人である夫などの協力得て自らのルーツを辿る、というものでしたが、この虐殺が実は"アメリカの武器援助と指導を受けた"軍事政権の手で行われていた事実が明らかになります。
 幾度となく繰り返されてきたこの種の"干渉"がブッシュが言う「積極的にアメリカを防衛する」ことの中味だとしたら皆さんどう思われますか?

[新潟でのジャズ人気を支えるものは?]
 この日曜日は新潟ジャズ・ストリートの開催日で、僕も昼の部を見に新潟へ出かけました。このイヴェント、今年で3回目となり、会場も20ケ所と昨年から倍増。そしてエリアも長岡市、上越市、新発田市そして村上市にまで広がっていて、新潟でのジャズ人気の根強さが伺えます。
 最初にチケットを買いにスワンへ立ち寄ったのですが、コーヒーをすすりながら待つ間、チケットを求めるお客が後を断ちません。それも結構年配の女性が多いのに感心しました。
 午後1時過ぎ、古町7番町アーケードでストリート・ライブが始まりました。"小黒仁グループ"を30分ほど聴かせてもらいました。新潟では比較的若手(といっても皆さん40才を越えていたようですが)のグループですが、「枯葉」などスタンダード・ナンバーを中心に5曲、渋めのサウンドはなかなかのもので、ミュージックマンのアンプを通して出てくるES335の音にしびれました。
 昼食を済ませ飛び込んだ店は、東掘を挟んでアポロン向かいの小路を入ったところにある"Jazzフラッシュ"。噂は聞いていましたが初めて入るお店で、普段も時折ライブが入っているようで、ドアに"大塚まさじ"さんのライブ・ポスターが貼ってあります。
 3時過ぎ既に満席で、プレイが始まってからもお客が続々、といった按配です。ここでもお客の殆どがおばさん、おじさんです。
 昼の部は文田けい子さんのボーカルとピアノのデュオです。落ち着いた感じのアルトで「柳よ泣いておくれ」「ミスティー」などおなじみの曲も。ファースト・ステージだけ聴いて店を出ましたが、自分には手の届かないジャズ・ボーカルの世界に暫し身を置いたことで気分だけはリフレッシュ。昭和新道の呼び込みには目もくれず次のお店に。

2004/1/27

[陸上自衛隊本隊がイラクへ]
・昨日26日、陸上自衛隊本隊に対してイラク派遣命令が出されました。隊員やその御家族にどんな言葉をかけてあげればいいのか僕にはわかりません。「世論調査では"派遣賛成"の意見が半数を超えた」という報道もあるようですが、これは自衛隊員やその御家族への"思いやり"の現れ、と僕は感じました。
・一方わが国のトップは「人道支援に行くだけ、戦闘行為はありません」と繰り返すだけです。しかし「現地に入れば"米軍主導の連合軍"に組みこまれる」というのが一般的な見方のようです。また、現地イラクの人々は「学校や病院の建設で仕事がもらえる」と日本への期待を口にしているようですが、派遣目的とのギャップをどのようにして埋めていくのか注目されます。

[大量破壊兵器はなかった!]
・アメリカでは「開戦の大義」をめぐるブッシュ批判が再燃してるようです。これは辞任したケイ前米調査団長が「大量破壊兵器はなかった」と発言したことによるものですが、既に「ブッシュは当選直後(911テロ以前)から"イラク侵攻ありき"との意向をもっていた」ことが暴露されていることと併せ、アメリカの"一国主義の欺瞞性・危険性"を象徴しています。
・このまま推移した場合、遅からずアメリカが孤立するのは目に見えています。その時、我が国の無批判的追随も当然ながら叱責を免れません。早々に"国連主導"のイラク復興支援への転換を目指すよう願うものです。

2004/2/3


[何故かN.ヤング]
 もう2月になっちゃいました。久しぶりにN.ヤングを聴きたくなってレコードやらCDを引っ張り出しました。と言うのも今年のライブで歌う曲を探していたからなんです。"LONG MAY YOU RUN"という曲の一節がずっと引っかかっていたのですが、どのLP(CD)に入っていたのか記憶に無いので片っ端から裏面の小さい文字をチェックしてたんです。そして今夜やっと見つけたのが"UNPLUGGED"で、今も聴きながらPCに向かっているところです。
[おりじなる]
ソロで歌い始めて3年目になりますが、4年ほど前に旧知のライブ・ハウスのマスターを訪ね「俺なんかが歌えるところがありますかね?」と聞いてみたことがあります。その時彼からは「唄はともかく、ギターがちょっと弱いね!」と正直な感想をいただきました。
 翌年仕事を辞めた僕は秋に上京し、高円寺の"稲生座"を訪ねました。ライブの後で持参したデモ・テープを置いてきたのですが、年が改まっても連絡がありません。仕方なく店を紹介してくれた"玲さん"に「返事を聞いてもらえないか?」とメールを入れました。ちなみに彼女は僕の人生の師ともいえるY氏のお嬢さんで、この界隈で活躍中のベーシストなんですが、その返事は「オリジナルを歌ってない方はお断りしてるんだって」というものでした。
 その玲さんが音楽仲間の"ながしまりいち"さんを介して紹介してくれたのが代々木の"MY BACK PAGES"で、早速、5月にライブ・ビデオをもって店に出向き、その秋ようやく東京デビューと相成ったわけです。そしてライブの後、ながしまさんからメールで「岡田さん、東京ではオリジナルを歌っていかないと」とアドバイスをいただきました。しかし僕は生意気にも「わかってはいるんですが、まだ歌いたい曲があるんでもうちょっとがんばってみたいんです」とメールを返してしまいました。ちなみに"ながしま"さんは昨春CDを自費出版し東京から名古屋、大阪へライブ・ツアーを展開しており、僕の"郭公ライブ"にも出演してくれています。
 こんな具合にオリジナルを持たないことがネック(演奏の稚拙さはこの際棚に上げさせていただきますが)になっていて「俺も自分で曲を書かなきゃ」などと思い始めたところに"著作権問題"。
 僕にとって"好きな唄を歌う"ことと"オリジナルを歌う"
ことは全く別のことです。「人のふんどしで相撲を取る」という諺がありますが、まさしく今の自分がそれですから、これからも歌いつづけるなら"別の世界"に飛び込むときかも知れません。

2004/2/6

[年寄]
 今朝の3ch"とくダネ"で「87歳の母親を凍死させた長男(57歳)が逮捕」という事件を取り上げていました。司会の小倉さんは「馬鹿息子!」という言葉で締めくくっていましたが「福祉事務所からあづかった入院費用を持ってパチンコに行っていた」「寝たきりの母親を3日も放置し凍死させた」ことなどで"保護責任の放棄"の罪に問われたようです。
 僕も今その"倅"の立場にあり老齢の父親と同居してますから、逮捕された彼の心情が少なからず伝わってきます。"家族の絆"と言いますが、表向きとは別にこの種の絆ほど厄介で重苦しいものはないように思います。水の入ったコップ一つ持って歩けなくなった父親の様子を見て"哀れさ"より"怒り"を感じてしまう自分が情けなくなってしまいますが、これが現実なんです。
 悲しいニュースではありますが"建前"を並べて"犯人"を糾弾してみても空しいだけです。小倉さん。

2004/2/8

[戦争はイラクの責任?]
・ケイ氏の発言以降、アメリカでもイギリスでも「イラクには大量破壊兵器がなかった」ことがスタンダードになってきたようです。ところが我が国のK首相は「国連決議に基づき、イラク自身が"持ってない"ことを証明しなかったのが開戦の原因」と本末転倒した答弁を繰り返しているようです。それもニヤニヤしながら。
・僕なんかが「ベトナム戦争反対!」「沖縄を返せ!」「核の持ち込み止めろ!」などと叫んで反米デモに加わっていたのが'60年代後半から'70年代の初めですからもう30年が経過してます。その頃の自衛隊と言えば"災害復旧"のエース的存在でした。それがこの"イラク派兵"で米軍に組みこまれ、今後戦闘行為に巻き込まれていく可能性も大きく、結果として"名実共に軍隊"となっていくことが目に見えています。そこで今自民党が画策しているのが「憲法改正」です。
・この"平和憲法"をもう一度見つめ直し"軍事力によらない平和への貢献"を追求することが"我が国の生きる道"と僕なんかは考えるのですが。 2004.2.8 Am9:05

2004/2/9

[プリンスの"Purple Rain"で始まったグラミー賞]
・いきなりプリンスが例のギターを抱えて登場し、グラミー2004がさきほど開幕しました。"Purple rain"をビヨンセと競演。途中ギターをテレキャスに持ち替えてのギター・プレイはジミヘンを彷彿させます。
・今年の特徴と言えば5分間のディレイ放送になることです(ただし日本[wowow]のみ即時放送だとか)。これは先日のスーパー・ボウルのハーフタイム・ショーでのJ.ジャクソンのおっぱいポロリ事件の煽りを受けてのこと。
・実はアメフト・フリークの僕は生中継をずっと見ていてこの事件もしっかり目撃しました。しかし"良く出来たパフォーマンス"で、僕など「あれ!もう片方は?」などと期待してしまったほどです。
・感受性の退化により既に流行には着いて行けなくなった僕は"ヒップホップ、ラップ系"が苦手なんですが"ビヨンセ"や"アリシア・キーズ"は結構気に入っています。
・そして数あるパフォーマンスのなかで、僕が楽しみにしてるのは"B.B.King & Carole King""Aerosmith"そして"Alison Krauss"といたところ。
・この後開催されるグラミーを含めてですが、アーティストたちがアメリカの"戦争政策"に一言ものを言って欲しいと願っているのですが? 2004.2.9 Am10:50

2004/2/26

[CATs]
 我が家には9匹の猫と1匹の犬がいます。正確にはいました3日前までは。そうなんです"ちび太君"(雄4才)が逝っちゃったんです。ですから今は8匹と1匹。こんな風に書いちゃうまで辛い日々が続きました。
 彼は4年ほど前に七谷周辺をさまよっていたのを保護しました。小っちゃくて、その頃は同時期に娘が職場の駐車場にいるのを見かねて連れてきた"ノノちゃん"(雌5才で真っ黒)の出ないおっぱいをねだっていたんです。
 実はこの2匹は猫エイズのキャリアでした。3年前の避妊手術の検査で判明したんです。当時12匹いましたから、他の子達は街のDrから試薬持参で往診してもらいました。苦労しながら一匹ずつ抱いては血液を採ってようやく検査が終わったのですが、結果は"ちび太"の他"ノノちゃん"に陽性反応。
 そんなことで病気に対する免疫が弱い彼らを注意して見てきたのですが、昨秋から食欲が落ち今年に入ってからはミルクと抗生剤と消炎剤で命を保っている状態でした。
 そして今週月曜の朝から痙攣を繰り返し、夜11時に息を引き取りました。日々やせ細り弱っていく彼に接しながら僕も女房も覚悟はしていましたが、やはり辛いものです。彼の意思とは関係なく捨てられ罹患し短い命を終えたわけですが「僕らの出きることを精一杯やってあげられたか?」自問しているところです。
 そしてなんとかふっきり、今夜からリハを再開しました。 [2004.2.26.Pm11:48]

2004/3/1

[OSCARS]
 たった今第76回アカデミー賞のセレモニーが終了しました。最後に発表された"作品賞"には「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」が選ばれ、ノミネートされた11部門全て受賞という快挙となりました。残念ながら「ラスト・サムライ」の渡辺健、「たそがれ清兵衛」はオスカーに届かず。
 僕にとってハイライトは、ショーン・ペンが"ミスティック・リバー"で主演男優賞を獲得したことでしょうか。生意気盛りの彼がマドンナのお相手としてクローズアップされていた頃はむしろ"嫌な奴"っていう印象でしたが、ここ数年の彼は"GOOD GUY"に変身?。飾らない人柄、というか平気で刺のある発言をしてしまう彼の率直さに惹かれます。最近観た彼の主演作では「悪魔の呼ぶ海へ/The weight of water」が印象に残っています。
 映画といえば最近映画館へ足を運ぶ機会が少なくなりましたが、新潟に勤務していた頃は仕事の空いた午後に休暇を取って映画館にしけこむことが何回かありました。ところがそんな時に限ってアクシデントが起こるもので、家で火事騒ぎ(幸い大事にならずに済みましたが)。当然職場へ連絡が入りましたが僕は退社していません。同僚の機転で"出張中"ということで切りぬけましたが、以後苦手だった携帯電話を持ち歩くはめに。心当たりのある方はお気をつけ下さい。[2004.3.1Pm2:39]

2004/3/5

[ANTI]
・今日は朝寝坊、でもなんとか出かける女房へのコーヒーは間に合ったようです。というのも昨晩BSⅡの「将棋界の一番長い日」に見入ってしまったからです。最後に残った"藤井VS丸山戦"の決着が着いたのが1時少し前。番組はまだ続いていましたが、僕はここでダウン。
・遅い朝食を済ませTVを点けると各局「長島さん、脳卒中の疑いで入院」というニュースばかり。ところで僕にも嫌いな映像があります。一にアリコ、二に佐川、三四がなくて五にセコムといった按配です。自分にも理由はわかりませんが、映った途端、チャンネルを変えてしまいます。実はセコム(=ナガシマさん)に関しては避ける理由があります。僕は"アンチ巨人派"で、昨秋Y新聞の勧誘にきたおじさんに「僕はG嫌いですから!」って断ってしまい、後で「責任のないおじさんに悪いことしたかな?」と半ば後悔しました。子供の頃"少年画報"(なつかしい!)で「中西太物語」を読んで西鉄ライオンズのファンになってしまったからなんでしょうね。
・ところで今の"G"というチームは"一国主義"に固執するどこかの国と似てませんか?"貧富"や"強弱"そして”歴史"といった違いを乗り越えて共存することが求められているのに自らの利益最優先。そこでナガシマさん、戦力均衡のためのドラフト制度抜本改革やセ・パ交流試合の実現などに取り組んで欲しいと願うのは僕だけじゃないと思うのですが。まずは早々の回復を願ってやみません。[2004.3.5Am10:46]

2004/3/12

[再販制度]
・昨晩11時32分にHPを開くとカウンターがちょうど1000になっていました。開設して3ケ月余り、この数が多いのか少ないのか自分には判断しかねますが、まずは立ち寄っていただいた皆様に御礼を申し上げる次第。
・数日前、朝のTVで逆輸入CDの問題が取り上げられていました。韓国や中国など主にアジアから再上陸した浜崎あゆみなどのCDが¥1980で販売されてることが問題なんだそうで、日本で売られているCDは大体が¥3000ですから¥1000以上安いわけです。昨今CDが売れなくなっていることが背景にあるようですが、僕のようなコレクターは"安いの大歓迎"なのですが何が問題なんでしょう?
・デフレ進行と共にあらゆる物価が下がっているのは僕なども実感しているところですが、CDや書籍は例外のようで、これは「再販制度」が原因のようです。この「再販制度」とは"メイカー側が小売価格を決める"ことを容認した制度と社団法人日本レコード協会のサイトに書いてあります。また、これは日本だけの制度でもあるようです。
 一般的に全て商品の物価は自由経済の原則により、売れたり売れなかったり、収穫が良かったり悪かったりで価格が変動します。これはお米やビールさらに吉野家の牛丼などの例をあげるまでもありません。ところがCDや書籍だけは小売店が「売れないから70%offで売っちゃおう」ということができないらしいのです。
・僕なんかも「何で"B.B.KING"のCDが¥1750で買えるのに、陽水のCDに¥3000出さなきゃなんないの?」と素朴な疑問を抱えてきました。しかし、これには協会から以下の回答が用意されていました。「一般消費者の98%が著作物商品の再販制度存続を希望している、という現実は"全国何処でも同一の本やCDが同一の価格で買える"というこの制度のすばらしさを享受している一般消費者は再販制度になんの不都合も不満も感じていない」「機能を売る商品と異なり文化の担い手である音楽用CDや書籍など著作物商品は、本来的に価格競争になじまない。価格が安定しているからこそコンテンツ自体の競争と切磋琢磨があり、多様な個性が開花して文化の向上に貢献しうる。これこそが真の消費者利益というべきであろう。」と。
・ちょっと長くなりましたが、H13.3.23公取委結論に対する協会長富塚氏の見解だそうです。「文化、芸術の価値を認識せよ!」ということのようです。
・僕は今この制度の良し悪しを判断する見識を持ち合わせていませんが、やっぱり「¥3000は高いよ!」というしかないようです。是非、音楽ファンやミュージシャン諸氏の御意見をお聞きしたいものです。 [2004.3.12.21:28]

2004/3/18

[Hootball]
・アジア最終予選、勝っちゃいましたね!サッカー音痴の僕ではありますがしっかりTV観戦しました。最終盤ゴール前、何とか4点目を平山にゲットさせようとした大久保先輩のパスには泣けましたね。決めて欲しかったな平山!
・これでオリンピックに行けるようですが、このunder23チーム、ジーコ率いる全日本チームとの関係は?誰か教えて下さい。
・新潟でもアルビレックスの活躍でサッカー熱急上昇って感じですが、門外漢の僕なんかでも心浮き立つようなムードがありますよね。このサッカーのいいところは世界のどの国でも、大国であろうがなかろうが、子供から大人まで夢中になっている姿がいいですよね。
・もう直ぐ野球も開幕します。MLBファンである僕にとっては待ちに待った季節です。このために仕事を辞めたようなもの。3年前になりますが、ドジャースを出され、タイガース、メッツ、ブリュワーズを経てレッド・ソックスに入団した野茂が初先発でいきなりノーヒット・ノーランをやってのけたのには泣かされました。その2ケ月後シカゴ、ニューヨークを経てボストンへ渡った僕はホテルのバーでTVに興じる地元ファンに混じって飲んだビールとチキンの味を思い出します。
・先週から大リーグのオープン戦中継も始まりましたが、選手が去年とすっかり入れ替わっています。これが楽しみなんです。今年のヤンキースにはMLB最高年俸のA.ロドリゲスが加わりましたが、先発投手陣を見るとあのロケット・クレメンスもパーフェクターのウェルズもそして牽制の上手い左腕ペティットもいません。まるで別のチームみたいです。
・大リーグ中継で苦手なのは"God Bless America"を歌うセレモニーです。911以降ことさらこういうシーンが増えたような気がします。これだったらJ.ジャクソンがやっちゃった"ポロリ企画"なんかのほうがアメリカらしくて好きなんだけどなー。[2004.3.18 22:36]

2004/3/21

[LIVE SPOT]
・家の仕事を女房に押し付け、半年振りの上京。いやー、寒いのなんのおまけに雨まで、悪いことはできないものです。とはいえ、横浜のK氏のリサーチのおかげで高円寺"Show Boat"で中川イサト&シバのライブにありつけたのは幸運でした。
・お二人ともギター一丁抱えてのソロ・ステージ。バーボンのせいもあるでしょうが、力みのない自然体の唄とアコギの音に暫し陶酔の感。特に二人ジョイントのステージでは、あの高田渡氏をネタにしたトークに客席共々大盛り上がり。「唄とギターと別々の曲をやり始めたときには、バックにいた僕はギターの弾きようがなくて」とは中川さん。お二人は武蔵野タンポポ団の構成員として活躍されていたようですが、あの頃僕があまり聴いていなかったせいで、曲目を言っただけで会場が沸いてるのに僕だけ蚊帳の外。それにしても大型JBLスピーカー4発を使ったPAのサウンドはよかったなー!
・翌日K氏、Y嬢の案内で横浜元町、中華街そしてみなとみらい地区へ。そして一人新宿へ戻った僕は、雨上がりの街を代々木へと向かいました。
・昨年、一昨年とステージに立たせてもらった"My Back Pages"の前にきてビックリ。ドアが真っ白に塗られていて"お食事処"といった趣に変わっています。恐る恐る階段を降りると何やらおやじさん風の方の大声が聞こえてきます。びびった僕はフロアへたどり着くことなくストリートへと引き返してしまいました。また僕のステージが一つなくなってしまいました。[2004.3.21 23:27]

2004/3/31

[Barbershop]
・今朝1年と数ケ月ぶりに床屋さんへ行って来ました。シャンプーしたり寝る時など束ねた髪が煩わしくなってきたので「切っちゃおうかな」と思い始めていましたから床屋さんの前を通るたんびに"他にお客さんがいない"ことを条件に覚悟を決め、ウィンドウを覗いていました。
・そして今朝ようやくそのチャンスがやってきました。僕はドアを押し開け「1年以上来てなくて済みませんが、また切ってもらえませんか」と。御主人は「今時お客も少ないんで、そお言わず寄ってください」と。
・早速椅子に上がろうと、バッグと上着を待合のソファーに置きながら目をやると、そこには中学校時代ブラス・バンドで指導を受けたS先生がいて「よー」と声をかけてよこしました。一言二言挨拶を交わしながら鏡の前に腰を下ろすと御主人が「どうします?」と聞きます。僕は「縛れるくらい残して切ってくれませんか」と。すると鋏を持った奥さんは僕の髪を握ると「この方が仕事がしやすいでしょ」と言うが早いかバッサリ切っちゃったのです。僕はびっくり。でもそこはプロフェッショナル、シャンプーのあと御主人→奥さん→御主人とリレーしながら1時間で仕上げてくれました。
・この間話題になったのが"年金"のこと。奥さんは「60になったのに、もう少し待って額を増やそうなんて言ってるんですよ。私だったら今すぐ貰っちゃうわ」と言います。後主人は「月々3、4万円じゃ暮らせないでしょ。だからもう2年待って6万円貰った方がいいじゃないか」と返します。すると奥さんは「この人、百まで生きるつもりなんだから困っちゃう。明日何があるかわからないのよ」
とまた返します。
・40年ほど国民年金を掛けた、という御主人は小中学校時代の僕の先輩にあたる方です。それにしても月々6万円(夫婦併せても12万)の支給額は少ない。僕はとうとう自分の受給予定額を口に出来ませんでした。
・因みに僕は共済年金ですが、3年4ケ月後に過渡年金として月額10万円程度の受給資格を得て、64歳からは20万円ほどの支給額になります。(勿論、現行制度によればですが)
・江角さんのCM問題もあって、年金制度が注目されていますが「社会保険庁(そして政治)は何をしてきたんだろう?」と思います。僕も制度の詳細は承知していませんが、一方で"加入が義務化"され、それを履行しても"生活できない受給額"では未加入者、滞納者が増えるのも当然かもしれません。
・床屋さん御夫婦の会話から年金のことが気になったので書いてしまいましたが"お役所任せ"では生活を守れない、ということでしょうか?でもお役所勤務35年の僕が言うことではないのかもしれません。[2004.3.31 Pm2:16]

2004/4/7

[MLB]
・「ブッシュのイラク占領政策に反対する声が支持を上回った」というニュースが届きました。支持40%に対して反対が53%、これでは大統領選危うし?
・イラク現地では"反米"を掲げるシーア派の若手指導者が影響力を強めており、シーア派全体でもアメリカによる占領統治に対する反感が広まっているようです。
 その結果、頻発する抗議デモや警官との衝突など、2ケ月後の政権移譲が危ぶまれる事態になっています。
・こんな世情とは関係なくMLBも(本土での)開幕を迎えました。"マリナーズがエンジェルスに大敗"というニュースのあと"メッツの松井稼頭央が先頭打者ホームラン"ニュースが飛び込んできました。
・ジョージア州アトライタで開幕を迎えたメッツの初戦は強豪ブレーブスとの対戦。ブ軍先発投手は昨シーズン、ジャイアンツからブレーブスへ移籍後ブレークしエースにのし上がった右腕オルティース。松井はプレイボール直後の1球目をセンター・オーバー。その後、彼は敬遠を含む2四球を挟んで2ベースヒットを二本。3の3、3打点の活躍でメッツの勝利に大いに貢献。ミラクル・メッツ復活を予感させる開幕戦でした。
・今年のMLBはいつになく面白そうです。特にエクスポスのエースにのし上がった"大家投手"に僕は注目してるのですが?[2004.4.7 12:55]

2004/4/8

[Terrorism]
・民間人である3人の若者が拉致されました。今、福田官房長官の記者会見の模様が放映されています。「自衛隊の撤退の要求が出されていますが?」という質問に官房長官は「自衛隊は人道支援を行っているんであって、撤退の理由はない」と回答しています。
・拉致された3人のなかに女性が一人。彼女はずっと海外でボランティア活動を続けてきた方で、現在はイラク現地で子供たちへの支援活動に参加していといいます。「武器を持って行ったのでは"人道支援"と言えない。自衛隊派遣には反対です」とNHKの取材に答えていた、との報道もあります。
・一番若い今井さんは「劣化ウラン弾の被害調査」のためイラク内の病院を回っていたとか。
・現地の様子を伝える特派員は防弾チョッキを着けています。戦地なんですね。
・それにしても福田さん、無法に戦争を仕掛けたアメリカに無批判的に追随する国が軍隊を送りこんだんですから「撤退する理由」はあるでしょう。少なくともイラクの人達からみたら。
[Falsehood]
・靖国神社参拝に際し"内閣総理大臣・小泉"と記載しておきながら「私的参拝」はないでしょう小泉さん[2004.4.8 23:05]

2004/4/11

[Release]
・早朝2時から放映されたヤンキースVSホワイトソックスのVTRを見ていると速報テロップで「中東アルジャジーラ放送によると"24時間以内に3人の人質を解放する"との声明が発表された」ことが書かれていました。さらに「スンニ派の聖職者に依頼された」こと「開放にあたり、日本の軍隊をイラクから引き上げるよう働きかけて欲しい」とのメッセージが添えられていたことも報じられました。
・この開放声明に至る背景に関してはまだ不明のようですが、テロリスト側の懸命な判断であることは確かなようです。このまま3人のうち1人でも殺害されたとしたら、反戦平和の運動にも打撃となっていたでしょう。
・僕はこうしたテロ行為を支持するものではありませんし"イスラム"という宗教的背景にも違和感を持っています。しかしアメリカが進めている、圧倒的軍事力をバックにした"民主化?の押し売り"にも同意できません。

2004/4/12

[Chaos]
・昨日の解放声明で安堵したのもつかの間、それが履行されないまま、いろんな情報が飛び交っているようです。
・イラク中部の都市ファルージャを中心に戦闘が激化しているようですが、4月5日から9日までの6日間だけで米兵40名を含め500名を越える死者が出ている、という報道もあります。
・TV画面では軍事評論家や中東専門家などが情勢分析に必至ですが、米当局は「テロリストの要求に屈することはない。小泉首相の判断は当然」と実にクールなコメントをしています。
・中東情勢はパレスチナでの新展開をも反映してさらに混沌としてきたようですが、一方で「911テロをも容認?したアメリカは"中東の混沌"を意識的につくり出している」という見方もあるようです。こうした状況を我が国の指導層はどのように分析し、どのように関わろうとしているのか本音を聞いてみたいものです。[2004.4.12 9:52]

2004/4/14

[Misgoverment]
・今朝の新潟日報一面は「イタリア人4人拘束」とあります。先ほどまで、頻発する"誘拐、拘束→軍の撤退要求"で混乱するイラク情勢を背景に行われたブッシュの記者会見の模様がNHKBSⅡで中継されていました。「イラク国民の自由を実現するまでアメリカ軍の撤退はない。引き続き、関係各国の協力は重要である」ことを結びに終了した会見の詳報はTVで見ていただきたいのですが、米ABCテレビ他各記者の質問が"イラク戦争はブッシュの失政"であることを前提になされていることに気づきました。
・このイラク戦争で何人の死者がでているのか?気になりインターネットで検索してみました。昨日も触れましたが、この4月4日以降の"6日間で880人死亡"という記事を目にしたからです。
・さすがにこの種の死亡数には正確なものはないようですが、NGO組織"IRAQ BODY COUNT"が世界各国の報道などから推計した数が配信されていて、Min-8865,Max-10715と表示されています。これは戦闘要員を除いた" イラク民間人"だけのもののようですが、阪神淡路大震災による死者6436人、911世界貿易センタービルテロによる死者3234人と並べてみてどのように感じられるでしょうか。
・3人の人質事件に関して国内では"報道管制"が敷かれたようです。またヨルダンのアンマンに滞在している我が国の外務副大臣は直接交渉のルートもないまま、アメリカの支援を待つだけ?のようです。
・一方、同じように拉致された中国人は既に解放されています。何故か?湾岸戦争以降、米主導の国連決議で13年間の経済制裁が続きました。この間日本は" それまで築いてきた一切のパイプを閉ざした"のに対し中国は"経済活動で培った人脈を保持してきた"これが解放交渉の糸口になった、との分析もあるようです。[2004.4.14 11:52]

2004/4/15

[Liberation]
・一時間ほど前、タイガースVSカープ戦観戦中画面上に「日本人人質3人が開放されたと、アルジャジーラが放映した」とのテロップが流れました。そして20数分後、イスラム聖職者協会事務所に保護された郡山さん、高頭さん、今井さん3名の無事な姿が映し出されました。
・"イタリア人人質4人のうち1名が殺害された"という報道が世界中にショックを与えていた最中だけに、御家族はようやく安堵したことでしょう。それにしても我が政府機関のなんと無力なことよ。
・一方、昨日誘拐された2人の日本人の安否はまだ不明のようですが、既に20ケ国近い国から誘拐、拉致被害がでているようで、国によってライク付けがなされ評価額?までついているとか。イラクでは何が起ころうとしてるのでしょうか?
・有効な対策を打ち出せないまま、ただ強がっているブッシュが自ら"悪の枢軸"と名指しした国・イランへ仲介を依頼した"というではありませんか。
・当初フセイン統治下で虐げられてきたシーア派を当て込んで暫定統治評議会を立ち上げたものの、クルド人を優遇し過ぎた暫定憲法がシーア派に受け入れられず、さらに若手のサドル(彼はフセイン統治下でもイラクに留まり活動してきた)という反米強行派の抵抗が激化。さらにこの抵抗運動がシーア派住民の支持を得、一部スンニ派をも巻き込みイラク全土へ広がりつつある、というのが背景にあるようです。その結果、アメリカ軍側からファルージャでの停戦を呼びかけ、さらにイランへの仲介要請となったようです。
・「テロには屈しない!」と言うけど、戦争を仕掛けるのは最悪のテロでは?イラクの人達の多くはそう思っていますよ。小泉さんはいつまでブッシュの"提灯持ち"を続けるんでしょうか。[2004.4.15 22:28]

2004/4/17

[Liberation Ⅱ]
・今夕刻、安田さん渡辺さんお二人が解放されました。聖職者協会事務所でのインタビューも放映されましたが「目隠しでの移動のため場所はわからない」「丁寧に扱ってもらい、食事もよかった」など髭の伸びきった精悍な顔つきで安田さんは語っていました。
・僕は今回誘拐された方々の親御さんに近い年齢なので"世間に気を使い、言葉を選びながら"記者へのインタビューに応じている姿に共感を覚えました。
・これで日本人は全員が解放されたことになりますが、彼ら5人は報道、イラク支援活動などに関わっている方々で"イラク人の痛みが分かる人たち"でした。これが解放に繋がったかどうかはまだ不明ですが、これが"復興事業を請け負った企業の従業員"でしたらどうだったでしょう?
・我が国内でも「勝手にイラクなんぞへ出かけて迷惑かけている」といった批判めいた声も上がっていたようですが、福田官房長官の会見など言外にそういったニュアンスを漂わせていましたよね。
・それから郡山さんや安田さんが現地で取材し、既に紙面に掲載済の記事を画面で見ましたが、読売、朝日、毎日などメジャー各紙は直接取材してるんでしょうか?危険な取材は全て、彼らのようなフリー・ライターやカメラマンにおんぶしてるんじゃないでしょうね?ちょっと気になります。[2004.4.17 19:10]

2004/4/19

[Aspersin]
・郡山さん、高遠さん、今井さんの3人が帰国。と同じに何故かバッシングの嵐とか。心配しながらマスコミを通じ世間に「御迷惑をおかけして済みません」と繰り返していた御家族から"キツイ"指導があったようです。
・世間の冷たい風ですが、冬山での遭難なんかのニュースを観ると僕なんかでも「はた迷惑な!」なんてついつい思ってしまうのと似てるのかもしれません。しかし"危険な状況を生み出したのは何(誰)か?"という根本問題を抜きに郡山さんたちを批判するのは公平を欠くように思います。
・前回も触れましたが、前線で取材にあたっているのはフリーのジャーナリストが主流のようですし、開戦当初アメリカのマスコミが米軍保護下での取材で"女性兵士の(でっち上げ)美談"を放映してしまったことなどを考えると「生のイラク戦争を伝えたい」と考えて行動するのはむしろ当然と思われるからです。
・僕のようにPCの前に座って"ブッシュへの憎まれ口を書いているだけ"の意気地なしと違って、高遠さんや今井さんは思ってることを実践してるんですから立派なものです。
・ただ戦地のことですから、自らの意思とは別に結果として多くの人達に危険が及ぶこともあるわけで、最大限の準備が必要なことは言うに及びません。ですから、気持ちの整理がつき次第、今回の出来事を世間に知らせて欲しいと僕もおもいます。[2004.4.19 18:38]

2004/4/27

[Own Responsibility]
・帰国した高遠さんなど3人及び家族に航空運賃など230万円余りの実費請求書が届いたようです。"人質になったこと"の"自己責任"の評価額なのでしょうが、何か釈然としません。
・この"自己責任"問題について、アメリカ、フランス、韓国など海外メディアの報道内容や日本駐在記者の感想なども紹介されていましたが、いづれも「日本の国策とは違うかもしれないが、危険を顧みず現地で活動していた人達が何故非難を浴びるのか理解できない」といった論調のようです。「3人は"ヒーロー or犯罪者"?」といった見出しもあったようです。
・"国民性"と言われてしまうと日本人として辛いものがありますが、僕は政治家にかなりの責任があるように思います。被害者家族が悲しみの余り「自衛隊撤退を叫んだ」ことに対し「勝手なことをしておいてなんだ!」という批判があがったことに政治責任者たちが便乗してしまった結果ではないでしょうか。小泉さんにしても福田さんにしても「勝手なことをしおって!」という本音が発言から滲み出ていましたから。
・そもそも民主主義というのは「国策への意見の相違があった場合でも、権力側は反対者の権利を命に代えても守る」というのが基本である筈です。我々が国策に沿ったことしかできなくなったとしたら、それこそフセイン政権下のイラクと同じではありませんか。
・そのイラク情勢ですが、戦火はますます広がりを見せ、スペイン軍などの撤退が現実化しているなか、アメリカは6月以降も米軍統治の継続及び権限拡大の方針を打ち出したようです。一方、米国内ではタブーとされていた戦死者搬送の模様が放映されたことから反戦気運が高まっているようで、そのなかでイラク派兵の増員、そして秋の大統領選を控えたブッシュは頭を抱えているようです。[2004.4.27 10:22]

2004/5/1

[EU]
・EU(欧州連合)は今日付けで新たに10ヶ国が加盟し25ヶ国体制になったことが新潟日報7面(何故か一面ではなく)に掲載されています。NHKBSⅠでも「大ヨーロッパ誕生」のタイトルで特集を組んでいます。
・これで「総人口約4億5千万人、域内GDP約9兆5百億ドル(約982兆円)とアメリカに匹敵する一大政治・経済圏となる」と紙面では説明されてますが、この数字が何を意味するのか僕にはわかりませんが、少なくとも"アメリカだけを神のように崇めたてる時代は終わった"と僕は思うのですが?
・今回の加盟10ヶ国はポーランド、チェコ、ハンガリーなど1991年のソビエト崩壊まで共産圏にあった国々が主で、第二次大戦以降の悲惨な歴史を経ての独立→EU加盟を本当に喜んでいる様が画面から伝わってきました。
・一方日報紙3面では安倍自民党幹事長のワシントンでの講演内容に触れています。「現行憲法では国家の安全を保てないことが明確になった」「(イラク戦争への支持と日米関係について)同盟の真髄だ」とし「多くの国民に支持を持って迎えられた」と説明。さらに憲法論議について「敗戦の呪縛からか"指一本触れてはいけない"というマインド・コントロールのようなもの」「こうした風潮は何としても打破していかなければならない」などなど。
・保守系シンクタンクAEIでの講演だったにせよ、ありもしない大量破壊兵器とテロとの戦いを口実にした大儀なき戦争政策を賛美し、これを機に自衛隊を正規の軍隊に祭り上げ海外派兵を正当化しようとするタカ派政治家・安倍氏の面目躍如、といったところでしょうか。
 それにしても"寛容と協調"をベースに大きな一歩を踏み出したEUの動きとは実に対照的な記事でした。[2004.5.1 23:23]

2004/5/4

[DAIMAJIN]
・今春5年ぶりに日本球界へ復帰した大魔人・佐々木のピッチングを今夜初めて見ました。勿論TVですが、横浜球場でのG戦、1点リードの九回裏2アウト、バッターはピンチ・ヒッター清原。「フォークで三振、見事なセーブ」という結果ではありましたが、渡米2、3年目のマリナーズ時代の球威は失せてしまったようです。でも、上手さと顔で好調横浜には頼もしい存在であることは確かなようでこのまま突っ走ってほしいものです。連休中のヨッシーさん、しっかり観戦した?
・それにしてもG軍の打線、顔ぶれ凄過ぎない?ローズ、高橋、ペタジーニ、江藤、阿部そしてベンチには清原、小久保とくればヤンキースなんてもんじゃない。元々カープ・ファンの僕には年ごとにベンチで腐っていく江藤を見るに忍びないのです。それとスラッガーとしての峠も過ぎてベンチのヤジ将軍の方が板についてきた清原。背負ってきた看板が大きかっただけに悲哀さえ感じてしまいます。
・"自軍のベンチで腐ってる分には少なくとも自軍の脅威とはならない"というのがG軍のトレード戦略らしいけど、球界にとっては大きな損失でしょう。でもこのままの方がアンチG党にとっては楽しみが大きいかもしれませんね。[2004.5.4 21:29]

2004/5/8

[TORTURE]
・先々週あたりから「拷問フォト」がメディアに取り上げられ、今更のように米軍が非難を浴びているようで、ブッシュもラムズフェルドも対応に苦慮してるようです。
・でもナチュラルに考えてみると、ついさっきまで殺し合いをしていた当事者の一方が捕虜になったからといって「紳士的に振舞え!」と言う方が無理、と僕なんか思ってしまうんですが?ベトナムのソンミ村虐殺事件を持ち出すまでもなく、兵士は好んで戦地に赴いたわけじゃなし、戦友を殺した敵に対し憎悪を抱かない方が不思議ですよ。
・結局、戦争を企画・管理している方々は、今になって世論の動向を多少気にしている風を装っていますが、この程度のことは"折込済み"でしょ。
・日本でも時の総理大臣が"靖国神社"を参拝するたびに訴訟が起きたり、アジアの各国から非難の声が上がったりするのは「No More War!」という願いからなんです。だからブッシュさん"自分は強い"からって戦争を始めちゃダメなんですよ。[2004.5.8 0:26]

2004/5/11

[PENSION/ANNUITY]
・"未納3兄弟"発言が災いして管さんが辞任しました。それにしても"国民皆保険"という誇る?べき制度が"少子化"と"未納・未加入"で崩壊寸前。
・でも国会議員がこれだけ"未納・未加入"だったとは驚きではありますが、制度欠陥と無関心の証明なんでしょうね。実は各言う私も退職後、年金には未加入で他人事ではないのです。
・我が家でもここ数年次女の国保料金を巡って、市の担当課から"未納督促"や"納めすぎ"の連絡を受けていました。と言うのも次女が就職→退職→再就職→ 退職→再々就職という状況だったことが原因で督促は「退職期間の国保料金の未納がある」というものでした。そして数ヶ月後就職し厚生年金に加入したことから、今度は「重複納付がありました」というものでした。
・こういう経験をした後でしたから、退職した私にも国保担当課から連絡があるものと思ってましたが、3年余りたった現在も市当局から連絡はありません。
・でもこうした"未納・未加入"で不利益を受けるのは受給者である自分自身ですから、これこそ"自己責任"ということなんでしょうね。
・蛇足ながら触れておきますが、税金など行政側の債権は私達の意思表示がなくとも行使されますが、年金や失業給付などの債務?は受給側の意思表示(請求手続き)がなければ履行されません。法律もそのように仕組まれているんです。無関心は"損"なんです。[2004.5.11 9:25]

2004/5/14

[OLYMPIC GAMES]
・ついさっき女子バレー・ボール・チームが韓国を破り4連勝、オリンピック行きを決めました。男女ともオリンピックへの道は閉ざされたものと思っていたこともあって、半ば醒めた目で見てましたがあれよあれよの4連勝。年甲斐もなく目頭が熱くなってしまいました。
・栗原、大山の19歳コンビは逞しくなりました。変わるんですね。国内のリーグ戦などでいつも感心するのは168cmの身長でエース・アタッカーをはってる高橋選手です。今回もスパイクでサーブでしっかり存在をアピールしていました。それにしても"スーパー"と名のつくセンター・プレイヤーの大友愛選手、プレイもさることながら素敵な方です。
・オリンピックといえば、聖火リレーたけなわ、といった時期ですが、建設が遅れている現地ギリシャの各施設は間に合うのでしょうか?
・話は変わりますが、米軍による捕虜への虐待・拷問に呼応するかたちでアメリカ人捕虜(?)の惨殺映像が放映されました。これは日本人を含む一連の"拉致 →解放"事件とは異質な事件のようです。「アルカイダが関わっている」という報道もあるようです。これでアメリカ国内で高まりつつあった"反戦"の機運が"好戦"へと移ったようです。
・米軍占領への素朴な反対運動・闘争の範疇であれば全世界的に支持を得られるでしょうが、"斬首して遺体を道に転がす"などという行為は私達にも受け入れ難いものです。
・テロ集団とイラク国民がどのような関わりをもっているのか定かではありませんが、こうした報復の名の元に連鎖が拡大することを憂慮するものです。[2004.5.14 21:58]

2004/5/19

[911°F]
・華氏911°はカンヌ映画祭で公開され絶賛を受けているマイケル・ムーア監督の新作のタイトルです。
・さっきNHK・BSⅠの経済最前線で一部が放映されましたが「911前日までの半年間ブッシュはその42%を休暇に当てていた」という説明がゴルフに興じるブッシュの姿と共に画面に流れています。そして番組のキャスターは「ブッシュとオサマ・ビン・ラディンの関係など、今までアメリカ人が知らなかった事実が取材映像により明らかになりそうです」と伝えています。
・ただ、この映画を製作したディズニー社は「政治的すぎる」理由から本国アメリカでの上映を拒否している、とも伝えています。今後、配給権を取得する配給会社が現れれば本国での上映もあるだろう、とも。
・コロンバインの高校で起こった銃乱射事件の取材を通じアメリカの銃社会を痛烈に批判した前作「ボウリング・フォー・コロンバイン」が本国でも評価を得ているだけに、多少の遅れはあっても公開は必至、と僕なんかは思っているのですが?
・因みに、ムーア監督は「大統領選までにアメリカ人に観て欲しい」と述べているようですが、それにしても、監督自ら取材に当たっており、作り物でないだけにその迫力は相当なものです。観るにはちょっとした勇気が必要かも?
[2004.5.19 0:01]

2004/5/20

[Demand]
・今日の午後、(株)○○債権管理組合なるところから「電子通信機器未納利用料金請求通告書」なるものが届きました。丁寧に社の?、担当者の携帯が①〜③まで書いてあります。
・これがWOWOWなどで注意を促していた「噂の架空請求書」と思いつつDocomoに問い合わせました。ところが、何回掛けても"生の声"が聞こえてきません。4、5回ほど試みたでしょうか、ようやく会話が成立。
・そして得たアドバイスは「まず、決して連絡しないこと。ほっといて次のアクションがあったら消費者センターか警察に相談してください」とのこと。
・初めてのことですが、不安なものです。だから、皆さんついつい指定?に連絡してしまうんでしょうね。明日はがきを持って警察に行こーっと![2004.5.20 23:22]

2004/5/26

[Take away]
・今朝、元気に職場へ向かう曽我さんの姿が画面に映し出されました。帰国した子供たちの様子を語る蓮池さんの姿とは対照的です。
・曽我さんの郷里・真野は我が女房の郷里でもあり、曽我さんは女房の何年か後輩にあたるようです。そんなこともあってジェンキス氏やお子さんたちの帰国にはことさら関心を持っていました。しかし"氏自ら帰国を拒む"という心痛む結果となりました。
・時あたかも"イラク戦線異常あり"というなかでは「脱走兵として軍事法廷へ」というアメリカの公式発表もやむを得ないところでしょうが、論評は別にしてP.小泉氏の"次の1手"に注目。
・イラク侵攻を敢行したブッシュから北朝鮮という国を見たとき"悪の枢軸"としての存在感はイラクより大きいのか、小さいのか?僕には判断し難いことですが、ただ「韓国、日本そして何より中国の存在が大きすぎて"軍事侵攻"は無理、そして石油という御馳走も見当たらない」といったところでしょうか。勿論仮にですが、ブッシュから"第2次朝鮮戦争"への協力を求められたらP.小泉氏は何と?「イラクはいいけど、北朝鮮は困る」と?
"Where have all the Justice gone?"[04.5.26 17:09]

2004/5/30

[At The Stage]
・今年初めて、5ケ月ぶりのライブでした。ステージに上がるまでの緊張感は一種快感ですね。何回やっても同じです。「これが"快感"と思えなくなったらライブ活動に終止符を!」と自らに言い聞かせているところです。
・お店のオーナーに「OK!」をもらって、津屋さんにポスターのデザインを依頼するところからライブの仕込みが始まります。約2ケ月前です。そして毎年足を運んでいただいている方々に手紙を書きます。
・こうした作業を進めつつ、新曲を2つ、3つとチョイス、これが最大の難関です。折角「これを!」と思っても歌詞が見つからなかったり、コードを取れなかったり、歌えこなせなかったりで投げ出してしまった曲も4、5曲あります。そして何とか新曲のメドがつくと、ライブ時間に合わせ選曲に入ります。概ね1時間で14曲選びリハを重ねる、といった具合。でもこの14曲が当日まで毎日のようにコロコロ変わります。曲順も決めて歌詞カードをファイルにセット、スタジオにPAもセット、本番さながらのスタイルでリハを2週間ほど。
・こうして本番を迎えるわけですが、予定どおり歌えたことはありません。ステージでくだらないオシャベリをしてしまうからです。この地元でのライブには女房が受付を担当してくれるんで助かるのですが、うっかりしたことは口に出来ません。あるステージで「ロックはU2、Hは週2!」と大声で叫んでしまいました。以来、これが我が家のノルマとして定着してしまいました。「口は災いの元」
お後がよろしいようで。
・最後にライブに足を運んでくださった方々、スタッフとして支えてくださった方々に心からお礼を申し上げます。来年も懲りずにお顔を見せてください。

2004/6/5

[Meat market]
・昨夕、電車を下り駅前商店街を歩くと「42年ものながきに渡り御愛顧いただきましたが、健康上の理由から閉店することになりました」という張り紙が目に入りました。
・閉店後シャッターが下りたままのお店が目に付くのは地方の街並の特徴なのかもしれませんが、我が街も御多聞にもれず「本屋さん」「呉服屋さん」「和菓子屋さん」など思いつくまま上げると切りがないほどです。
・「42年のながきにーーー」という張り紙は実はN肉屋さんのもので、つい数日前までは「都合により当分の間休ませていただきます」という内容でしたから、前を通るたびに「いつまで?」と再開を心待ちにしていました。
・何故この掲示が気になっていたか?というと、このお店のコロッケが美味くて、月に2、3回は立ち寄っていたからなんです。3人の子供たちが家にいた頃は「コロッケ10個とメンチ5個」と注文し、恥ずかしさを忍んでお店の前に並ぶことも珍しくありませんでした。
・このお店のオープンは僕が中学生の頃で、当時僕の家はこの近くでしたから、ちょっとお小遣いが残っていると学校帰りに立ち寄ってコロッケを立ち食い。開店間もなくお嫁さんが来てお店に出るようになったこともなんとなく覚えています。お袋から「コロッケ買ってきて」と言いつけられて喜んで走ったものです。因みに当時コロッケ一個いくらだったっけ?5円?10円?
・4時を過ぎた頃お店の前を通ると、揚げるばかりに整えられた小判型のコロッケがテーブルに並んでいます。そんな光景が今も目に浮かんできます。ちょっと淋しいな。

2004/6/19

[Yousui]
・明け方のちょっとした冷え込みが原因で、一昨日から夏風邪とやらに罹って37.4°の熱が。昨夜ようやく平熱近くまで下がり、今朝からは何とか平常どおりの生活に戻りましたが、その間寝室を自室へ移し、ソファー・ベッドで一人寝の開放感を味わいながら例によって大リーグ中継や"大菩薩峠"など映画を鑑賞しながら怠惰な時間を貪ることに相成った次第。
・そして今夕NHKBSⅠのワールド・ドキュメンタリーで中東の"アルジャジーラ放送"を取り上げているのを観て、現実に引き戻されてしまいました。
・1996年に中東カタールで開設されたこのアルジャジーラ放送は、911以降のアフガン、イラクと続くアメリカの戦争行為をイスラムの側から捕らえた映像を提供していることで我が国でも広く知られるようになりました。
・番組は、バグダッドの米軍広報官への直接取材、米メディアによる女性プロデューサーへのインタビュー、そしてスタッフのデスカッション風景などで構成されており、極端に言えば戦場映像までがファッション化?しつつある私達の側のメディア映像とは一味違う"アルジャジーラ"の放映姿勢にショックを受けました。おそらく再放送があると思われます。一見の価値あり!
・ここでやっと表題の"yousui"のことを。同じくNHKのBSⅡで「井上陽水・空想ハイウエイ」という番組があり、二つのことを発見。再放送だったようですから前に見た方もおられると思います。
・一つ目は彼がM.モンローのファンだったこと。何せ彼が"ロシアより愛を込めて"を歌ったんですから。御存知007シリーズ2作目、名作中の名作との評価も高い同名主題歌で今は亡きマット・モンローが歌っています。
・ビートルズ"Mr.Moonlight"が出たあたりですから1965年頃でしょうか、Dj小島正雄さんのラジオ番組"9500万人のポピュラー・リクエスト"を貪るように聞いたものです。
・僕もこの曲が好きで、歌いたくてCDを探しました。そして5年ほど前にようやく"映画音楽ベスト・セレクション全48曲"なるコンピュレーションCDを見つけましたが歌詞カードがなく弱ってました。ところが今日の番組では歌詞のテロップが流れてるではありませんか!
・二つ目は「陽水が"Taylor"のギターを弾いていた」ことで、ここ数年僕が拘っていたブランドでした。昨年偶然にも2本ロープライス・モデル(詳細はコレクション・サイトに)を見つけたのですが、彼が弾いていたのは900シリーズではないか?と思われます。でもネックのインレイがちょっと違うようです。どなたかチェックした方がいたらこっそり教えて下さい。[2004.6.19 23:11]

2004/6/29

[Puppet]
・今朝の報道はイラクの”主権移譲”がメインになっているようです。6月末の予定を2日繰り上げ移譲されたこの"主権"については懐疑的な見方も多く「秋の大統領選挙を睨んだブッシュ政権の焦りの現れ?」なのかも。
・この主権移譲により、昨年4月のフセイン政権崩壊以降、アメリカによる占領統治→連合国暫定当局(米主導/CPA)と続いた統治権限をイラク人に返すということになります。しかし、国際法上"主権"とは行政、外交、軍事に関する権限が"他国からの干渉を排除して行使される"ことを指すようですから、既に発足済みの各省庁に配置されたアメリカ人スタッフや今後設置される大使館員の数が3000人余りであること、さらにヤワル大統領、アルウィ首相などアメリカ側の都合で選出されたニュー・リダーの存在などを考えると、この主権移譲は"傀儡政権の誕生"と見る方が正しいようです。[2004.6.29 9:32]

コラム 2004年(7月8日〜12月13日)


Column 2004 7月〜

2004/7/8

[Someday's diary]
・梅雨も明けないうちにこの猛暑。特に熱帯夜が災いし寝不足が続きます。就寝前、一時間ほど冷房をかけてから床に付くのですが、冷房の苦手な僕は女房が寝入ったのを確かめ扇風機に切り替えてしまいます。今朝方などその扇風機のタイマーが切れるたびに暑さで目が醒め、寝つきの悪さも手伝って重度の睡眠不足。
・今朝は"家電廃棄の日"なので7時前に起床。コーヒー・メイカーのスイッチを入れてからコロ君の散歩から戻った女房と旧い乾燥機を車に積んで指定場所へ持ち込む。最近はこの種の収集時間が早く、まごまごしてると置いていかれるので寝坊は厳禁。
・今朝のTVでは曽我ひとみさんがジャカルタへ出立するため都内のホテルからバスに乗り込む様子が映し出されています。ジェンキンス氏の処遇は?二人のお嬢さんを含むこの御家族にとっての永住の地とは?
・洗濯物を干して部屋へ戻るとMLB中継が始まっています。今朝は久々のマリナーズ、トロントでのブルージェイズ戦です。いきなりイチローがセンター前へポテン・ヒットで出塁しますが後が続きません。それにしても、先週NYのサブウェイ・シリーズを観たあとなんで覇気のないことおびただしい。オールスター・ゲームへの出場が決まったイチローですが、毎日どんな気持ちでゲームに出ているんだろう?などと思っているうちにリリーフのマテオが満塁ホームランを打たれ3:8に。[2004.7.8 Am10:23]

2004/7/13

[Life]
・昨日の午後、選挙のこととか書かなきゃ、などと思いながら大リーグ中継を観ていると「さっきうちの倅が心筋梗塞で運ばれたんて」と叔父からの知らせを受けた。病院へ駆けつけると、ちょうどストレッチャーにのせられ手術室から病室へ戻るところ。
・医師や看護婦が病室を出入りするのを見ながら廊下で待つこと50分、病室に呼ばれた僕らに主治医は「心臓から3本の動脈が出てますが、大事な一本の付け根が詰まっていたんです。心臓停止もありましたが、蘇生させ、薬で血圧を上昇させるよう最善の処置をしている」と言う。さらに「危篤状態で、助かる確率は30%」といった趣旨のことを告げた。ベッドの回りには生命維持装置と数本の点滴スタンドが置かれ、それがベッドで横たわる彼の体から延びる無数のコードや管と繋がっている。
・彼は僕の母方の従兄弟で50歳をちょっと越えたところ。現役の放射線技師で身長は僕と同じ165cm、体重は76Kgで、標準より10Kg多い僕よりさらに6Kg超。そして喫煙者。
・翌朝(今朝)、洪水のあおりで一時間かかって病院へ着くと「何とか回復に向かっているようです」と彼の奥さんが言う。病室で計器を見ると、昨晩85程度だった血圧が140程度まで上がっている。しかし医師は「今は薬で安定させているが、危険な状態に変わりはない」と言う。
・一端家に戻り午後再び病院に向かったが国道8号線は大渋滞。2キロほど進むのに90分、黙視できる150m先まで渋滞が続く。ラジオでは信濃川を渡る橋々の通行止めを伝えている。僕は病院行きを断念し、国道を逆走帰宅することに。
・帰路、信濃川の土手を走ると既に河川敷の畑まで冠水していて、あと1、2mで越水する。既に五十嵐川や刈谷田川は決壊し、三条や見附の街は水浸しである。
・梅雨前線はまだ停滞中、明日までこの雨は続くという。いろんな事が一度に起こってしまう。これが人生なんでしょうか。[2004.7.13 21:59]

2004/7/25

[Summer in the City]
・もう十日以上もこのコラムに書いてなかったんですよね。皆さんのように被災地へボランティアに行ってるわけでもなく、従兄弟の様子見に川向こうの労災病院に通っているくらいなんですが、暑さによる睡眠不足は堪えます。
・今日のMLB、ヤンキース vs レッドソックス戦がさっき終了しましたがすっごい試合でした。11:10でボストンが九回裏、ビル・ミラーのサヨナラ2ランで勝ったのですが、打たれたのが守護神M.リベラ。今期NYは8回リードの試合は53勝負けなしでしたから、まだ8.5ゲーム差とはいえ後半に向け、ボストンの巻き返しを期待させるゲームでした。
・この試合3回表にA.ロドリゲスへのデッド・ボールを巡り乱闘が勃発、結局、ロドリゲスとボストンのキャッチャー・バリテックが退場処分になるというエキサイト・シーンがあり、フェンエイパークはいやが上にも盛り上がっていましたから、エンディングのサヨナラ・ホームランと併せ、ボストン・ファンとしては堪えられないゲームだったようです。
・それにしても日本のプロ野球は何処へ行くんでしょう?「赤字経営に合わせて身軽になる」ことが果たして再建策となるんでしょうか?
・ファンの一人として言わせてもらえば「放映権料などコミッショナー管理」とし「サラリー・キャップ制の導入で戦力の均衡を図る」そして可能なら「もう4チーム増やし、セ・パとも8チーム2デビジョン制としインター・リーグ(交流試合)を年間15試合程度実施する」ことを提起したいのですが、皆さんの御意見は?['04.7.25 13:08]

2004/8/04

[Summer in the CityⅡ]
・このコラムへの掲載間隔がだんだん長くなっていて、そのことがそれほど気にもならなくなってしまいました。暑さのせいばかりじゃないようで、自分でも怖くなります。
・イラクではキリスト教会までがテロのターゲットになってしまいましたが、この辺のニュースもそれほどの注目をあびなくなっているようですね。
・一方、アメリカ国内ではニューヨークやワシントンが自爆テロのターゲットになっている(その筋の確かな?情報による)ようで、武装した警官や兵士たちがものものしく立ち回っている姿が何度も放映されています。3年前にほっつき歩いたブロードウェイのタイムズスクエアあたりが画面にでてきますが、遥か昔のような気がします。
・アメリカといえば、M.ムーアの”華氏911”のヒットが話題になっていますが、田中宇氏の国際ニュース解説というサイトに「謀略をやっているのはムーアの方ではないか」という面白い見方が掲載されています。映画ではブッシュへの痛烈な批判が込められているのに対し、それを操ってきたネオ・コンへの切りこみが一切ないのは?など田中氏独特の切り口が展開されています。興味のある方は御一読を。
・昨今殺人事件の報道も珍しくなくなっていますが、今回の”兵庫県加古川市の7人惨殺事件”は身内による計画?殺人ということもあって、各局とも時間を割いて取り上げているようです。この”身内”というのが曲者で、僕なども年寄を抱えていて、ついつい「早く逝ってくれよ!」などと本音を漏らしてしまうこともあるくらいですから、事情こそ違っているようですが、身につまされる思いでニュースに見入ってしまいました。['04.8.4 0:48]

2004/8/10

[Recovery]
・早いものであの水害から一月ほどになりますが、その前日僕の従兄弟が心筋拘束で救急救命センターに搬送されたことを書きました。主治医から”助かる確率30%”と告げられたその従兄弟のNが奇跡的回復力を発揮、昨日はベッドに起きあがり会話を交わせるほどになっていました。
 意識のない体から伸びていた管やコードは一切取り払われ、ずっと付き添っていた奥様の姿も見えません。まだ顔色も悪く、伸び放題の髭面のまま「まだ、何があったか現実が飲みこめない」と話すNを見ながら、回復の喜びと奥方の御苦労への賛辞を噛み締めながら病室を辞去。
・僕は、といえば3日前から胸部?の痛みで筋トレもリハも休止中。部落の動員で慣れぬ草刈をしたせいなのか、ストレッチで捻ったのか原因が分からぬまま慢性の不眠症状態に陥っています。胸椎の軽い捻挫?と自己診断しているのですが?(こういう時「タバコが原因で肺がん?」などとは思わないものです)
・と言いつつ、だんだん痛みも和らいできたので今朝からギターを弾き始めました。もう直ぐ“和服でパーティー”のイヴェントが控えてますから、いつまでも愚図ってはいられません。
・それから9月24日、新潟BP2・ミランでのライブが本決まりとなり、ポスターのプリントも依頼したところです。お盆明けにはチケットの販売開始ですから、皆さん今から時間を取っておいてくださるよう、よろしく。
 それにしても”動くインフォ”見ていただけました?T氏の労作ですが、カッコいいねー!['04.8.10 16:57]

2004/8/20

[Typhoon]
・お盆も過ぎて「いよいよ秋風の季節」と思いきや35度を越える猛暑。お陰で保冷剤を濡れタオルに入れそれを首に巻いて犬の散歩。そして、さっき夜半を過ぎたころから風が出てきました。家の回りのものが飛んでいる音がします。台風15号が佐渡沖を通過中なんでしょう。
 それにしてもこの台風15号、朝鮮半島から日本海経由ですが、こんなのあり?ですか?
 でもこれが本当の”裏日本”って奴ですね。意味わかります?
・お盆に帰省した遠方の仲間、それに呼応して集まってくれた仲間たちとの大宴会が終わり、僕のお盆も終わりました。普段お酒など飲まない僕も「このときだけは!」と痛飲。翌朝、空き缶や焼酎のボトルをかたずけながら”行く夏”と二日酔いをしみじみ味わいました。
・さっきまでオリンピックの女子柔道を観てました。やりましたね!!!阿武選手(アンノと読むんだそうです)。あの井上選手が脱落した後だっただけに感激もひとしお。前の試合で2試合分もやっちゃったのに、きっちり一本勝ちで金、は立派でした。それにしても”日本女性の強さ”だけが目に付いちゃいますね。悔しいけど。
・そういえば夕べ、入院中の従兄弟のM子奥様からハガキが届きました。「ようやく歩行訓練ができるようになり、近々退院のメドも付きそうです」とあります。病室からのものでした。既に一月余りが経ってしまいましたが、その間、昼夜の付き添いや家のことなど彼女の苦労は並大抵のことじゃなかったはず。頭が下がります。でも、自分のケアーも忘れずに、リハビリなどまだ先は長いから。[2004.8.20 01:51]

2004/8/20

[Hit by a pitch]
・うっかりしてましたが、昨日MLBに関して気になるニュースが。そう、イチローへの死球攻撃?です。アウェイのマリナーズ、KCロイヤルズ戦2打席めのこと。148kmのストレートがイチローの側頭部を直撃、暫く立ち上がれないイチローと駆けつけるトレーナーやチームメイトの姿が画面に。
・今朝のニュースでは”脳震盪”との診断が公表されましたが、4シーズン連続200本安打というMLB記録を目前にしてるだけに気になります。投球を見た限り”故意の死球”としか思えません。調子のいいバッターの近めを攻めるのは常識の範囲ですが、これは”ぶつけに行った”ものと思われます。なぜなら”右投の投手が左バッターに投げたもの”だからで、所謂”抜けた球”ではありません。強いて言えば”引っかかった”ということになりますが、絵を見る限りピッチャーは狙ってましたね。
・イチローは次の試合(雨で流れましたが)を欠場。大事に至らなければいいのですが。そして次々と記録を塗り替えるイチロー(日本人選手)への排他性の発露でなければいいのですが?
「MLB見たさに仕事を辞めた」といっていい僕にとっては見過ごせない事件でしたから、ついつい書いてしまいました。[2004.8.20 10:14]

2004/8/29

[Autumn wind]
・記録に王手をかけてからちょっと足踏みしたイチローですが、ホームランで決めてくれました。ひっとすると年間最多記録更新も?
・アテネも大詰めにきて、ドーピング問題で揺れているようですが、あまり報道されないアテネもあります。それは閉会式に出席が予定されていたアメリカのパウェル国務長官がここへ来て取りやめた、というニュースです。これはアテネでもアメリカのイラク侵攻に対する抗議デモが続いていたことが大きいようです。
・さらにブッシュの発言。アメリカ国内の集会で「(サッカーでの)イラクの活躍は民主化がもたらしたもの」と大見得を切ったのです。ところがイラクの選手は「ここでゲームに出ていなければ、国で反米闘争に加わっていた」と語っています。[2004.8.29 8:56]

2004/8/30

[Closing]
・なんだかんだ言いながらオリンピックを楽しんでしまいました。昨夜は男子バレーボール決勝ブラジルvsイタリア戦をTV観戦しブラジルの強さを実感。そして最後のイヴェント、男子マラソンを。でも15Km過ぎあたりまで観て床についたのですが寝つけないまま起きだし再びTV観戦。
・トップは早々スパートしたブラジルのリマ、日本の油谷選手は6、7位あたりか。それにしてもアテネのコースは坂・坂・坂、それがゴール近くまで続きます。
・ところがトップを走るリマ選手にアクシデント。スカートにベレー帽の人物が路肩から飛び出しリマ選手を掴んで歩道へ押し出そうとしました。スカート男は観客に取り押さえられリマ選手は再び走り始めます。しかし、精神的動揺と強制的に拘束された体はリズムを狂わされ、下りに入って追い上げてきたイタリア、アメリカの2選手にとうとう抜かれてしまいました。しかし彼は堂々の3位、銅メダル。ブラジルではマラソン初メダルなんだそうですが立派でしたね。それにしても、あのスカートをはいたアホはなんじゃ!!!
・マラソンという”走る”という(僕の最も苦手な)行為を2時間余りも続けた皆様に心から敬意を表します。日本は5、6位入賞、すばらしいじゃないですか!!!
・オリンピックに現(うつつ)を抜かしていたのは僕だけじゃなかったようです。我が国のリーダーK氏も?
 なんたって沖縄の米軍ヘリ墜落調査拒否に対し、現地へ飛んで米軍と交渉するどころか、メダル受賞者へ御挨拶。
[2004.8.30 10:12]

2004/8/31

[Family]
・今、台風16号が佐渡沖を通過中で、家の回りでもゴー・ゴー鳴っています。つい10日ほど前の15号のときも同じようなことを書いてますが、今回は夜半じゃなく昼前ですから緊張感は薄らいでいるかも。ただ、我が家の縁側で3匹を子育中の猫家族がいるので、それが気がかりといえば気がかりなんです。
・オリンピックついでに、この2週間あまりの報道のなかで感銘を受けた光景があります。女子レスリングで優勝を期待されながら3位・銅メダルに終わった浜口選手が準決勝で勝った直後の表情です。
・彼女は悪びれるどころか、胸を張ってインタビューに答えていました。男子柔道で井上選手がショックのあまり復活戦でも勝てなかったのと対照的でしたから。
・それと彼女の親父さんの存在ですよね。オリンピックが近くなってからというもの、この親(父)子の話題がブラウン管に登場しなかった日はないくらいでした。彼は御承知のようにプロレスラー・アニマル浜口として一斉を風靡した方です。でも僕には「一方的にスパルタ教育を押しつける変哲な親父」くらいにしか見えませんでした。
 でもそんな考えが一変したのは、冒頭で触れたように彼女が準決勝敗退→銅メダル獲得の直後「よくがんばった、今すぐ抱きしめてやりたいくらい!」と語った表情を見てからです。喜怒哀楽をストレートに表現し伝え合える親子に嫉妬心さえ感じたほど。
・彼は僕と同年輩?それに僕にも似たような年頃の娘と息子がいますから、過剰反応してしまったのかもしれませんが、ともかく親子関係について多大な問題提起をしていただいたことに拍手を!!!!!
 といっても僕はスパルタ教育を賛美してるわけじゃないんですよ。そこんとこよろしく。[2004.8.31.10:34]

2004/9/1

[MLB]
・オリンピック開催の間TV中継がなかったMLBですが、残り試合は30余り、いよいよ大詰めに入ります。イチローの安打記録が気になりますが、まずは久々に観るNYヤンキース。地元ヤンキースタジアムへインディアンズを迎えて先発はもっかエース的存在のバスケス。しかし1回から3回まで毎回3失点でKO 降板。リリーフ陣もメッタ打ちを食らい「0:22」の大敗。
・インディアンズの先発ウェストブルックの好投が光ったゲームでしたが、これはヤンキースの歴史の中でも最多点差更新の完封負け。MLBの記録でも1900年以来のタイ記録なんだそうです。僕にとって嬉しいVTRゲットとなった次第。後半戦に入って勝率が落ちてきたヤンキースですが、この日ボストンが勝ったことでゲーム差は3.5となり地区優勝に赤信号?
・一方、チームは首位と27ゲーム差で最下位マリナーズのイチローですが、今日はトロントへ飛んでのブルージェイズ戦。さっきのニュースによればまたまた3本打ったようで、8月のヒットはこれで56本(通算212本)。1972年以降という注釈付きですがA.ロドリゲスの記録を塗り替えたようです。あとはシスラー選手の年間257本という記録を越えて欲しいものです。
 フレー!フレー!イチロー!!! [2004.9.1.12:04]

2004/9/6

[HUYU・SONA]
・「猟奇的な彼女」という韓国映画をとうとう観ました僕も。結構前に韓国で大ヒットした映画でしたから、先月あたりから衛星放送で放映してたのは知ってたんですが、なんとなく踏ん切りが着かなかったんです。「たかが映画でしょ!」と笑わないで下さい。当世”冬ソナ”とか”ヨンさま”とかブーム真っ盛りじゃないですか。でも僕らの年代の男には言いようのない”罪悪感”みたいなものがあるんですよ、韓国(や北朝鮮)に対し。
・僕は特に虐めっ子じゃなかったけど、近所に済んでいた同級生の子を年上の子供たちが、何かあると「○○人、○○人!!!」とはやし立てるんです。何かしら嫌な思いをしながら僕もその輪の中に入っていた記憶があるんです。だから理屈はともかく韓国映画をまともに観る勇気がなかったんですよ。 
・冬ソナはともかく、この「猟奇的な彼女」は素敵な映画でしたね。コメディー仕立ての純愛物でハッピー・エンドですから言うことなし!!!
 それにしても、女性の強さ、純粋さ、狡さ(賢さ)をこんな風にシンプルに描いた映画は初めて観たような気がします。それから、女優さん綺麗ですね。
・女性の強さ、といえばロシアの北オセチア共和国で起きた学校を占拠してのテロ事件、悲惨な結果になりましたね。チェチェン独立派とアルカイダなど国際テロ組織が関与してる、という報道ですがチェチェン紛争で夫や子供たちを殺された母親など女性が多く含まれていた、とも伝えています。また、キリスト教とイスラムとの対決?とも聞きます。
・ブッシュが共和党大会の最終日に「どんな手を使ってでもアメリカを守る!」と演説し喝采を浴びていたようですが、テロのエスカレートがこのブッシュを応援する結果にならなければいいのですが?[2004.9.6.22:53]

2004/9/8

[MLB]
・残り試合が30を切った大リーグですが、久々ドジャース野茂の話題を。今日はダイアモンドバックスを迎えてのホーム・ゲームに先発し4:2とリードして7回マウンドを降りました。その裏、R.ベンチュラが自身通算18本目となるグランド・スラムを放ち、8回裏まで8:2とリードしてます。これで3ヶ月ぶりとなる野茂の4勝目が見えてきました。この4勝、LAのエースとしては物足りない数字ではありますが、ジャイアンツに3ゲームの首位にいるドジャースとしては地区優勝→プレーオフを考えたときに貴重なエース復活といえるでしょう。
・それにしてもR.ベンチュラの満塁ホームラン18本はゲーリックの23本、マレーの19本に次いで歴代3位(マカビーの18本とタイ)となりますが、僕の好きな選手だっただけにゲーリックを超えて欲しいものです。
・野球と言えば日本のプロ野球、今日午後のオーナー会議次第でスト突入が避けられない状況とか。ジャイアンツとタイガースを除けば赤字経営といわれていますが、損得勘定だけで合併を考えて欲しくないものです。
・個々のチームの企業としての経営も大事でしょうがプロ野球という文化を維持・拡充するため、オーナー会議を超越した”プロ野球機構”を充実させる必要があるように思います。放映権料を機構に帰属させるなど財政面でも独立し、不遇なチームへの援助や新球団創設へのフォローなどが可能な実質権限が必要と僕は考えています。
・それとオーナー側が「選手ごときが!」という態度をあらため、選手会側と率直に話し合うことで当面ストを回避することです。結果として今の球団数を維持することが困難と判断された場合に、セ・パ両リーグのチーム再編成や交流試合など積極策を取り入れることだと思います。
・僕なんかは偏向傾向のある野球ファンと言えるかもしれませんが、今のままでは大リーグのパワー・プレイにも高校野球のピュアなプレーにも勝てません。このゴタゴタをきっかけに、プロ野球の脱皮を願って止みません。
[2004.9.8 14:45]

2004/9/11

[a folk singer]
・1年半ぶりの新潟ライブまで2週間を切ったのにチケットの売れ行きが芳しくありません。若干落ち込みながらテレビを観ると「陽水・空想ハイウェイ Act2」の再放送が始まるところでした。先月、後半だけしか観れなかったので慌ててVTRをセットしてから90分、自分なりの感慨にふけりながら今観終わったところです。
・この番組、ホストである陽水に、高田渡、三上寛、加川良、友部正人そして先輩格の小室等を加えた6人が30年ぶりに一同に会し「なんで歌い始めたのか?」など語り合う、というもの。前回「なぜこのメンツか?拓郎は?」が疑問でしたが、冒頭「30年前の反戦フォークのツアーに加わったメンバー」ということで納得。因みに陽水はアンドレ・カンドレという注釈着きの補欠参加だったようです。
・僕が最も興味を惹かれたのは高田渡さん。彼は加茂にも2回ほど来ている筈ですが、残念ながら僕は観ていないのです。当時加茂駅裏にあったライブ喫茶に出演したのですが、階下の大ちゃんという飲み屋(幼馴染の大ちゃんがやっていたんです)で飲み過ぎ、ステージで寝こんでしまった、とかの武勇伝を後で大ちゃんから聞いていました。
・3月、高円寺のショウ・ボートというライブ・ハウスで中川イサトを聴いたのですが、ここでも高田氏の話題が出ていて、中川氏がバックを努めた際に「紹介と全く別の唄を歌い始め、ギターの弾きようがなかった」とか言ってましたから。
・僕が彼の唄をはじめて聴いたのは中津川フォーク・ジャンボリーのライブ盤で「自転車に乗って」という唄が印象に残っています。彼によれば「別に誰(ディランなど)に影響されたわけじゃなく、小学4年生の頃からいろいろ書いていた」といいます。因みに、見かけとは別に僕なんかより2、3才若く、あの悟りきった仙人的風貌と詩作と唄いぶりは驚嘆に値します。ついでながら60歳の小室氏を別にすると5人のなかでは陽水が56歳で最高齢らしい。
・「同年代を生き、似たような唄を歌っていた筈なのに、若くして名を成した彼らと僕との違いは?」と、ふと考えてしまいました。彼らは「日本語に拘り、自分の唄を歌ってきた」ということでしょうか。勿論”タレントの有無”という決定的な要素を棚に上げてのことですが。
 この辺のことは、整理してまた書いてみたいと思っています。[2004.9.11 22:23]

2004/9/17

[Scheme]
・5日ぶりにコラムへのアップ・システムが復旧したので旧聞ではありますが、いくつか書きたいと思います。
・先週パウエル国務長官が上院公聴会で「イラクでの大量破壊兵器発見は困難」と証言しましたが、これを裏付けるように、ゴスCIA次期長官が「CIAに重大過失があった」旨を証言しました。これで闇雲にイラク侵攻を強行したブッシュ政権の欺瞞性が白眉に晒されたわけですが、依然彼は「アメリカへの脅威に対しては、迷わず力を行使する」といきまいているようです。
・開戦から一年半、この間一万人を越える民間人を殺し、結果、この悲惨さの数だけテロリストを生み出すことにつながるわけですから、むしろアメリカへの脅威は拡大することになります。そしてこの論理でイラン、さらに北朝鮮
へ対応することになるんでしょうか?
・その朝鮮半島でも何やら雲行きが怪しくなってきました。「北朝鮮できのこ雲、核実験か?」という報道があった直後、その情報をいち早く伝えた韓国で今度は核開発疑惑。この核開発疑惑をネタに北朝鮮は予定されていた六ヶ国協議をキャンセル。今度はパウエル国長官が「北朝鮮のキノコ雲は、水力発電所建設のための爆破によるもの」と北朝鮮発表をあっさり肯定。いったいどうなってるんでしょうか?
・話しは変わりますが、日本プロ野球選手会がストを決行しました。一部、ファンや球界OBと称する方々の苦言はあったようですが、大方このストに支持が集まっているようです。僕もこの勇気ある決断に賛辞を送る一人ですが、選手会が今後をどのように展望しているのかイマイチ不安が残ります。
・伝言板にも書きましたが、これまで球団は「社の宣伝媒体であり、所有物」として扱われてきました。ですから、人気のないチーム、すなわち宣伝媒体として価値がないチームは赤字を重ね、その重みで親会社が耐えきれず見放す、ということを繰り返してきたわけです。
・このストによりオーナー側が譲歩し、新規参入を認め来期もセ・パ各6チームで行くことになったと仮定した場合、果たして「赤字に耐えかねる球団」が出ないのでしょうか?続々と名乗りをあげる企業・スポンサーがあるんでしょうか?
・勿論「ライブ・ドアや楽天の活躍如何」ということになるのでしょうが、不可欠なのはチームが社の宣伝媒体・所有物から脱却することです。この辺は、悔しいけどアメリカ大リーグやサッカー・Jリーグのシステムを学ぶべきではないでしょうか。
・「地域密着型チームに/ファンもスポンサー」「スポンサーから独立したコミッションをつくり、TV放映権料など一部収入をプールし、弱小球団を援助できるシステムをつくる」そして選手側も「サラリー・キャップ制度を受け入れる」ことなど避けて通れないのでは?
・そして近い将来、大リーグは勿論、キューバ、韓国、台湾などのリーグを含めたワールド・シリーズを是非実現して欲しいものす。[2004.9.19 17:29]

2004/9/26

[On the stage]
・昨夜はミランでのライブ。新潟でのソロ・ライブはスワン以来1年7ケ月ぶり、それに新潟の人気スポット、ビルボード・プレイス2にあるスポーツ・カフェ・ミランが会場でしたから少なからずプレッシャーがありました。
・ステージングは勿論「チケットが売れるのか?」といった不安を抱えつつくそ暑い夏を過ごしてたわけです。そして当日4時前愛車に楽器やPAなどを積みこんで黒水を出た途端、黒雲に促されるように雨が降り始めました。
・5時少し前思いのほか早くBP2着。ビルの裏階段を使って機材を運び入れ、マスターやスタッフと打ち合わせ。お客さんは高校生のグループが2、3組。6時にセッティングを始めましたが雨はますます激しくなり、信濃川を見渡せる広い窓に雨足がへばりついています。マイクをチェックしながら思わず「こんな雨んなか、お客さん来てくれるんかな?」弱音が漏れます。
・7時過ぎサウンド・チェックも終わり、店を出てロビーで一服。フロアはレストラン街で洒落たお店が並んでいます。ミランの2軒手前のお店は貸切らしく受けつけテーブルが置いてあり、若者達が絶え間なく入っていきますがライブ会場へ足を向けるお客は皆無。
・内心少々焦りながらお店のカウンターで極薄のバーボン水割りをいただきながらお客さんを待ちます。そして7時15分”客人第一号”が。村上から駆けつけてくれた友人はびしょ濡れの顔を上げて「駅から歩いてきたんさ」。
・これで僕のハートは真っ赤に。予定より15分遅れのスタート、100分余りのステージは10時少し前にクロージング。何時も通りサポートしてくれたツッペさんの運転で11時過ぎ黒水に着きメールをチェックすると5、6人の仲間を連れてライブに来てくれた長男のTから「仲間もみんなすっごくよかった、と言ってる。次のライブが決まったら連絡ください」というメールが。そしてツッペさんと熱いコーヒーを飲んで、ミラン・ライブはクロージング。
・最後に、20年ぶりの奥様を伴って顔をみせてくれた仕事仲間、加茂から電車で来てくれたJ嬢とそのBF、このライブをプラニングし県庁をかけ回ってくれたT氏、いつも励ましてくれる音楽仲間、貴重な時間を提供してくれたミランのマスターとスタッフ、そして貴重な若者をいっぱい連れてきてくれた長男Tに心から感謝を。みなさんありがとうございました。次回は長岡・郭公です。
[2004.9.26 0:12]

2004/10/2

[257]
・ついさっきイチローが257本目のヒットを打っちゃいました。テキサスの先発はドリース、これまでイチローが5割近いアヴェレージを残してきたピッチャーですが、4球目を打ったボールがサード横を抜けていったときのセイフコ・フィールドの歓声はいきなり最高潮。
・ファースト・ベースに立ったイチローに一塁手のタシエラが祝福を送ります。ウィンのヒットで二塁ベースに立つとセカンド、ショートの両ヤングからもさりげなく祝福の声がかかります。こんな光景を目にした僕の目頭はすっかり熱くなってしまいました。
・今シーズン、既に30ゲームほどの差を付けられ優勝争いから脱落したマリナーズですが、ここ終盤にきて上位3チーム相手に好ゲームを展開しています。そして今日からテキサス相手の3連戦を最後にレギュラー・シーズンはクローズ。なおア・リーグ(ナ・リーグもですが)西地区の優勝の行方は最終戦までもつれ込みそうですね。
・イチローはこのゲームでおそらく年間新記録258本を達成するとことになると思いますが、世界中の野球ファンと共に彼の偉業をしっかり見届けたいと思います。[2004.10.2 11:50]

2004/10/7

[Murder]
・広島?大分?どこで起きたか分からないほど似たような殺人事件のニュースが日常化しています。子供からお年寄まで加害者になったり被害者になったり、って感じです。
・でもよく考えてみると、パレスチナではここ1日、2日で80人も殺されているんです。前にも触れましたがイラクではこの18ケ月で民間人だけでも1万数千人死んでるんです。でも日本でニュースになるのは目を負傷し、日本で治療した男の子のことだけです。
・おそらく神様(僕は無神論者ではありますが)は「殺し合う」というDNAを人間という動物にセットしたんでしょうね。でなければ地球そのものを壊してしまいそうだから。
・プレイ・オフ始まりましたね、日本でもアメリカでも。ヤンキースはツインズのサンタナに捻られてしまいました。このミネソタ・ツインズ、つい3、4年前にはお荷物球団で身売り話が出ていたチームですが、以後、ア・リーグ中部地区でずっと首位を維持しています。財政的には恵まれない球団ですから、ファームで育てた選手を中心にした守りが売りのチームです。特にセンターのT.ハンターの好守はピカ一。できれば去年の鉄を踏むことなくヤンキースに2勝、3勝してリーグ・チャンピオンシップへ駒を進めて欲しいものです。[2004.10.07 0:59]

2004/10/8

[Incident]
・NHK、BSⅠの「世界のリポート」で先月北オセチア共和国で起きたテロによる学校占拠事件を取り上げていました。僕も「見なきゃ!」という思いと「辛すぎる、止めておこう」という思いが交差するなか、歯を食いしばって最後まで見ました。
・リポートによれば、第一次、二次チェチェン紛争の結果、先鋭化した独立派はテロという手段を選ばざるを得ない状況に負いこまれている、という現実があるようです。それに隣国との境界紛争、国際テロ組織の流入、そして前回の劇場占拠事件以降さらに中央集権化の強化を目論むロシア・プーチン政権への牽制が背景にあるようです。
・それにしても、新学期の式典に集まっていた1000人以上の子供やその父兄を人質に取ったテロ集団、体育館のバスケット・ボールのゴールとゴールを爆弾の点火装置で結び、黒い未亡人は腰にダイナマイトを巻き、目無し帽をかぶり完全武装した兵士が銃で子供たちを脅す映像(武装集団が撮影)には後に起こる悲劇を予感させる悲壮感が充満しています。
・そして三日目の朝、射殺されたまま放置された人質を引き取りに行くのを合図に、悲劇の幕が開きました。1000人余りの人質のうち300人以上が亡くなり、うち半数以上が子供たち。リポートは生き残った子供や母親の証言で綴られていきます。最後に「これを契機に、地方の首長を選挙制→大統領の任命制に移行する法改正」をプーチン大統領が進めている、という解説が入ります。
・前に、チェチェン紛争でロシア軍に子供や家族を殺された女性たちが”黒い未亡人”というテロ集団を形成している、という報道がありましたが、今回のテロに二人が加わっていたようです。そして「子供たちを人質に取ったことに抗議したことで、集団によって爆死させられた」(未確認情報ながら)というコメントが。
・アメリカ(&イスライル)と中東、ロシアとコーカサス地方、にみる「権力 vs テロ」という抗争の図式はどこまで拡大するのでしょうか。昨晩このコラムに書いたように「DNAのなせる所業」として諦めるしかないのでしょうか? [2004.10.8 23:54]

2004/10/11

[TOKYO]
・9日の土曜日に上京し今夕戻りました。7ヶ月ぶりの東京でしたが、台風22号の直撃を受けるなど雨にたたられた3日間でもありました。さらに2年続いた代々木"My back pages"でのライブも途切れ、ちょっと淋しい秋となりました。
・でもしっかり「無駄金」を使ってきましたよ。と言ってもギター・コレへの追加はなし。台風に煽られ早々に切り上げましたよ、御茶ノ水は。
・予報に反し翌朝も雨模様でしたが、幡ヶ谷から120円の地下鉄料金をケチって西新宿まで歩きました。いつも寄っていたスター・バックでコーヒー・タイムを、と思ったのもつかの間、もうコーヒー・ショップはなく店舗改装中。やむなく東口へ回り新宿3町目の広い交差点角にあるドトールの二階席へ。ここでちょっとした、心温まる出会いがあったのですが、詳細は略すことに。
・この日は立川でながしま氏のライブがあるんで、一日中央線沿線を散策しようと新宿駅から中央快速電車で吉祥寺へ。昨春、曼荼羅というライブ・ハウスに来てますから大まかな地理は覚えていたのですが、今回は映画館を探すのですから、結局アーケード内にある観光案内に立ち寄りマップを貰い、親切な叔母さんに「映画館はどっちに?」と尋ねることに。
・今話題のM.スコセッシが監修したブルース・ムービーのシリーズをなんとか観たかったのです。「ピアノ・ブルース」(C.イーストウッドが監督し、自らリポーターを勤めています)と「RED,WHITE BLUES」は先月wowowで観てますので、できたらスコセッシ自身が監督したシリーズを狙っていました。そしてみつけましたよ2軒目で。しかし「今夜8時から一回のみ上映、6時に整理券を」と張り紙が。残念。
・そして観たのが"Twisted"アシュレー・ジャッド主演のハード・ボイルド・サスペンス。SFを舞台にした警察物ですが、年齢は別にして「可憐な」という形容詞が似合う数少ないハリウッド女優である彼女がハードな殺人課刑事を演じます。そして共演はサミュエルLジャクソンにアンディ・ガルシア。面白くない筈はありません。ガルシアの存在感が思いのほか薄かったのを除けば不満はありません。とにかく彼女の変身振りに注目を!!!
・映画評論?になってしまいましたが、この映画の後、興奮を押さえつつ立川へ。米軍キャンプがある街ですよね立川は。初めての街でしたが6時にはしっかりライブ・ハウスへたどり着き、4バンドほど縦乗りロックを聞き、予定時間になってもながしま氏の姿が見えません。テーブルに出演予定表があったのでこっそりみると、ながしま氏の出番に→が。そう、入れ替えがあったのです。5、60人ほどでしょうか、既に満杯のホールは酸欠状態。耐えきれず外に出たところでながしま氏とベースの玲ちゃんとばったり。二人には「悪いけど帰るわ」と告げ、僕はそのまま立川駅へ。そしてコイン・ロッカーに荷物を残したまま快速電車に飛び乗ってしまったのです。(後日談あり)
・東京最終日も雨。ホテルが無料でサービスしている朝食をいただいてからチェック・アウト。そして幡ヶ谷→新宿→東京→長岡→加茂へと乗り継いで御帰還。明日からまた主夫業に精を出そうか、と思っています。[04.10.11 23:54]

2004/10/18

[Play off]
・大リーグの(勿論、日本でも)プレイオフが佳境に入ってます。ア・リーグではヤンキースがレッドソックス相手に3連勝し、あと1勝でワールド・シリーズ進出です。そして今日のフェンエイ・パークでの第4戦、レッド・ソックスは後がありません。
・A.ロドリゲスの2ラン・ホームランで先制したヤンキース、5回に逆転を許しますが7回に再逆転し4:3とリード。しかし9回裏、あのM.リベラが同点を許し延長戦に入ります。そして12回裏、4番オルティーズがサヨナラ2ラン・ホームラン。レッドソックスがようやく1勝したわけですが、フェンエイパークでは最終戦となる明日、シリングの怪我で繰り上げ登板するP.マルチネスの奮起が期待されます。それにしても松井の活躍はすごいですね。
・一方ナ・リーグでは今日の4戦目をアストロズが勝ち2:2のタイに持ちこみました。これで明日どちらが勝ってもカーディナルスのホームへ移っての決戦が見れるわけです。
・それにしてもレギュラー・シーズンでは見る機会の少ないこの両チーム、魅力いっぱいのチームです。カーディナルスには”プホールズ”という「三冠王に一番近い男」と評されている24歳の若手スラーッガーがいます。アストロズには”バーグマン”、そしてプレイオフに入って既に8本(ボンズとタイ記録)のホームランを打っている”ベルトラン”と、二人の若手スラッガーがいます。どちらのチームがワールド・シリーズへ駒を進めることになるかわかりませんが、ヤンキース?も苦労すること必至。とにかく楽しみです。[2004.10.18 21:24]

2004/10/19

[Sayonara games]
・たった今フェンエイパークのゲームが終わりました。連夜のサヨナラ・ゲーム、ヒーローは又もオルティーズ。延長14回裏2アウトランナー1、2塁、マウンドにはヤンキース7人目のロアイザ。ヤンキースの外野陣は深めに守ります。そしてカウント2:2からオルティーズの打球はセンター前に落ち、センカンドからデーモンがホームイン、これで5:4。蛇足ながらリーグ・チャンピオンシップでの延長14回、試合時間5時間50分は新記録?
・レッドソックスは連夜のサヨナラ勝ちで2勝3敗となり明日ヤンキー・スタジアムに再び乗りこむことになったわけですが、ボストンの先発は初戦登板で足を痛めているシリングが、NYはJ.リーバーが先発マウンドに立つことになりそうです。
・大リーグ史上、3連敗から4連勝した記録はないそうですが、明日ボストンが勝つことになったら「もしかして?」という期待を抱かせる昨日今日のゲームでした。
・ところで、大リーグには「引き分け」というルールがありません。決着が着くまで日付が変わっても試合は続きます。そして翌日(当日?)ダブルヘッダーなどという過酷なケースもあるようです。
・レギュラー・シーズンは162試合(日本は135?)プレイオフで最長19試合になりますから、ワールドシリーズに進出したチームは年間180試合以上になります。無理に試合数を増やす必要はないと思いますが、日本でもせめて「引き分け」というルールは削除して欲しいものです。 [2004.10.19 12:56]

2004/10/20

[3:3]
・さきほどヤンキースタジアムのゲームが終わりました。レッドソックスが4:2で逃げ切り、3連敗のあと3連勝でタイに持ちこみ明日の最終戦に縺れ込むことになりました。
・ボストンは4回、不調で9番に下がったベルホーンの3ランホームランなどで4点を先取、7、8回に1点づつ取られましたが最後は6ゲーム中5ゲームで投げているクローザーのキース・フォークが9回裏2点差を守りきっての3連勝。
・初戦で右足の甲を痛めていた先発シリングが7回までB.ウィリアムスのホームランによる1失点で凌いだことが大きかったわけですが、アップで映し出された彼の右足は治療後のサポーターなどでパンパンに膨らんでいて、血が滲み出ているよう見えます。
・カーディナルスに3連勝し、逆転で王手をかけたアストロズのクレメンスは42歳。そしてシリングも40歳ですが、スピード・ボールを中心にしたピッチングは驚異的です。元々頑強な肉体をさらに鍛えあげた結果なんでしょうが、日々のコントロールは僕達の想像を超えるものがあるのでしょう。
・一方、先日リタイアした41歳のメジャー・リーガーが心不全で亡くなっており、昨シーズンも試合後ロッカー・ルームで急死した若手選手もいます。これら死亡例から、大リーグでも「薬物使用」がクローズ・アップされているようです。先般のギッリシャ・オリンピックではドーピング疑惑によるメダル剥奪が続きましたが、大リーグでは黒人スラッガーだったストロヴェリー選手が麻薬使用により追放された事例はあるようですが、ステロイド剤など「薬物使用」疑惑については、現在まだ水面下にあります。
・アメリカでは高齢?にもかかわらず活躍する選手に対する評価が日本では考えられないほど高いものがあります。一昨年リタイアしたボルチモアのカル・リプケン選手などその好例で、連続試合出場記録では日本の衣笠選手も大リーグで高い評価を受けています。
・日本では若くしてリタイア、あとは解説者に変身するケースが多いようですが、NHKBSⅠの大リーグ中継解説者の大半はクレメンスやシリングより若いでしょう。今、日本のプロ野球は激動期を迎えていますが、この辺も重要なファクターになるんじゃないでしょうか。老婆(爺)心ながら。[2004.10.20 14:14]

2004/10/21

[No.23]
・ア・リーグのチャンピオン・シップ7戦が始まりました。1回表いきなりオルティーズが2ラン・ホームラン。そして、たった今2回表先発ブラウンから変わったバスケスがこれまで当たってなかったトップ・バッターのデーモンにグランドスラムを浴び0:6でボストンがリードしています。なお、ボストンの先発は中2日のD.ロウ。
・台風23号は今朝茨城県から太平洋に抜けたようですが、この一晩で死者・行方不明者が70名。今年発生した23の台風のうち10コが日本へ上陸したということで、これは過去最高で、この間の死者・不明者も160人を越えているそうです。
・我が家へお出で下さった方はお分かりでしょうが、裏は杉山で山際にへばりつくように家が建っています。ですから雨が続くと、ニュース画面でよく見るような土砂崩れが気になります。
・そして今春家に一番接近している壁面にクラックが走っているのを見つけ、以後、大雨の後デジカメでそのクラックを撮り始めました。高さ4、5mの崖で下部2mほどは岩盤状の固い体積層です。
・撮影のたび「クラックが広がっていないか?清水が噴出していないか?」気にしながら見ているのですが、どうも気になり、先月とうとう市の建設課へ連絡し経緯を話して現場を見てもらいました。結果は「確かにクラックはあるが、これが崩落するかどうかは判断できない」「仮にこれを補修するといっても公費でやることはできない」ということでした。
・そうなんです、災害工事は起きないと施工できないのです。自分の命と財産は自分で守るしかないのです。当分は裏山の御機嫌を損ねないよう監視を続けるしかないようです。おーっと、ヤンキースが1点返したようです。[2004.10.21 10:44]

2004/10/22

[World series]
・ナ・リーグのチャンピオンシップ最終戦でセントルイスがヒューストンを破りワールドシリーズへの切符を手に入れました。ヒューストンの先発はクレメンス。引退を前提にヤンキース退団後、故郷のヒューストンでの復活を期しレギュラーシーズン20勝、このシリーズに入ってからカーディナル戦に勝っています。
・試合は2:1とヒューストンがリードして迎えた6回裏、PHのセデーニョがヒット、1番ウォマックがバントで2塁に送ります。そして迎えたプホールズがタイムリー、2:2の同点です。さらに4番ローレンがライナーでレフト・スタンドに飛び込む2ラン・ホームラン。これで勝負あり。8回裏にもバントを絡め1点もぎ取って3点差とし、最後はクロ−ザーのイズリンハウゼンが完璧に押さえゲームセット、5:2でセントルイスの勝利。
・この試合最も印象に残ったのは、6回裏ローレンに逆転HRを喫したクレメンスが気を取り直して3アウトを取ったあと、肩を落としてダグアウトへ戻る姿です。ひょっとすると来シーズン彼の勇姿が見れないかもしれないからです。
・今週土曜日(日本では日曜朝)ボストンのフェンエイパークでワールドシリーズがスタートします。投のシリング、マルチネスの2枚看板とオルティーズ、ラミレスを中心にした強力打線が売り物のボストン。一方、セントルイスも2番ウォーカー、3番プホールズ、4番ローレン、5番エドモンドと続く打線はボストンに負けていません。ただ、下位打線はちょっと見劣りするようです。
・ピッチング・スタッフではネイム・バリューでボストンに一歩譲りますが、プレイオフで見せた徹底的に低めをつくピッチングは安定感があり、ローテーション4投手はいずれもレギュラー・シーズンで二桁勝っています。そしてカーディナルスの一番の強みは何と言っても堅い守備で、プレイオフでエラーのなかった唯一のチームです。
・こうして考えてくると僕の結論は「4:3でセントルイスの勝ち」となるのですが?どうでしょう。(勿論、ボストンが勝って、バンビーノの呪いを解いて欲しいのですが!!!)[2004.10.22 22:29]

2004/10/26

[Earthquake/Japan for America]
・あの激震から4日目の夜です。余震への恐怖と寒さが被災者を苛んでいます。全国から救援物資が届きボランティアの若者達が活躍を始めたようです。我が家でも、転居間もない長岡市で3日間の避難生活をおくった次女が昼頃帰宅、一息ついたところです。
・激震が走ったのは土曜日の日没後でした。その日僕は例のブルース・ムービー「Feel like going home」を観に新潟へ出かけました。実は前週も出かけたのですが、昼過ぎの上映に間に合わず出直したんです。だから二列車早い電車に飛び乗って昼前にはBPに着きました。ところが限定上映のこの種の映画、今週は上映開始時間が9:40に繰り上がっていて、結局この日も空振り。「サイトで確認しなかった俺が悪い」と言い聞かせながら古町までウォーキング、スワンのママさんとJASLACのことなどダベッて2:18の快速電車で帰還。コロ君の散歩があるので夜の上映まで待つわけにいかなかったのです。
・「観そこなった」という傷心を抱えながらコロ君との散歩を終え、洗濯物を取り込んでから彼らの食事の支度に取りかかります。そして食事を配り終えると6時ちょっと前。土曜日でしたから早々にキッチンを女房に明渡し、二階のリビングで「心地よい一服を!」とソファー・ベッドに寝転がりました。
・ところが、いきなり背後からビデオ・テープが降ってきて、家が動き出しました。テープと格闘しながら本棚を押さえつつ、顔はTV画面に。地震情報のテロップを待ちましたが「新潟県中越地方で震度6強の地震が」と流れるまで2、30秒あったでしょうか、その時間の長かったこと。
・比較的感度の鈍い(物事に動揺しない、という意味で)女房にもシッカリ伝わったようで「お父さん、地震、地震!!!」と叫んでいます。折りから来ていた長女の二人の息子は恐怖の余りハイになっているようです。
・とりあえず、猫たちを含め家族の無事を確認した僕は、隣接するスタジオに向かいます。「楽器、アンプ、スピーカーは倒れてしまったろうな?」と半ば覚悟を決めてドアをあけました。ところがいつもどおりの位置にアンプ類は積み上げられてあり、CDラックもしっかり立っています。以上が地震前と直後20分ほどの僕の行動です。
・そして今朝、いつものようにTV3ch「特だね!」を観ると小倉さんが「アメリカ政府から見舞金が届いたようです。5万ドル、500万円ちょっとでしょうか」と。そして彼の口は開いたまま閉じることがありませんでした。アメリカからの貴重なお見舞いに感謝?[2004.10.26 23:48]

2004/10/30

[Aftermath]
・ようやく一週間が過ぎました。外は雨ですが、幸い気温はそれほど下がってはいないようです。今日一日、こっちでは体感できる揺れはなかったようです。
・今朝も、奇跡的に助かった男の子の救出劇が繰り返し流されていたようですが、正直見るのは辛いですね。あの日僕も午後からNHKの画面にくぎ付けになっていました。2時前だったでしょうか「3人の心音が確認できたようです。3人は生存してる模様です!」というアナウンサーの言葉を聞いたように思ったんですが、あれは何だったんでしょう?
・もし、直前まで生存していたとしたら、想像を絶する恐怖としか言えません。閉所恐怖症の僕は土砂災害のシーンを見るたびに「あの土砂の中に埋まったら?」という恐怖に駆られ、そして直ぐその思考を停止します。想像するだけで息苦しくなってしまうからです。
・もう数十年前になりますが、日航機墜落で少女一人が救出されたことがありました。今報道に接しあの事故を想起された方も多かったんじゃないかと思います。あのときの少女がその後どのように生きたか、僕などには知りようがありませんが、今回救出された男の子の回復とその後の人生を暖かく静かに見守って上げて欲しい、と切に願うばかりです。そして、単身赴任中に妻と長女を失った御主人には言葉のかけようもありませんが「お二人の分もしっかり生きて欲しい」と願っています。[204.10.30 22:56]

2004/11/1

[Devastated area]
・思わぬ好天に誘われるまま長岡市まで行きました。前夜、市のHPで被災状況などを確認したのですが、まだ数千人の方々が各地の避難所へ分散しているようです。
・車で行く勇気はないので先週開通したJRに飛び乗りました。一時倒壊の危険が伝えられた長岡駅には多数の利用客が行き交っています。駅構内のテナント店の多くが営業を再開しており、駅前の大手スーパーIYDも営業しています。その脇を通り抜け、郭公さんの前に立ちました。
・階段を上りお店に入るとマスターもママも忙しく立ち働いています。「いつ再開したの?」声をかけると「先週末から、やれる時は開いてるの」とママ。ライブはキャンセルになりましたが、お店もスタッフも復活、何よりです。
・いつものブレンド・コーヒーをいただいてから中央病院まで歩きました。病院勤務時代の友人が検診センターに勤務しており、ライブのキャンペーン?で地震の前日に立ち寄ったばかりです。地震後はなかなか連絡が取れませんでしたが運良く彼は在室、会うなり彼は「いやーひどいねー、昨日まで家の片付けで大変だったよ。昨日から家で寝たけど、子供は親戚にあづけたまま」と。
・病院に隣接するセレモニー会館の駐車場には自衛隊員が炊き出しをしています。あの国防色(古いね!)の車と迷彩色の制服に出会った途端に被災地であることを実感しました。
・長岡勤務の頃によく通ったラーメン屋さんに寄ると「営業中」の札が下がっています。暖簾をくぐり「大変だったでしょう!」と声をかけると「まあ、昨日から再開しましたよ」とロック・ファンである御主人(店名は永吉ラーメン)の疲れた声が。ここのラージャン麺は絶品。当時「週に2回が限度」と誓いを立てたくらいですから、是非お立ち寄りを。
・7年間通った庁舎に向け歩き始めましたが、歩道に立っている電柱が僅かに傾いていて、接地部を見ると路面と電柱の間に隙間が見えます。そして大手高校前には富山TV,福井TV,東日本TVなどマスコミ各社の車両が横付け。グラウンド奥には自衛隊のトラックが20台ほど整然と並んでいます。ここには山古志村から避難された方々が滞在しています。降雪期を迎える今、村民の方々の今後が気にかかります。
・駅前から徒歩25分、庁舎に着いて玄関前に立つとロータリーに30cmほどの段差が出来ています。元々は田んぼでしたから陥没したんでしょう。庁舎内には災害に伴う県のコントロール・センターなどが設けられているせいか人の出入りも多く、各事務所共多忙を極めています。時節柄僕など長居はできません。ライブをサポートしてくれた友人達の無事を見極め早々に辞去しました。
・最後に一句「迷彩服に、出会って被災地実感し」[2004.11.1 17:21]

2004/11/10

[How you doing ?]
・特別被害を受けたわけじゃないけど余震のたびにびくついている毎日。一昨日の午前11時16分、この時期には珍しいほどの日差しを浴びながら駅前を歩いていました。いきなり「ゴー」という音と共に地面が動き、電柱が大きく揺れケーブルがユサユサ。僕は慌ててアーケードの下に駆け込み、見知らぬ方と「結構大きかったですね、今の」と言葉を交わします。落ち着いたところで車でスーパーへ。ところがここでも「ユサユサ」。以後の予定を中止し帰宅したのですが、この日は5、6回余震があったとか。
・震源地も余震のたびに移動しているようですし、震源の深さも変動しています。川口町から越路町へ、守門村から栄町へと震源地が我が町へ近づいているようで、どこからともなく「今度は三条、加茂あたりらろかね?」との声が聞こえてきます。
・そんななか音楽仲間から「被災支援のCDを創ろうと思うんだけど参加を」というメール。「可能な限り協力するよ」と、企画してくれたことへのお礼を添えてメールを返しましたが、長岡のバンドからのものだっただけに嬉しいお誘い。なんとか成功させたいものです。
・今週末は長野・白馬へ行きます。道路も雪も大丈夫そうです。長岡がキャンセルになっただけに「多少無理でも歌いたかった」というのが正直な気持ち。週末の天候は下り坂ですが、御主人によれば「雪は2000mあたりまでだから、日中は普通タイヤでもOK」とのこと。それから今日、柏崎のKさんのお店からもオファーがありました。嬉しいお話です。[2004.11.10 21:53]

2004/11

[Silence]
・ここ数年我が家が賑わうことなどなかったので、葬儀中の活気が特別のもののように思えましたが、初七日を終えてそれも途絶え元の静寂が戻ってきました。特に「淋しい」とは思いませんが「あれは何だったのか?」とついつい懐かしくなります。
・15年前の母のときは、そこに至る経緯に危ないものがあっただけに人並みのショックも感じていて、葬儀のあと洗面台の前に立ってみて白髪が増えているのに驚きました。ですから今回は「Take it easy!」と自らに言い聞かせ、流れに身を任せることを心がけました。
・あとで「いい葬式だったね」と友人が言ってくれたし、僕も「滞りなく葬儀も済み」と挨拶しました。しかし現実は「滞りなく」どころか滞りっぱなしでした。火葬場からお斎会場へ向かうバスに乗り込む参列者のなかに、席の用意のない方の顔を発見してしまったのです。これをどう繕ったのかは御想像にお任せします。
・読経が続く中、喪主席の僕はといえば、頭をたれ時折俯いてみたり深刻げな表情を装っていましたが実は「喪主の挨拶」を練っていました。「話すこと」自体は組合活動時代のオルグで鍛えられましたから苦にならないのですが、父のことを余りに知らないので正直困りました。
・そして式の最中、伊丹十三監督の「お葬式」のシーンを思い出したりしていました。郵便配達員に扮した井上陽水が小高い丘の上にある家を訪ねるシーンです。そして棺桶を代わる代わる除きこむシーン、これは仏さまの側からカメラを向けた絵でしたが「父親からはあんな風に見えたのかな?」なんて考えたり、可笑しいですね。その伊丹さんも今は天国。惜しい方を失いましたよね、日本映画界は。
・話しが反れましたね、でも本当のことなんです。ついでに言うとセレモニー会館での葬儀は初めて(勿論、我が家の葬儀で)だったので「費用が高くつくんだろうな!」などと超現実的な思考にも耽っていました。「香典返しは幾らくらいから?」とか「預金などの相続手続きも面倒くさそうだし」とか、とにかく喪主になると事後のことがやたら負担に思えてきます。
・そして最後に「今度の我が家の葬儀があるとすると、俺はあの棺のなか?」という動かし難い現実に気づき、正気に戻ったのです。とにかく初七日を終え、市役所や社会保険事務所などを回っている今日この頃ですが「早くボリュームを上げてジャズを聴きたい」と願っています。
 最後に葬儀に際し寄せられた皆さまからの御厚情に心から感謝申し上げたいと思います。

2004/12/6

[Coming soon!]
・父の葬儀などのため延期してもらっていたが、中越地震被災者支援を目的にCD製作にチャレンジしているビートニクのメンバー3人が週末、我がスタジオを訪ねてくれた。 案の定、迷った末40分遅れの到着。初めてお出でいただく方で迷わずたどり着くケースは皆無。それも日没後だから当然のこと。ともかく” 孤島”を訪ねていただいたことにまず感謝したい。
・この企画の概要はメールを受けていたので「オリジナル曲を持たないことから演奏での参加はできないこと」「それ以外の協力は惜しまない」という返信だけはしておいたものの、こういう経験は皆無だったから年甲斐もなく「はて、俺に何ができる?」という不安もちょっぴり。
・呼びかけに応え音源を送ってくれたバンドが9つ。中に寺泊のMOBの名も。「俺の知ってるバンドはこれだけ?」嬉しさと淋しさとが交差する。「こんなときは恥も外聞も捨てて参加してよ!」と、手前のことは棚に上げての独り言。
・この企画、ビートニクでGを弾いてる彼の発案で、PCを駆使してのCD化も彼が担当するとか。「とにかく突っ走ってよ!」というのが僕の結論だったが、クリスマスの頃までに商品化することになるので、この界隈の音楽ファンは、是非、お買い上げという形で御参加を。
 なお、価格(予定)は¥1000で経費を除く¥700を支援金として贈りたい、とのこと。あとは”音”次第というところでしょうか。[2004.12.6 23:18]

2004/12/13

[GLOBAL HEART'S]
・「グローバル・ハーツ」これが中越地震被災者支援を目的に製作されたコンピレーションCDのタイトルです。どう訳せばいいのかな?僕の電子辞書ではまず「球形の」という形容詞と出てきました。
・今夕、長岡までこのCDを取りにでかけ、今聴きながらこれを書いています。洋楽に拘り続け、こういう音楽を買ってまで聴くことのなかった僕が、被災者支援に燃える若者達の熱意に押されるように50枚のCDを引き受けたのですが、なかなかのもんです。
・このCDには9チームが参加しています。使用した録音機材やスタジオなど不明ですが、おそらくそれぞれの練習場でセルフ・レコーディングしたものと思われ、必ずしも音質は「GOOD!」ではありませんが、結構いい曲揃ってますよ。「RED HOUSE」を思わせるブルージーな曲「きなせやベイビー」など、ジミヘンやA.リーを想起させるギター・プレイはききもの。
・などなど各曲を紹介できるほど聴き込んでないのでこの辺で終わりますが、是非皆さん「被災者支援」という目的だけでなく、彼らの楽曲、演奏を楽しんでいただけたらありがたいのですが、そこんとこよろしくお願いします。

[Confession]
・先週末のトリビュートJ.Lで今年のライブは全て終了。“I'll be back"のイントロでリフを外してしまいました。何時ものこと?もう30年以上も弾いていて、リハでは上手く弾けてたのに。といいつつ大きな破綻もなく出来はソコソコだったと思うけど、心の中に何がしかを引き摺っていたようで心底楽しめなかったのも事実。
 またどこかから「ちっとも進歩がないね!」なんて声が聞こえてきそうだけど、現実だからしょうがないか。
・告白したかったのはライブのことじゃなくて「今、市内の、とある和菓子屋さんの”プリン”にハマッてる」ことなんです。一個158円、見掛けはともかくコクがあって美味いんです。近隣の洋・和菓子屋さんをかなり回って食してみましたが、このプリンに叶うお店はありません。
 ただプリンに500円も払う気にはなれず、せいぜい300円が最高価格でしたが。
・先日そのプラスティック製カップが100個ほど溜まり、捨てるのも惜しいので恥を偲んでお店に届けました。これは勇気の要ることですよ皆さん。この種のものがリサイクルに馴染むのかどうか定かではありませんが、後日お店に立ち寄った際「プリン製作担当者が喜んでいましたよ!」と声をかけていただき、内心ホッとしました。
 来年のシティー・ライブにその製作担当者を御招待しようかな?10個入りの箱を手土産に来てくれるかな?
・問題はここからなんです。既報の通り僕は糖尿病のキャリアで、毎月の検査結果(A-1c)が7.0前後を行ったり来りしています。合併症を引き起こす可能性のあるボーダー・ラインが6.5(Or6.0)といわれていますから、正直怖いんです。でもこのプリンの誘惑から抜け出せないんです。これは女房には内緒です。[2004.12.13 23:10]

コラム 2005年(1月1日〜12月31日)


Column 2005

2005/1/1

[Happy New year!]
・また新しい年を迎えました。言葉通り”Happy”な年になればいいのですがどうなんでしょう。新潟の地震報道が減ってきた頃に届いたインド洋沿岸の津波のニュース。死者が10万人を超え、イラク戦争の死者に匹敵する数になるようです。
・僕は、といえば年賀欠礼ということもあって気分的にはのんびりした元旦の朝で、TV画面にはニューイヤー駅伝の中継が流れています。地震後、子猫の病気で長岡へ戻れないでいる次女はバイトで出勤。
・元旦というと思い出すことがあります。僕が高校を出て県立病院に勤務したばかりの頃のこと。もう37、8年前になりますが、当時は急患受付などのため職員が交代で当直していました。ですから年末年始は、小遣稼ぎもあって独身者が引き受けることが多く、僕もその任にあたっていました。
・S42年の正月だったと思いますが、その頃病院併設の看護学院のバレーボールのコーチをやっていて、その中に好きな娘がいました。大晦日の当直空け新年早々その娘を我が家のお正月に招待したのです。
・新年の朝9時頃僕等は連れたって病院から駅近くの家まで20分ほど歩きました。ところが玄関は鍵がかかっていて開きません。脇へ回ってみましたが、こっちも入れる場所がありません。冷や汗をかきながら「開けてよ!」とドンドン叩いても中から反応はありません。
・30分ほどの苦闘のあと、彼女にかける言葉もないまま歩いて病院まで。当時、今のように元旦早々開いてるお店もなく、僕の折角の初デートは無残な結果とあいなりました。因みにその彼女とはそれっきり、以後家庭に対する僕の嫌悪感が一挙に増幅したのは言うまでもありません。
・今年もそんなほろ苦い事件を思い出しながら新年を迎えたわけですが、ともあれこれ以上”地球の御機嫌を”損ねないよう自らの生活を見直す必要に迫られそうですね。
[2005.1.1 11:23]

2005/1/5

[Sorrow]
・父の49日を前に、一番若い猫チャイ君が逝ってしまいました。次女が新潟勤務の折り、駐車場に捨てられていた彼を連れてきたのが10ケ月ほど前。ちび太君が死んだ直後だったこともあって、次女は自分の部屋で共に寝起きしていました。昨秋長岡へ移った直後の避難所暮らしも一緒でした。
・とりあえず実家へ戻ってから避妊手術のため受診した際コロナ・ウィルスに罹患してることを告げられた次女は帰宅するなり「チャイは長く生きられないかもしれない」と言いながら泣いていました。あれから2ケ月ほど経ちますが、お腹に水が溜まりパンパンに膨れあがり、昨日などもう歩けないほどでした。
・彼らと付き合い始めてもう15年ほどでしょうか、今も家に8匹、外に4匹が暮らしています。捨てられ迷い込んできた彼らにしてやれることには限界があります。とにかく現実と向き合うしかないのですが、悲しいことに変わりありません。「津波による死者が15万人を超える」という報道が続く折り「たかが猫一匹」と笑われるかもしれませんが我が家にとっては悲しい出来事なんです[2005.1.5 23:55]

2005/1/25

[Show time!]
・「Show time!」これはM.バッファーと人気を二分するリングアナウンサー、ジミー・レノンJrの所謂決り文句という奴で、この言葉がぴったり当てはまるのがイラク戦争におけるアメリカのメディア報道だったようです。
・久々にこの課題に触れる気になったのはNHKBSⅠのドキュメンタリー番組「検証・イラク戦争報道」に触発されたからです。ここでは「9.11以降メディアが率先して開戦気運を形成していったこと」「バグダッドでのフセイン像引き倒しは米軍がプロデュースしたものだったこと」「ホテルへの戦車砲撃により記者が殺害されたのは、米軍統制に従わないフリー・ジャーナリスト達への見せしめだったこと」などがジャーナリストの証言やVTRにより明らかにされていました。また再放送があると思うので、是非皆さんに見て欲しいのですが。
・今晩になってあのNHK会長の辞任報道が流れてました。僕なんか音楽、スポーツそして政治面でもむしろ民放よりNHKに好きな番組が多いので「会長辞任劇」や「放送自粛問題を巡る朝日新聞との論争(というより政治家のメディア干渉)」に注目してました。でも、この会長交代で何かが変わるんでしょうか?
・話しはイラクに戻りますが、もうすぐ選挙ですね。でもこのまま進んでいいんでしょうか?「君たちのために戦争までして民主化してやったんだ!」というブッシュの主張をうやむやにしたままでいいんでしょうか?[2005.1.25 23:49]

2005/2/28

[ACADEMY AWARD]
・今年のアカデミー・アウォード(第77回)が先ほど始まりました。ハウスハズバンドの特権を行使しWOWOW
の生中継を観ているわけです。
・今年の総合司会は黒人コメディアンで毒舌が売り物のクリス・ロック。早速オープニング・トークでブッシュ政権が創り出した70兆ドルを超える財政赤字を皮肉っていたようです。
・ブッシュ批判といえば、2年前このコラムにも書きましたが「ボウリング・フォー・コロンバイン」で受賞したM.ムーアがステージで「ブッシュよ恥を知れ!」とやって拍手とブーイングが入り混じった会場の反応を得たことが思い出されます。ただ、このセレモニーでの政治的発言はタブーとされているようですが、これは協会の意向が反映されてのこと、だとか。
・最初の美術賞に続いて早くも助演男優賞の発表。僕はこれを注目していました。あのM.フリーマンがミリオンダラー・ベイビーでノミネイトされていたからです。そして結果は彼が5回目のノミネイトで初受賞。僕なんかキャストに彼の名前を見付けると必ず録画、ってくらいファンですから「やったぜベイビー!」ってところでしょうか。
・外に昨年6月に急逝したソウル界の巨星・レイ・チャールズの伝記映画が話題になっていますが、この映画でレイを演じたJ.フォックスが主演男優賞と、T.クルーズ主演の「コラテラル」で助演男優賞でもノミネイトされていて、初のダブル受賞が注目されていました。前記にとおりダブルはなりませんでしたが主演男優賞は固いところ。
・外にも見所はあるようですが、何せノミネイトされている映画を1本も観てもいない僕がどうのこうの言ってもしょうがないようです。ただ、既に上映されている「レイ」の評判は上々ようで、友人の何人かが「あれは観ておかないと!」と熱く語っていましたから。ともあれ映画ファンは夜のニュースをお楽しみに。[2005.2.28 11:43]

2005/3/15

[UNION]
・現役組、リタイア組を問わず公務員として生きてきたものにとって耳の痛いニュースが続いています。年金問題を背景にした社会保険庁の「労働協約問題」と大阪市役所における「職員厚遇問題」です。
・ただ僕が気になるのはこうした「犯罪」とまで指摘されている事柄に対し「労働組合が発言しない」ことです。さらにその労組からの支援(あるいは丸抱えさえ)を受けながら議員を国会に送っている政党がきちんと説明責任を果たさないことです。
・不況時の役人叩きは今に始まったことではありません。僕なんかが労働運動に関わってきた’60年代後半〜’70年代半ばまでは「役人の薄給」が世間相場でしたから、違法とされる公務員ストまでして人事院勧告の完全実施を求めたことにも、世間から一定の同情がありました。
・しかし地方財政の破綻が表沙汰になった’70年代後半、そしてバブル崩壊から大企業から零細業までリストラ→解雇が日常化した’90年代に至ると公務員は「重い荷物」とみなされ、ことあるごとに批判の的とされてきました。この間、労働組合は(その労働者階級に支えらてきた筈の政党は)何をしてきたのでしょうか?
・もはやその気配さえ無くなった感のある労働組合が抱える最大の誤りは「自らの労働の価値を高める努力」を怠ってきたことです。社会保険庁におけるパソコンに関する労働協約(一回40分以上従事しない、など)が報道バラエティー番組で嘲笑の対象になっていましたが、これは「反合理化闘争」と称し極端に言うと「できるだけ仕事をしないで高賃金を得る」ことを最優先してきた結果なのです。
・僕は17年間、公立病院に勤務し労働運動にも関わってきましたがその間貴重な経験をしてきました。その辺のことも折を見て書きたいと思います。[2005.3.15 10:18]

2005/4/1

[A day in Daily life]
・ようやく雪国にも春の兆しを感じる日々がやってきたようです。しかし日差しのある日中は別にして、まだまだストーブは放せません。そんなある日僕は数ヶ月振りに路線バスに乗りこんで買い物に出かけました。
・と言うのも、日曜出勤した女房が車をぶつけてしまって僕の愛車を乗って行ってしまったからです。「10万円前後の修理代、なんのための休日出勤?」と、出かけた言葉をグッと飲み込んではみたものの、僕の気持ちは治まりません。だって女房の休日を待って遠出(といっても新潟へでかける程度ですが)する予定を立てている家事手伝いの身分にとって女房の休日は貴重なんですから。その上僕の車まで取り上げられちゃったんですから。
・僕の家は田舎で市街地まで6Km余りありますから車は生活必需品。ついでに昔話をすると、我が家がこの地へ転居してきた33年前は家の前を電車が走っていました。その(蒲原)鉄道も20年ほど前に廃線となり、以後路線バスが走っていたのですが、それも利用者減により朝晩の通勤通学時間帯を除き廃止となりました。しかし過疎化と老齢世帯化が進む山間地ゆえ、市民バスがその隙間を埋めるように走り始めているのが現状なのです。
・話しを戻しますが、JR加茂駅までの所要時間は約20分で運賃は340円。いつも僕は市街地に入ったところで下車し、加茂川沿いに展開する商店街を懐かしさを噛み締めながら歩くのですが、この日も昼前、街外れの若宮町という橋の上にある停留所で下車。チケットNOを確かめ料金表を見ると280円とあります。「これで60円浮いた!」などと思いながら、背中にはリュック、肩には小物の入ったショルダーを下げて駅前商店街まで20分余りのウォーキングです。途中、銀行やスーパーを回りバス停で帰路のバス時間を確かめてから馴染みのコーヒー・ショップへ立ち寄ります。
・車レスの日々も4日目、この日も同様のパターンで、バッグに入れたケーキが潰れないか?気にしながらコーヒー・ショップを出た僕は「駅前が13:38だから、この辺だと13:40か?」などと案内版をみながらバス停を一つ、また一つ踏破。そして気がつくともう昼前に下車した街外れまで来ていましたがバス時間まで10分以上もあります。僕はさらに2箇所のバス停を歩き越し、結局この日は駅前から数えて9つ目の停留所まで3キロ余り歩いたことになります。バス停に近いお菓子屋さんで名物の味噌饅頭を買い込んでバスに乗り込んだのです。
・そして下黒水まで10分足らずの乗車、料金は往路と同じ280円。下車後、家まで歩きながら「行きも帰りも280円。帰路、余分に歩いた最後の3区間・1キロ余りの徒歩はなんだったんだ?」と考え込んでしまったバス行でした。などと書いてる途中「車の修理終わりました。お届にあがりましょうか?」との電話が。[2005.4.1 15:34]

2005/4/21

[Good feeling]
・明日から東京出張(?)なのですが、久々(?)飲みに出ました。週明け早々のライブの打ち合わせ、を口実に美人ママに会いたくなったからなのですが。
・そこで思い掛けなく嬉しい出会いもあったから書いてみました。カウンターへ座って早々、ママが「岡田さんのホームペイジをコピーしてもらって見ましたよ」と。何と数ページ分のコピーがありました。毎晩メールとHPをチェックしながら「こんなん見てくれる人がいるんかいな?」と思いつつPCを起動するわけですが、そうそう書き込みもあるわけもなく、何がしら淋しい思いをしながらPCを閉じるのが常。ですから初めて飲みに行ったお店で自分のHPのコピーを見せられた日にゃー「涙がチョチョ切れる」のが道理、というもの。おまけに偶然お会いしたH氏から鮨折のお土産までいただいたんですから。
・でも僅か10日余りでライブのチケットを26枚も売ってくれたママには感謝、感謝。
・それにしても明日からの東京出張が楽しみです。[2005.4.21 23:48]

2005/4/27

[It's been a hard day's night!]
・東京から帰ってライブのリハ、もう1日しかない。なんせ3日もサボったんですから、指は動かないし声はでない。「当たり前田のクラッカー」ですよね。(古いギャグですね)でもライブは楽しかったなー!。結局2時間以上歌ったんじゃないのかな?
・今撤収作業を終えて帰宅したところですが、お客さんもママも楽しんでくれたようで、歌わせていただいた身としてはこの上ない幸せ、と言っていいんでしょうね。用意した20曲で足りない、なんてライブはこれが初めてかも。よく声が続いたもんだ、自らに乾杯!!!
・酔ったついでに書いときますが、兵庫の電車事故は悲惨でしたね。結局、23才の運転手が”直接の加害者”ということになるのかもしれませんが、国鉄民営化→バブル崩壊→グローバル化と続いた社会を背景にした、行きすぎた低コスト化が元凶なんじゃないのかな?連発しているあのJALの事故も含めて? [2005.4.27 01:05]

2005/5/11

[GOLGO 13]
・忘れかけていたイラクを思い起こさせる事件が起きました。ゴルゴ13のような方がおられたんですね。漫画(劇画?)には余り興味の無い僕ですが、実はこのゴルゴ13のファンで、密かに単行本など買い集めていた時期がありました。しかし現実にこうしたニュースに接っしてしまうと怖くなってしまいますよね。
・アウトソーシングがここまで来てるんですね。そうした方々がイラクでも米兵15万人に対し2万人にも及いでいる、という報道もあります。ハリウッド映画では現カリフォルニア州知事のシュワルツネッガー氏などがそれらしい役どころでしたが、所謂「傭兵」って奴ですよね。
・下世話な話ですが、6万円(〜30万円)の日当を目当てに各国から出稼ぎに集まってるようです。捕虜虐待で注目を浴びたアグレブ刑務所などにもその種の傭兵が勤務?していたようですが、指揮命令系統がはっきりしないことを理由に逮捕を免れた、と聞きました。そのうち戦争をそっくり請け負う企業が出てくるんじゃないのかな?
・アメリカ(ヨーロッパでも)では「警備会社」という名の戦闘(争)請負企業が増えており、その多くが政界と結びついている、との報道もあります。
・それからフロリダ州で「銃規制の緩和」を内容とする州法改正が成立し全米に広がりつつあるとか。M.ムーア監督の映画「ボーリング・フォア・コロンバイン」で全世界の注目を浴びたばかりですが、アメリカ市民は何を考えているのでしょうか? この法改正に反対してるのが警察官達といいます。それはそうでしょう、聞きこみに訪れた家でいきなり発砲される可能性があり、それが合法化されるんですから。
・こうしたニュースを聞くにつけ、アメリカへの憧れと興味が薄らいでいきます。アメリカの唄を歌い続けてきた僕にとっては死活問題でもあります。[2005.5.11 17:10]

2005/6/7

[Fake]
・最近になって「未承諾広告」と称したメールが送られてくるようになりました。友人から「うちなんか一日に100件もあるよ」と聞かされていたから「いよいよ俺も人並みに認知されたのかな?」などと気楽に構えていました。
・ところが2週間ほど前「私を覚えていますか?」という書き出しのメールが届きました。そして「電話してもいいですか?」と続きます。発信者の名前はありません。明らかに女性の書いた文面でしたから、半信半疑のまま「ライブに来てくれた女性ファン?」と解釈した僕は「携帯へどうぞ」と返事を返しました。
・ところが夜になっても僕の携帯は鳴りません。そして深夜、メールをチェックすると同じアドレスで送信あり。高鳴る胸を押さえて開きました。「24歳の女性、不動産関係に勤務していて現在付き合っている彼はいない」と書いてあります。そして「私のブログへ来てください」とURLが付いています。さらに素敵なお嬢さんの写真が添付してあります。ここで僕はどうしたか?1.直ぐメールを削除した。2.URLをクリックしサイトを開いた。3.行動を保留した。
・答えは2です。そうなんです。僕もただのスケベーだったのです。そこは、世に言う「出会い系サイト」だったのです。そして僕の夢は醒めてしまったのですが、翌日にはメールが不通になり、自分のHPも開けなくなってしまいました。そしてウィルス・バスターが11個のウィルスを検出していました。みなさんも気をつけましょう。
[2005.6.7 16:43]

2005/6/13

[Resign]
・M.タイソンがいよいよ退職?昨日放映されたタイソンvsK.マクブライド戦を見そびれたので今夜の再放送でようやくTV観戦。結果を先に言ってしまうと「6回終了TKOでタイソンの敗北」。
・タイソンが表舞台から退いてから10年、彼も38歳になっていました。対戦相手のマクブライドはアイリッシュで身長2mの巨漢ですが無名の選手。この選手に対し6回苦し紛れの頭突きや腕をきめたりの反則で減点。そしてゴング間際アッパーを食いダウン?(レフリーの判定はスリップ)。
・そして運命の時がきます。7回のスタート直前、レフリーの両手が挙がり試合終了、TKOでマクブライドの手が挙がりました。これで連続KO負けです。
・敗者タイソンに容赦のないインタビューが続きます。彼の頭から汗と水が滴り落ち、泣いてるように見えます。彼はインタビューに応え「僕は以前のようなアニマルじゃない」「もうこんな試合はできません」と。意外なほどクールな表情で。さらに「やることは他にもたくさんある。ボクシングだけじゃない」と坦々と語ります。
・僕は格闘技が苦手なんですが、wowowのエキサイト・マッチだけは欠かさず観ているほどのボクシング・ファン。現在混沌としている世界のヘビー級戦線にタイソンが再び三度浮上するのを待望していたファンには残念な結果でしたが、僕には「遅すぎた」としか思えません。
・年齢のことだけならフォアマンの例がありますが、タイソンの場合は体力差をスピードでカバーしてきた選手で、早いラウンドで倒し続けてきましたから、膝の靭帯の手術後でもあり相手に5回まで持ちこたえられたら、もうKO勝ちどころか試合続行も無理。
・ネイム・バリューがあり金の稼げる選手だったので業界が放っておかなかったのでしょうが「辛い試合を見てしまった」というのが正直な感想です。「一つの時代が終わった」と言っていいのでしょうね。[2005.6.13 22:26]

2005/6/16

[Hideo Nomo]
・たった今、デビルレイズの野茂が日米通算200勝を達成しました。王手をかけてから4試合目でようやく勝ったわけですが、イチロウとは違った意味で野茂に注目してきた僕としては目頭が熱くなるほどの感激でした。
・1995年、近鉄から大リーグ・ドジャースへ移籍し、以後、→メッツ→ブリュワーズ→タイガース→レッド・ソックス→ドジャース→デビルレイズと渡り歩いた野茂の11年。その間122勝したわけですが、その中にア・ナ両リーグで達成したノーヒット・ノーランが含まれています。
・特に2001年4月、レッドソックスに移籍して初登板初先発でノーヒットノーランをやってしまった時には本当にビックリしました。この年、僕が仕事を辞めてウジウジしていた時期だっただけに、大いに励まされたものです。
・とはいえ最近の野茂、往年のスピードは既になく、フォークで空振りが取れないという苦しいピッチングが続いていただけに、この1勝は本当に貴重なものと言えそうです。これを期にア・リーグ東地区最下位のデビルレイズが上昇機運に乗ることを祈るばかりです。[2005.6.16 11:27]

2005/6/24

[15 years old]
・福岡で15歳の少年が2歳上の兄を刺殺したとか。そう言えば両親を殺害しマンションを爆破した少年も15歳。 朝昼晩と各局のニュース・ワイドショーが取り上げているので僕が今更事件を論評する必要などない、と思いつつ自らを振返っていました。
・15歳、中3くらいかしら。当時の僕は、というと部活のブラスバンドに夢中になる一方で1学年下のお下げ髪の似合う女の子に熱を上げていた記憶があります。家庭内では母親の神経症?(自殺未遂などもあった)に悩まされていたこともあって、勉強はともかく学校での友人達との交流を楽しんでいました。というより「逃げ込んでいた」というのが正確かもしれません。
・親として「自分の子供たちとはどうだったかな?」とも思い返してみました。母親との軋轢から結婚の翌年実家を出た僕等は、次女が生まれた後実家へ戻りました。しかし戻ってからも母親とはうまくいかず、母親はアルコールに溺れ、僕も母親との口論に辟易していました。時に僕がビール瓶を振り上げる場面もありました。
・そんな状況が子供たちへのプレッシャーになったこともあったようです。僕は女房に「些細なことで子供を叱らないようにしよう」とよく言ったものです。叱るのをやめたらオネショがピタッと止んだこともありました。
・息子が中2、3?の頃、いじめに加害者側として加わったことがあり、関係した数家族とともに苦い経験をしたことがあります。僕は「相手の苦しみを考えたことがあるか!」と叱りつけたことを記憶してます。
・その息子は現在新潟にいますが、おととい半年振りに家に帰ってきました。夕食後息子に「飲みにでるか?」と誘ってみたのですが「たまに帰ったのに家で飲めば」とたしなめられてしまいました。結局、スタジオで僕の唄を聞いてもらったあと、缶ビールを飲みながら陽水とクラプトンのVTRを観ながら夜を過ごしました。[2005.6.24 9:28]

2005/7/30

[Get nervous]
・季節はもう真夏、気がつくと一月以上このコラムに書き込んでいませんでした。久々のソロ・ライブを二日後に控え、ナーバスになりついでに書いちゃおうかな。
・今回のライブはプライベート・スタジオを使っての初ステージになります。ですから会場の設営から当日の飲食まで自前で準備しなければなりません。一月以上前からリサイクル・ショップやホーム・センターをこまめに回りテーブルやイスなど調達し、昨日からは女房の指示に従い食材などの買出し。
・朝昼晩と誰もいないスタジオでテーブルやイスをセットしては、また配置換えなど何回繰り返したでしょう。チケットが売れるたびに席数をチェックし、不足分を調達しにまたホーム・センターへ走らなければなりません。その都度「過剰投資?」との思いに苛まれます。
・そして今回のドリンクの目玉は「水だしアイス・コーヒー」です。ここ数年、6月に入ると3Kgほどアイス用の豆を取り寄せ、一回に300gほどを24〜30時間ほど水に浸しドリップする方法でアイス・コーヒーを楽しんできました。熱湯でドリップするより苦味が押さえられマイルドで長時間その味が持続します。そして我が家にはもう一つの隠し味があります。その辺はライブ当日味わっていただいてからにしましょう。
・ではチケットをお買い求めいただいた方々、予約いただいた方々、日曜日の昼下がりにお会いしましょう。なお、道に迷ったら早々にお電話を。[2005.7.30.0:03]

2005/8/17

[apologize]
・「お墓参りの帰りに樋口可南子さんとお会いした」ことを掲載した途端のトラブル。実はプロバイダーとのちょとしたコミュニケイション欠如から発生したもので、ここ数週間のデータが消えてしまいました。この間書き込み下さった方々にお詫び申し上げます。
・実は今晩飲みにでました。そして何時ものように代行さんを頼んで無事帰着。帰路、愛車の後部座席に身を委ねながら考えました。つい2、3年前まで、飲んでタクシーで帰ると2000円以上だったのが「代行さん」は車を一緒に運んでくれて1700円なんです。これ、理不尽ですよね。でもこの「代行さんなしに飲みに出れない」現実が悲しいですよね。
・でもよくよく考てみると、このタクシー会社(及び運転手さん)の置かれている立場は僕等と同じなんですよね。僕なんか、楽器一つにしても安いものを探して楽器屋さんからリサイクル・ショップ、ときには質やさんまで回ります。ですから安い労働力を求めて社長さんたちがアジアや中東、アフリカまで手を伸ばすのは仕方ないことなのかもしれません。
・ですから働いている方々も自らの労働の価値を高める努力を怠るともっともっと虐げられるんじゃないのかな。労働組合の幹部のみなさま「もっといい知恵ないの?」。
小泉さんを見習って、もっとセンセーショナルな方針を出さなきゃ選挙に勝てないよ![2005.8.17 23:53]

 ※ アカウント変更の際にサーバデータの一部がバックアップを取ってなかったため復旧できません。掲示板は5月以降の書込データ、コラムの一部です。書き込みされた方はお詫びいたします。

2005/8/20

[Summer’s gone]
・たった今、夏の甲子園が終わりました。駒大苫小牧が昨夏に続いての連覇を果たしました。京都外大西との決勝戦でしたが、両校似たようなチームで、清原や松坂のようなスター選手はいないけど本当に粘り強いチームでした。
・午前中のMLB中継を観たあとでしたが、その面白さは遜色なく3時間余りTVにくぎ付けでした。駒大苫小牧の若い監督さんは佐賀の方だそうですが、どんな場面でも荒ぶることなく坦々と選手に声をかける姿に僕は好感を持ちながら観ていました。
・比較するのもなんですが、評価の高かったあの阪神の前監督H氏なんかより僕はこの監督を評価しています。何故ならH氏のベンチでのブスッとした顔が嫌だったからです。この辺の言葉で言うと「くっせ(臭い)顔」というやつです。「自分の不機嫌さを見せることでしか、野球の厳しさを伝えられないのか?」と思いながら中継を観ていた記憶があります。
・それにつけても選手たちの晴れ晴れした姿にはジェラシーさえ感じてしまうほどです。何年か後、このなかの何人かの姿をMLB中継のなかで見つけるのを楽しみに待つことにしましょう。[2005.8.20 16:18]

2005/8/24

[Violence]
・3、4日前に「爽やかなり、甲子園」と駒大苫小牧の優勝にふれたばかりなのに「暴力事件発覚!」のニュース。大会前に明徳義塾の事件があったばかりなのに辛いですよね。あの選手たちや監督が直接関わっていたとは思えませんが、事件を知らなかったとは思えないだけに「あの溌剌としたプレイは何だったんだ?」それとも「日常のことで気にもならなかった?」次々不信感が涌いてきます。
・体育系に多少の暴力はつき物、という感覚が僕等にはまだ残っています。僕も、もう40年ほど前になりますが高校生時代はバレー・ボールのキャプテンを務めていましたから、その辺の感覚くらいは承知しています。でも暴力は嫌いでしたから、下級生を殴ったりしたことはありませんでした。せいぜい正座させ説教する程度。といっても僕等のチームは出来たてほやほやでインターハイも国体も夢のまた夢でしたから比較になりませんが。
・「優勝の取り消し処分が適当かどうか?」僕には判断しかねますが「選手たち(勿論監督さんも)が一連の経緯をどう感じているのか」をお聞きしたいものです。もし彼らが事件に目をつぶっていた、としたら優勝旗以上に大事なものを落っことしてしまったことになるのですから。[2005.8.24 21:50]

2005/8/27

[watching]
・台風一過、というほどの好天ではありませんでしたが、思ったほどの被害じゃなくて幸いでした。それにしても、台風ウォッチングに徹底していたNHKは「流石(さすが)!」と言うべきか。
・連日TVは総選挙報道真っ盛り、って感じです。「郵政民営化法案否決」を逆手に取った解散劇は「さすが小泉!」と僕も唸ってしまいました。さらに「美人揃いの”刺客”たち」にも衆望の眼差しが集まっているようです。ひょっとしたら小泉さん、選挙後そのなかの一人と”御結婚”なんてことがあるかも?ないか?
・でも、よくよく考えてみると今の日本が抱えている大きな問題がちっとも話題になってないんですよね。郵政改革だってアメリカからのプレッシャーが背後にあるわけだし、「年金」だって老夫婦二人で10万円に満たない年金で生きていけるの?「大義のないイラク戦争」をこのまま追認するの?「憲法改正(悪)で戦争を合法化」してアジア諸国との溝をもっと深めたいの?
・それから「ホリエモン」出馬の件ですが、若者を中心に関心を集めているようですね。でも彼のように成功できるのは一握りの人だけなんですよ。彼がNHKの討論番組で(ニートなど労働問題に関して)「成功への機会が平等な社会なら問題ない(敗者への政治的配慮は不要)」と発言していました。でもよく考えてみてください。みんながホリエモンにはなれないのです。どんなに苦労しても、圧倒的多数の若者(国民)は底辺を這いつくばって生きていくしかないのが現実です。だから政治が脱落しそうな人々をカバーしていかなけりゃいけないんです。こうした成功者の立場からの発言には眉に唾をつけて聞く必要があるんじゃないのかな?
・話しは変わりますが、エスライルは”ガザ地区での入植者撤退を完了”したようですが、シャロンに拍手を。勿論、パレスチナ側からみたら「これで充分!」ということにはならないけど、今後西岸地区でも撤退が進んだら歴史的和平が現実化するかも?過激派の自制を望みたいものです。[2005.8.27 0:29]

2005/9/4

[New Orleans]
・ついこの間の津波被災地と同じですね。でもここはアジアじゃなく、アフリカでもなく中東でもありません。アメリカのニューオリンズなんです。5日が過ぎるのにまだ水浸し。ハイ・ウェイには避難民の列。避難所に当てられたスーパー・ドームの屋根も剥げ落ちています。メキシコ湾には軍艦が浮かんでいます。
・ブッシュは休暇を切り上げて被災地を見舞っているようですが「イラクでの失政による不人気を挽回することが狙い」だとか。そして低地を守る筈の(ポンチャートレイン湖の)堤防が不備を抱えていたのも先刻承知だった、とか。あのアメリカがどうしたことか。同じく被害に遭った隣のミシシッピー州もそうだけど黒人人口が2/3を占め、その多くが低所得者層に属していることと無関係なのだろうか?
・ともあれ支援活動も動き始めているようですが、僕にとっても思い出深い土地、何がしかの支援活動に参加したいものです。[2005.9.4 20:25]

2005/9/26

[Volunteer]
・またまたハリケーン・リタの襲来。避難直前に家の中から撮影された濁流の凄さに今更ながら圧倒されます。日本を襲う台風が増えたことなどと合わせ、自然への敬意を失った人間社会への警鐘なんでしょうね。
・話しは変わりますが、女房を通じ老人施設から「お宅の御主人に歌ってもらえるかしら?」という打診があったらしい。夕食の最中その話を聞いた僕は「年寄の前で俺に何を歌え、って言うんだろう」と、ついつい刺のある言葉を吐いてしまいました。
・そして、その話しを持ち込んであろう人物に思い当たりました。その彼、小中と僕の同期生で、弟の仕事場で2,3回あったとき「俺、ボランティアで施設など回ってるんさ」と。そして僕にも「行って歌えば」と言ってたのを思い出したんです。
・複雑な心境です。そうでしょう。声をかけて頂くのはありがたいし、昨年亡くなった父親もお世話になった施設だからお役に立ちたい、とは思いますよ。でも僕が歌っている曲で最も知られている「ホテル・カリフォルニア」をじーちゃん、ばーちゃんが喜んでくれると思いますか?陽水の「リバーサイド・ホテル」を知ってると思いますか?
・施設のイヴェント担当者は僕のライブに来てくれたことがないのだと思いますが、前記質問に「なんでもいいんです!」という返答が帰ってきたら僕のプライド(そんなものあるの?という声が聞こえてきそうですが)はズタズタになっちゃいそう。
・事々左様に過剰反応してしまうのは年を取ったせいなのかもしれませんね。[2005.9.26 22:30]

2005/10/24

[VolunteerⅡ]
・チャリティーという言葉が日本に普及(?)してからそう長くは経ってないですよね。ましてや自分が「チャリティー」という御旗を振りかざしてライブをやることになろうとは思いもよりませんでした。結果は上記のとおりで、たった今銀行の窓口で振り込んできたところです。この金額が多いのか少ないのかは評価の分かれるところでしょうが、ライブへの参加を通じ協力いただいた方々にあらためて御礼を申し上げたいと思います。
・正直に言うと僕自身はこの「チャリティー」とか「ボランティア」という言葉に馴染めないできました。というのも援助が必要な方々へのケアーは「政治が責任を持つべき」と考えているからです。
・この理屈が間違いだった、とは思いません。しかし僕の周囲でも、いろんな事情から来日し当地で暮らしている外国の方々の援助を必死に取り組んでるグループがあり、彼らに接するうちに「今自分が出きることを、直ぐやってあげる」ことの重要性を感じ始めていました。
・今回はチャリティーというには準備や企画が不充分でした。これは僕のニューオリンズという街への思い入れだけが先行してしまったことが原因で、今後チャレンジする機会があったら皆さんのアドバイスを得ながらもっと援助を拡大できるよう努力する所存です。
・それにしても自然災害の多いこと。頻度も被害も世界的規模でエスカレートしています。これはチャリティーやボランティアでは対応できないこと。まずは最強国家であるアメリカが「地球温暖化防止活動」の先頭に立つべきです。ささやかなチャリティーの代償にこのくらいは言わせてください!!! [2005.10.24 13:40]

2005/10/26

[Segregation]
・ライブが終わって一段落、と思いきや風邪がぶり返して飲みに出る元気も無し。そんなところへ「米兵、イラクで2000人目の死者」というニュースが聞こえてきました。そして「イラクで戦争を続ける意味が無い、と考える米国民が60%を超えた」というニュースも。でも良く考えてみるとイラク人の死者はとっくにその10倍は超えてるんじゃないのかな?
・米黒人公民権運動の草分け的存在のローザさんが亡くなられたとか。彼女のことをニューオリンズ出身のネヴィルBrsが歌ってますよね。当時、アラバマ州法ではバスの座席には黒人が座っては行けない席があったとか。彼女はその席に座り、白人客の「どけろ!」の声を無視して座り続け逮捕収監。これがキッカケでバス・ボイコット運動が起こり州法改正に至ったという歴史らしい。その運動に参加したあのキング牧師は当時24歳だったそうな。
・黒人差別といえば、今回被災したニューオリンズのあるルイジアナ州にはつい最近(1983年)まで出生証明に「黒人」と記載されていた、とガイドブックに書かれています。そして今回のハリケーン被害のリポートのなかで、水害の際最も水没しやすい地区(ナインスワード)に最貧困層(主に黒人)が済むエリアがあり、過去の実例でも真っ先にその地区の堤防が切られた、という歴史もあるそうな。そのリポートでは、そのエリアから必死で抜け出し、現在はフレンチ・クォーターでジャズ・バーを開いている黒人住民がその悲惨さを語っていました。
・話しが変わりますが、ロッテがタイガースに4連勝し日本一になりましたね。ホワイトソックスも延長14回までもつれた第3戦を制しワールドシリーズ制覇に王手をかけました。それにしても名前も知らない若手達が溌剌としたプレイを見せたロッテ。一方、4試合で3点しか取れなかった阪神打線(ロッテは34点)。明日のスポーツ紙の記事が楽しみです。[2005.10.26 23:55]

2005/11/27

[MADELEINE PAYROUX]
・タイトルは女性ジャズ・ソンガーの名前です。輸入ものだったのでどう発音すればいいのか分かりません。もう半年ほど前に買ったまま聴いてなかったCDのなかの一枚で、実はこの数週間彼女のボーカルにハマってるんです。ジャンゴ・ラインハルトを想起させるカルテットをバックにした彼女の歌を耳にしたとき「聴いたことある!」と思いましたが、誰だったか思いつきません。
・2、3回聴いてから「ひょっとして、ビリー・ホリディー?」であることに思い当たりました。といってもビリー・ホリディーをそれほど知ってるわけでも聴いてるわけでもありません。10数年前、僕等のバンドで歌ってくれた米国の友人N嬢が帰国に当たりCDをプレゼントしてくれたのがB.ホリディーのもので、直後必死に聴きましたが普段プレイヤーにセットすることもありませんでした。
・この「M.ペイロウクス(?)」はギターも弾くようですが、とにかくいいのです。彼女に関する詳しいデータは持ち合わせていませんが、是非、皆さんに御一聴をお勧めしたい一枚です。
・ついでに書いちゃいますが、毎日まず女性シンガーを聴くことで僕の一日が始まります。前述のM.ペイロウクスの他に僕のフェイヴァリットを紹介するとまずは「スティシー・ケント」。米国出身ですが英国でデビューした彼女の歌声を最初に聴いたのがスカパーのスタ−デジオのジャズ.チャンネルでした。コケティッシュで甘えるような歌い方に僕はいちコロ。その週末、早速新潟の大型CDショップに出かけ4枚あった彼女のCDを買い占めてきたほど。
・次に紹介したのが「アリソン・クラウス」です。カントリー畑では歌姫と称されている彼女はフィドルの名手でもあり、最近はカントリーというジャンルから大きくはみ出しての人気を得ているようです。実は4年前の僕のアメリカ・ツアーの目的の一つが「ナッシュビルで彼女に会う」ことでした。その夢が実現?したのです。
・ナッシュビルの新しい観光メッカであるミュージック・ヴァレーのホテルに着くやいなや僕はすぐに探索を始めました。彼女のライブ案内がないか?彼女のポートレートがないか?3日間歩き回りました。そして最後にポートレイトを見付けました。僕が泊まっているホテルのロビーに多くの有名ミュジシャンに混じって彼女の絵が。たったそれだけのことで僕は感激して、ナッシュビルに追加滞在したのです。そのへんはアメリカン・リポートで検索してみてください。今回はこの辺で止めておきますが、またフェイヴァリト・シリーズを書きたいと思っています。[2005.11.27 19:54]

2005/11/30

[DECEIVE]
・姉歯建築士が構造計算書を偽造した事件で、関連する業社(者)たちの陳述をTVで観ました。あれを観た全ての方々が憤慨したでしょうね。
・この事件、基本的には民間会社の詐欺事件と言えるのかもしれません。ただ販売会社ヒューザー社長の国土交通省への恫喝とも言える発言は何だったのでしょう。傍観している役人への怒り?政治献金の効果が無かったことへの恨み?
・郵政民営化で圧勝した自民党ですが、「民」の抱えている危うい側面を検証する必要があるのでは?そうでないと被害者側は救われません。そうでしょう、バブルで弾けた銀行へ注込んだ公的資金との均衡が取れないじゃないですか。[2005.11.30 13:20]

2005/12/31

[HAVE A GOOD NEW YEAR!]
・もう大晦日、あっという間の一年でした。地球上のいたるところで災害が続いた年でもあり、身近なところでは大停電、列車事故など枚挙に暇がありません。
・プライベートでは、何といってもライブ・スタジオの開設ということになります。3月下旬、オープニング・パーティー翌朝の大雪などはその後を予感させるハプニングだったのかもしれません。
・ただ「自宅近くでライブを企画できる」という便利さと引き換えに例年やってきた新潟、長岡で歌えなかったのが心残りではあります。それに2月早々柏崎で一般客ゼロというライブを経験し、おまけに帰路の高速道路では吹雪に見舞われドライバー(僕はいい機嫌でツッペさんに運転はお任せでしたが)は四苦八苦。
・そしてチャリティー・イヴェントへの参加とそれが縁で実現した「スナック・石の花」でのライブも僕なりに気合の入ったステージでした。その後お店のママやスタッフの方々からBWEスタジオでのライブでサポートいただき本当に助かりました。
・猛暑の中で企画した「LIVE58」も忘れがたいイヴェントで、なんせエアコンを入れていてもステージ上は36度から下がらないんですから。58歳の誕生日を迎えた翌日、2ステージ・2時間を歌いきったことで少なからず体力に自信をもてたようです。
・BWEスタジオ最後の企画は10月の「ニューオーリンズ救済チャリティー・ライブ」でしたが、東京からナガシマさん&マジさんのお二人のミュージシャンが参加してくれました。そしてジュリアさん、山谷さんなどから大きなサポートを得て額はともかくニューオリンズの被災者へ募金を送れたことは僕にとっても貴重な経験でした。
・7年続いている白馬「星と嵐」でのライブも忘れがたいステージでした。そして年末も押し迫ってから本間さんからいただいたのが新潟ロッツでのライブ?本格的なホールとPAで気持ちよく歌わせていただき、もう最高!といった具合。
・最後にライブのたびにポスター、チケット、PAそしてHPアップまでサポートしてくれたツッペさんに心から御礼を言いたいと思います。来年は4月の BWEスタジオ・オープン1周年イヴェントでスタートすることになりますが、みなさん是非遊びにお出でください。HAVE A GOOD NEW YEAR! [2005.12.31 17:09]

コラム 2006年(1月11日〜12月26日)


Column 2006

2006/1/11

[THE BLUES MOVIE]
・正月早々「ザ・ブルース」とは?そうなんです懸命な皆さんは既に御承知と思いますが、2003年アメリカではブルース生誕100年を記念して各種イヴェントが繰り広げられ、なかでも話題の中心となったM.スコセッシ製作総指揮の7本のブルース・ムーヴィーが新春早々WOWOWで放映されています。
・その7本とは
  ①フィール・ライク・ゴーイング・ホーム
  ②ソウル・オブ・マン
  ③ロード・トゥ・メンフィス
  ④デビルズ・ファイアー
  ⑤ゴッドファーザー&サン
  ⑥レッド、ホワイト&ブルース
  ⑦ピアノ・ブルース
  (⑧その他NYラジオ・シティー・ホールでのライブがDVD化されています。)
ですが、⑥⑦は既に2004年秋に放映されていて僕も観てましたから、②〜⑤を楽しみに正月を迎えたのです。①はどうした?というと実は暮れに上京した折、新装成った秋葉原のYカメラでこれ1枚だけDVDを購入したのです。なんせ、M.スコセッシ自身の監督作品でしたから。
・このコラムを書こうと思ったのも実はこの①がきっかけでした。最初に見た⑥の「レッド、ホワイト&ブルース」が同時代を共に生きてきた?僕にとって納得いく映画で、スタジオ・ライブで見せたJ.ベック&T.ジョーンズの組み合わせが意外性があって実によかったんです。ですからこのシリーズによせる期待はいやがうえにも高まりました。ですから一昨年上京したときも吉祥寺のシアターを片っ端から回りました。(でもこの時は上映時間が合わず1本も見れなかったのですが)
・そしてこの暮れ、東京から帰ってDVDを観ました。この映画は「コーリー・ハートという若手ブルース・マンがブルースが生まれたミシシッピーを尋ね、ついにはアフリカまでルーツを追い求める」というものですが、観終わって正直ガッカリ。教科書か参考書を読んだ後のような気分。「ンーーーン参考にはなったかな?」って感じ。
・それ以後「俺にとってブルースって何だったのか?」が頭から離れず「ブルース・バンドでアメリカでもライブをやった」と自慢してきた俺としては自分自身の存在感を半ば喪失したようなもんです。
  今夜半から明後日にかけて②③⑤が放映されるのでこれを観終わった後で、この喪失感の原因をもう一回追究してみたいと思っています。(でも大方の検討はついているのですが?)[2006.1.11 23:31]

2006/1/19

[Livedoor]
・あのホリエモン氏が窮地に陥っているようですね。まだ33歳なんですってね、彼。株にも金にも縁のない僕には何回ニュースを観ても彼らの罪状は理解できませんが、もう1年も前から内偵が進められていたとか。
・僕は彼の愛嬌のある面差しは結構気に入ってたんですが、政治的な考えには反感を覚えたものです。前にこのコラムで書きましたが「対ニート政策」かなんかの討論会(NHK)に参加していた彼の「(社会保障なんかより)成功するチャンスの公平化を優先すべき」という趣旨の発言に接したからです。
・勿論、資本主義社会ですから当然の論理かもしれません。第二次大戦後の冷戦を経てソ連などの共産主義国家が崩壊し、日本を含めた資本主義国家が生き残った形になっていますが、これは勤労国民の大きな運動を背景に資本の側が(消極的ではあっても)社会主義的制度を取り入れてきたことが支えになっている、と僕なんかは考えているからなんです。
・話が大げさになってきましたが、もうちょっと聞いてください。ですから成功者がそれなりの報酬を得ることは否定しませんが、得た報酬を特権的に使ってさらに肥大する、という図式は歓迎できません。なぜなら、いくら努力しても1億2千万人が億万長者になることはないからです。
・ですから成功者は応分の税負担を通じ、弱者を支える社会制度を維持充実することで、社会の安定が得られるんじゃないのかな。観念論的な話になりましたが、最近の彼をみてると「成功者の特権」を、それも過剰に行使してるようにしか見えないのですが?落ちこぼれのジェラシーかな?[2006.1.19 23:11]

2006/1/26

[A mysterious incident]
・ライブドア報道の合間を縫うように奇妙な事件があったようですね。まだ「何が事件?」という状況らしいけど、世の親父族にとっては羨ましい話らしい。
・前日はボカシで画面に登場したスキンヘッドの男性が今日は生出演。離婚暦もある彼は57歳、その彼が10人余りの美女たちと共同生活してるらしい。容疑は誘いを断った女性を脅迫した、ということらしい。
・女性たちの多くは20歳台の美人で、それぞれ仕事を持ちその稼ぎで暮らしている、といいます。さらに彼女たちとの結婚を繰り返していて、現在の妻との間に一児をもうけている、とも。
・そもそも何故?いい年をした親父の元に美女が集まったのか? 彼曰く「夢で見たとおり、呪文を唱えた」と。残念ながらその呪文は報道されてないけど「是非知りたい」と思ってるのは僕だけ?
・何を隠そう我が家もある意味で似たような状況下にあるんです。ただ、違うのは「美女たち?が全て猫ちゃん」であること。世の親父たち、引き続きこのニュースをウォッチせよ!!! [2006.1.26 10:25]

2006/2/17

[Scandal]
・昨日の衆院予算委で民主・永田議員の質問に唖然とした方が多かったんだろうな。何せ、時の人ホリエモンが与党幹事長の次男に3000万円のワイロめいた送金を行った、という内容だったから。最初「ありうるな!」と思いながら国会中継を観ていた。メール受信を裏付けるプリントは一部黒塗りされ「受信者を含む情報源は、野口氏の二の舞になる危険もあって明かせない」という永田氏の発言を聞いた後、その信憑性に怪しげな雰囲気が漂ってきた。
・昨晩、今朝とニュース・ワイド・ショウを見るも、キャスターやコメンテイターも至って慎重な発言が目立つ。おまけに、検察庁から「そんな事実はつかんでない」との発表があり、ホリエモンの弁護士からも「そんなメールは送ってない」との発表を聞いたとたん、僕も「今回は民主党は勇み足?」との思いに傾いている。
・TVや新聞報道以外の情報のない僕としてはこれ以上論評のしようがないが、果たして永田氏はどれほどのネタをゲットしてるのだろうか。ホリエモンとは旧知の関係にあるという幹事長氏の次男へ振込まれた口座など突き止めてあるのだろうか?もし、永田氏が信頼できるという元記者氏の証言と前述のメール受信のコピーだけで大芝居を打ったのなら、天下の二大政党の一方を自認する公党としてはお粗末である。
・今後このスキャンダルがどのように展開していくのか分からないが、大見得を切った以上、公党の意地を貫き徹底検証を望みたいものである。[2006.2.17 20:53]

2006/3/6

[A car accident]
・ついさっき買い物の帰路、接触事故に遭遇。不幸にも僕が当事者それも加害者である。川沿いのスーパーでキャベツを1っ個買って、土手に縦列駐車していた車に乗り込み発進。20mほど右折車線を走った僕は、対向車線の車を気にしながら交差点を右折した。途端、違和感を感じ停車すると運転席の窓越しに黒い雨合羽のお爺ちゃんの顔が見える。自転車を押して横断歩道を渡っていたらしい。僕がそれを確認しないまま右折し、接触してしまったのだ。
・なんとかドアを開け外へ出た僕は「大丈夫ですか?」「怪我は?」と聞く。お爺ちゃんは「お前、俺を見てなかったろう!」と。「車を見てたから」と僕。幸い怪我もないようだし、自転車も傷んでない。僕は「すみませんでした!」と謝り「気をつけろ!」というお爺ちゃんの叱責を聞いたあと、コロ君のオヤツであるミニ・ウィンナー・パンを買いにパン屋さんのある本通りへ。
・特にイライラしていたわけでもないし、浮かれるほど素敵なことがあったわけでもない。氷雨降る薄暗い天候に黒い雨合羽の自転車乗り、という事故のおきやすい状況ではあったが、自分の不注意であることに変わりはない。以後、注意して運転するしかないようだ。[2006.3.6 13:00]

2006/3/13

[A year later]
・昨夜からの雪が、春めいてきた景観をまたまた冬へと引き戻してくれました。思えばちょうど1年前の今日、BWEスタジオがオープン。あの日も季節外れの大雪で、翌朝55cmの積雪を記録。横浜組は折角はずしたチェーンを巻き直して美人の湯へ出かけたんだっけ。
・今回は「この一年スタジオで聞いたCDランキングを書こう」と思いたってCDを30枚ほど持ってきました。と言っても統計を取っていたわけじゃないので、あくまで僕の主観でセレクトしたものですから。

① PREFAB SPROUT/The gunman and other stories
② ALISON KRAUSS/Forget about it
③ MADELEINE PEYROUX/Carless love
④ ROBBEN FORD & BLUE LINE/Handful of Blues
⑤中島みゆき/「寒水魚」「予感」「ありがとう」
⑥ SANTANA/Caravanserai
⑦ STACEY KENT/In love agaian
⑧ McCOY TYNER SUPER GROUP/Prelude & sonata
⑨ CAMEL/The snow goose
⑩ AVERAGE WHITE BAND/Soul searching

・以上がBEST10です。プリファブ・スプラウトの1位には驚かれた方もいるのでは?このCDは2001年発売ですが買ったのは2年ほど前。長年の癖で、棚に並べたまま聴かずにほっといたものをスタジオ・オープン後聴き始めました。オープニングの"Cowboy dreams"の開放感がたまらず、いつもスタジオに出向いて朝一番に聴きたくなるサウンドです。(因みにこのサウンド、僕が好きだった70年代のカントリー・ロック・グループ「ニューライダー・パープルセイジ」の「コズミック・カウボウイ」と被ってくるのですが?)ファースト・アルバムから曲の良さが売りのバンドだったように記憶してますが、これが僕が買った2枚目のものです。他のCDもそれぞれ思い入れのあるものばかりですから、解説などしておきたいのですが今日は本当に寒くて、PCの前に座っているのに耐えられません。今度暖かくなってからゆっくり解説させていただきます。感想など御座いましたら書き込みなどしていただけたら嬉しいのですが、よろしく。[2006.3.13 11:20]

2006/3/16

[Spring has come]
・先週の暖かさから一転、今週は大雪。といっても春の淡雪、今日の暖気で道には埃が舞っていました。そう、なんだかんだ言っても、もう春なんです。僕にとってはウォーキングの季節なんです。
・降雪後の日差しに誘われ、買い物がてら加茂の街並みを久しぶりに歩いてみた。郵便局で投函を済ませ、例のプリンを調達に駅前のモール(?)に入った。お店に入って直ぐ正面が和菓子屋さんだ。シューケースを横目で睨みながらスーパーへ。「今日も入荷なし」。目指すプリンが並んでるのは、3、4回足を運んで1回くらいの割りである。だから部屋の冷蔵庫にまだ2、3個残っていても5個は買って帰る。明日はどうかな?因みに今夜の在庫は3個。
・「糖尿病なんでしょう?」と言われても、食べたいものは食べたい。最近、またまたはまってるスィーツがある。ホワイト・クリームのコロネである。しかし、これも在庫の確率が50%程度で、やむなくクリームパンに変更することが多い。元々ここのクリ−ムパンは結構上手かった、はずだが最近は「売り」だったクリームの味がいまいち。なぜだろう。
・こうして甘味に執着するのは、所謂ないものねだりのようなもので、「食うな!」と言われれば言われるほど食いたくなるものである。勿論、女房殿には内緒である。[2006.3.16 22:28]

2006/3/22

[A Shame]
・ここ数日朝のニュース・ワイドショーを観る気になれなかった。案の定、永田議員の質問がガセネタで、民主党の慌てぶりは「これが政党か?」というべきものだったから。
・この間各国のニュースは、というとフランスでは「不法移民の規制」ロシアでは「イランのウラン濃縮」アメリカは「ブッシュのアフガン訪問」フィリピンでは「アロヨ大統領の非常事態宣言と政情不安」などである。
・国会でくだらない茶番劇を演じているほど日本は平和なのか?問題はないのか?「拉致問題は?」「防衛庁幹部の天下りと談合問題は?」「年金問題は?」「憲法改正(悪)と靖国問題は?」小泉氏の笑みと伴に予算案は衆院を通過した。[2006.3.2 22:39]

2006/4/1

[Crossroad]
・ありがたいことに今年も4月1日を迎えることができたようです。三寒四温を繰り返しながら春も近くなっているようですね。役所づとめの頃、4月1日といえば人心一新の季節で、願い叶わず居残ってしまった年でも周りが変わるので、何か新鮮な気分になれたものです。
・その役所も、何かするとマスコミのターゲットになることの多い昨今、たまに納税証明などをもらいに旧勤務地へ赴き旧友と喫煙室で話していて感じるのは、総じて顔色がよくないことです。また、ジャン友でもあった元同僚の死を聞かされたり、癌の手術をした先輩がおられたりで、明るい話題に出会ったことがありません。
・僕は、といえば勿論転勤もなく、女房が役所の機構改革がらみで休日出勤したおかげで朝飯も昼飯も残り物で済ませるしかなかった、程度の新年度初日ではありました。
・このままでいいんですかね?来年春には女房も退職するようだし、僕の年金需給は6年ほど先だし、とても「もう一回アメリカへ行きたい!」などと言ってはいられなくなりました。Neet Okadaとしては考え時かもしれませんね。[2006.4.1 23:53]

2006/4/19

[MLB]
・4月も半ばを過ぎた。ようやくこの辺の気温も20度を超え、遅れていた桜が開花し始めた。桜の美しさは一瞬で散ってしまう潔さだ、とか言うけどどうなんだろう。僕なんか花をめでる風情を持ち合わせてない人種だから、人の浮かれ賑わう様を楽しむのが精一杯である。
・待ち望んだMLBが開幕した。WBCで盛り上がった後だけに、MLBファンも急増したことだろう。TV放映は日本人選手のいるチーム、それもイチローのいるマリナーズや松井のいるヤンキース、そして昨年ワールド・シリーズを制した、井口のいるホワイトソックスがメインだが、この辺は不満ではある。
・開幕直後のこの時期、僕の楽しみは「チーム編成がどう変わったか?」である。主力選手を含めトレードが当たり前のメジャーの醍醐味は、実はこの辺にある、と僕は思っている。一昨年ワールド・シリーズを制したB.レッドソックスのメンバーを見て驚いた。ラミレス、オルティーズを除き野手は総入れ替えである。あの看板選手デーモンはなんとヤンキースへ。らしさの象徴二人のミラーも、もういない。
・まだ全チームを見てるわけではないのでなんとも言えないが、補強と言う点で一番充実してるのがT.ブルージェイズである。昨年主力のデルガードが抜けたが、今年エンジェルスからきたT.グロースの打撃は圧巻である。1位NY、2位ボストンと指定席化している東部地区の順位に波乱があるかも?
・といいつつ今日の新聞に「MLBはア・リーグ優位」と出ていた。ナショナル・リーグが、人気、実力とも埋没しつつある、ということらしい。この辺は、数年前までの日本のセ・パの関係に似ているようだがちょっと気に掛かる記事であった。これから僕なりに分析しようと思うが、まずは指名打者制の採用を僕はお勧めしたい。
[2006.4.19 23:22]

2006/5/4

[Golden week]
・世間はゴールデン・ウィーク真っ只中。僕なんか毎週がゴールデンゆえ、皆さんと一緒になって騒ぐのは気が引けてしまう。だから淡々と田舎暮らしを楽しむしかない。午後3時少し前コロ君(我が家のワンちゃんで13歳?)と散歩。20度を超えると汗ばんでくるが、この時期近所に住むしま蛇君がそろっと石垣から顔を出す頃でもある。苦手な爬虫類ではあるが、明日からは出会いに備えデジカメを忘れないようにしよう。あっ、あれも爬虫類?
・話変わって、米軍再編に伴う移転経費のうち日本が7000億も負担するんだとか。軍事アナリストらは「空母も持たない日本の自衛隊では、中国、北朝鮮からの攻撃に対応できない」「米軍基地が抑止力になっている」とのたまう。はたしてそうなんだろうか?実の話「アメリカは本土直撃を避けるため、各国に基地を置いている」というのが本音じゃないのかな?
・横田めぐみさんのお母さんが渡米、公聴会で拉致問題解決を訴え、ブッシュ大統領に歓迎を受けたそうな。藁をも掴む思いで渡米した母親の心情は痛いほど分かるが、果たしてブッシュに本気で解決する気があるとは思えないし?おそらく、米本国での支持率低下はもとより、日本の米軍所在各地で基地の移設や拡張にNOを突きつけている日本国民を意識したスタンドプレイのように思えてしまう。
・一方小泉首相は、北朝鮮との国交を維持しているスエーデンを訪問しているらしいが「影響力を行使できる国々へ協力を要請する」こっちが拉致解決の方策としては本筋なんじゃないかしら。人権を振りかざして戦争さえ始めてしまうアメリカへの迎合がいつまで続くのか不安が募る。[2006.5.4 23:49]

2006/5/31

[Never forget forever]
・もう明日から6月、ワールドカップ年ゆえ巷はサッカーの話題で持ちきりの感あり。サッカー音痴の僕などには辛い数週間が始まる。
・別にサッカーについて書こうと思った訳じゃないが、関係ないこともない。今晩NHKで「その時歴史が動いた」という番組で”ベトナム戦争〜戦場の真実を伝えたジャーナリストたち〜”を取り上げていた。この番組は時折観るが、松平とかいうホスト役のアナウンサーがやたら権威的な人間に見えて好きになれない。ま、この際どうでもいいか。
・午後10時半、風呂の沸く時間だったが最後まで見てしまった。開戦と同時に現地へ赴いた新聞、TVの記者たちが「正義の戦争は嘘」であることに気づき、権力による圧力に屈せず「その報道を貫く」というものだったが、それがそっくり今のイラク戦争に当てはまることに気づいた。
・それにしても、イラクからは新政権成立のニュースと時折起こる戦闘場面が画面に映し出されてはいるが、その量は当時からみれば激減している。しかし、アメリカはじめ同盟軍の駐留は依然続いている。日本の自衛隊もである。そしてこの間亡くなった人の多くはイラクの人たち、それも民間人である。
・こうした根拠のない戦争が肯定されたまま、日本では小泉自民党がもてはやされ、さらに憲法を変えてまで戦争を合法化しようとしている。「永久に忘れるな!」と大層なタイトルを付けてしまったが、勿論これは自分自身への言葉である。[2006.5.31 23:56]

2006/6/8

[Two Crow]
・我が家には11匹の猫と1匹の犬が同居している。その他に夕刻になると必ずやってくる2羽のカラスがいる。車庫をねぐらにしているコロ君の御飯をいただきに来るのである。
・「おそらく夫婦なんだろう」と女房と話しているのだが、以前は散歩の時間に合わせ3時頃、空からその様子を確認して飛んできていた。ところが今春から、コロ君の残飯が少ないらしく、夕食が届く6時に変更したようなのだ。
・気のいいコロ君は半分ほど食し、半分を翌朝の分として残すのであるが、それを彼らが持ち去るのである。コロ君の御飯は「猫の(残した)缶詰一皿」「鶏胸肉、豚軟骨、魚肉ソーセージ、ウィンナー、キャベツなどのごった煮」と相場が決まっている。だから残った肉片などを2、3個づつくわえては電線で待つ妻の下へ運ぶのである。これじゃコロ君が食べたのかどうか分からない。そこで10日ほど前から彼らの分を小分けして別のお皿に用意することにした。
・ところが、その”夫婦カラス”の姿が2、3日見えない。そういえば先週回った回覧板に「烏の駆除」「猟友会に協力要請」などの文言が踊っていたのを思い出した。「やっぱり撃たれたんだろうか?」と昨晩も女房と話していたが、今夕も同じように彼らの分も用意し車庫の入り口に置いた。
・いつもなら僕が食事を抱え車庫へ出ると、待ちかねたように電線から車庫の屋根に舞い降り、僕が立ち去るのを待っているのだが、鳴き声も羽音も足音も聞こえてこない。「やっぱり」と半ば諦め、2階にもどると窓辺の猫たちが網戸越しに外を眺めては「カー、カー」とカラスの鳴きまねをしている。
・また階下に戻り、少しだけ障子を明けて車庫に置いたお皿を覗き見る。半分になっている。「1匹だけは生き残ったのだろうか?」と思ったが?[2006.6.8 22:38]

2006/6/13

[Patient]
・半年振りの東京だった。昨年から宿を新宿から水道橋界隈へ移した。JRのTYOに切り替えたことから、ホテル代の関係でその辺に落ち着いた。それにギター屋さんが連なる御茶ノ水に近いからだ。
・ところが2年ほど前から千代田区内ではストリートでの喫煙はNGとなった。それまで明大前などで待ち合わせることが多かったのだが、ここも学舎改築後は禁煙となってしまった。
・そして困るのが東京駅である。駅構内は以前から禁煙だったから、八重洲口中央出口を出て一服することが多かった。今はそれもダメで、昨日は新幹線の時間まで2時間ほどあったので皇居前内堀通り沿いの公園まで歩いた。清掃員に「ここも禁煙でしょうね?」と尋ね「この辺は大丈夫のようですよ」との返事をいただいてから30分ほど休憩した。
・駅へ戻るとまだ1時余りあったので、駅舎をグルッと回ってみた。コーヒー・ショップを見つけ180円のブレンドのミドル・サイズをオーダーし灰皿をつかんだ。朝から3杯目のコーヒーである。味はそこそこだったが、喫煙席があるので救われる。
・そして土産を探しに地下のショッピング・モールへ潜った。イチゴがのったミルフィーユとさつま芋の金つばがお決まりのコースである。土産をバッグに詰め込み改札へと向かったがまだ40分ほどある。と、改札口の脇にはコーヒー・ショップがあった。構内の店のブレンド・コーヒーは230円。外のお店との差50円はショバ代の差か?目の前にはジャックダニエルズのボトルが数本並んでる。僕は左端のロークラスのものしか呑んだことがないし、ボトルを見るのも初めて。「そのうち僕も」などと思いながら、これで4杯目のコーヒーである。新幹線は勿論喫煙席である。これも近々なくなるとか。
・長岡で普通列車に乗り換え4時過ぎ加茂駅へ着いたが、車もないし女房も仕事、友達に頼むには時間が悪過ぎる。並んでるタクシーに乗り込んだが、何年ぶりだろう。
・わずか3日空けただけなのに、この辺の緑と我が家が新鮮に思える。コロ君の散歩を済ませスタジオへ上がった。窓を開けよどんだ空気を入れ替えてからアイス・コーヒーを仕込み、やっぱりホット・コーヒーを淹れる。僕はやっぱり熱いコーヒーが好きだ。このスタジオで飲むコーヒーが最高だ。そしてまた一服、また一服。我が家へ戻ったときのこの最高の瞬間を味わうために、大枚5万円も使って僕は上京したのだ。
・そう、7月からタバコの値が上がる。「禁煙も選択肢にいれようか?」などと思いつつ、今日5カートン仕入れてきた。予約していたから仕方ないか?[2006.6.13 23:10]

2006/6/16

[an ordinary people]
・今日も昼のニュース・ワイド・ショーで、あのスズカ容疑者の生い立ちが語られている。それにしても彼女くらいマスコミ露出度の高い容疑者がいただろうか。アヤカちゃんの事故?の真相が明らかになるまで続くのだろうな。
・僕もこういう生活をしてるとワイド・ショーなど観ることが多くなる。そしていつも思う「この人特別な人間かな?」って。自らを容疑者の立場に置き換えたとき「俺なら別の選択をする!」と果たして言い切れるだろうか?と。
・今朝も我が家の猫(たちの誰か)がサイドボードの上でオシッコをしてあった。昨晩寝る直前に拭き取って除菌消臭したばかりだったから僕は切れた。置いてあったブリキの灰皿を叩きつけ、開放してあったリスニング・ルームのドアを閉め切った。僕の動向を注視している彼女たちは一目散に散っていった。
・いつもこんなことの繰り返しであるが、彼女たちを拘束しているのは僕等である。「例え車に引かれたり、飢え死にすることがあっても、野原を自由に飛び回る方を彼女らは選択するんだろうな?」と自問してみる。そうすると僕の方も気持ちが和らいだりする。
・1時間後、僕はリスニング・ルームのドアを渋々開放してはみたが、早速入ってきた彼女らのキョトンとした目は「あんた何やってんの?」と言いたげだった。[2006.6.16 12:53]

2006/7/5

[TEPODON]
・小泉さんがグレイスランドで浮かれているのを尻目に、とうとう北朝鮮はミサイルを発射してしまった。朝からメディアも大騒ぎである。防衛・外交・朝鮮半島などの専門家たちがこの暴挙を分析しているようだが、本当のところどうなんだろう。
・さっきTVをつけると日テレ系ワイドショウで「政府が経済制裁発動を発表」を報じていた。例の万景峰号もシャット・アウトされるらしいが、拉致被害者の会はこの件へのコメントは控えているようだ。
・それにしても北朝鮮という国はどうなってるんだろう。社会主義とは無縁のリーダー世襲による独裁国家へと転落した背景には、日本の朝鮮・中国侵略、終戦後の東西対立とその代理戦争であった朝鮮戦争と南北分割という動かしがたい歴史が大きく横たわっている。
・もう数週間前から「北朝鮮にミサイル発射の動きがある」との報道が流され、その情報の多くはアメリカの情報衛星によるものだった。僕らのPCでもその種の衛星画像が確認できる時代だから当然かもしれないが、あの偽情報を根拠にイラクに攻め入ったアメリカが、何故北朝鮮を攻めないのか?
・既に核保有が既定事実化している北朝鮮であるが、問題はそれを飛ばすミサイルの能力(アメリカ本土への到達)の有無である。その辺が明らかになった段階でアメリカの対応がはっきりするんじゃないか?と僕は考えている。
・イラクと違うのは、北朝鮮に中国という後ろ盾があること、開戦すれば戦場と化すであろう同盟国・韓国、そして日本の存在である。しかし、北朝鮮が今後も挑発行動をエスカレートさせ、そして核弾頭を搭載したミサイルがアメリカ本土には到達しない、と確証得たときアメリカは北朝鮮を攻撃すだろう、と僕は考えている。
・特に日本の国情をみたとき、好戦派の政治家たちは憲法を改正してまで戦争を可能にしようと躍起になっており、過去とはいえ侵略戦争の被害国への挑発ともいえる靖国参拝を首相を先頭に平然と行っている現実がある。そしてアメリカへの無条件追随である。
・こうして考えてくると、小泉氏の果たした役割が明確になるんじゃないでしょうか。アメリカ大統領専用機エアフォースに招待され、グレイスランドでブッシュと一緒にプレスリーのナンバーを歌って得意になってる我が国の首相を国民がどのように眺めていたのか多いに興味をそそられるところである。
[2006.7.5 16:23]

2006/7/12

[Purpose]
・北朝鮮が発射した7発のミサイルに対して日本が国連に提案した制裁決議の雲行きが怪しくなって来たようです。国連の名において行使される経済制裁は勿論、軍事的制裁までが含まれているのがネックのようです。
・今晩のニュースでは、フランスそしてアメリカまでも中国、ロシアが模索する議長声明に止めるという方向へ傾斜しつつあるように見えます。ここにきてアメリカを後ろ盾に突っ走ってきた日本の立場がおかしなものに見えてきました。
・そんな最中、額賀防衛庁長官の「危険を察知したら我が国へミサイルが発射される前に相手国の施設を攻撃するのも日本固有の権利で防衛の範囲である」という趣旨の発言が波紋を呼んでいるようです。これはアメリカがイラクに空爆を開始したときの理屈と同じで、これを是とするならどの国でも戦争を始められますよね。
・ただ、専門家の話に寄れば「日本にそんな能力はないし、日米の軍事協定で縛られているから不可能」と解説してました。さらに「日本の軍国主義復活の兆し」として韓国、中国などアジア各国からの批判の的にもなっているようです。
・こうした動きを見るにつけ、前のコラムでも触れましたが、今回の北朝鮮の暴挙を背景に国民の不安を煽りつつ、我が国を軍事国家へ導こうとする好戦政治家たちの魂胆が見え隠れするようで正直不安です。[2006.7.12 23:48]

2006/7/18

[Mother]
・「やっぱり」と思った方が多かったでしょうね。あの秋田での児童殺害事件でG君殺害を自供したスズカ容疑者が自分の娘のAちゃんをも川へ突き落としたことを自供したようです。
・愚図る娘に腹を立てての犯行だったようですが、普段の生活の中でも「子供の存在が疎ましかった」とも語っているようです。辛い話です。Aちゃんの顔が繰り返し画面にアップされていましたから、突き落とされながら母親の殺意を感じた瞬間、Aちゃんが感じたであろう恐怖と悲しみを思うと胸が締め付けられます。
・こんな話のあとでなんですが、我が家へ飯をねだりにくるカラスたちの話です。一月ほど前に「撃たれたかも?」と心配したことを書きましたが、最近は5羽の子供たちを連れてやってきます。
・午後3時頃、コロ君の散歩から戻ると家の周囲の電線か母屋の屋根で5羽の子烏君が子供らしい鳴き声で「おなか減ったよ!」とでも言ってるようです。甘ちゃんの僕はとうとう夕食時間を30分ほど早めてあげることにしたのです。量も今までの倍以上必要ですから、コロ君用の固形のドッグフードを買い込みました。
・こんなことが近所迷惑にならなけりゃいいのですが、子供のころ歌った「七つの子」と同じように、子ガラスを気遣いながら、餌を運び続ける父親(母親?)の姿を見ていると、人間社会の荒廃をいやが上でも感じてしまうのですが?[2006.7.18 19:37]

2006/7/23

[UNIFIL]
・イスラエルによるレバノン攻撃がエスカレートしているようです。そしてとうとう国連平和維持部隊が爆撃の標的にされたようで、カナダ、中国、オーストリア、フィンランドの隊員が死亡したとのこと。イスラエルは否定しているようですが、国連維持部隊からの再三の警告を無視しての空爆だったようです。
・大戦中のユダヤ人虐殺、イスラエル建国の経緯そして周辺国の状況からして、他国からの干渉に過敏に反応するのも理解できるような気もしますが「目には目」どころか「目も、鼻も、口も全てを」と言えるような対応が果たして許されるのでしょうか?
・イスラエルは核を保有し、バックには所謂ネオコンと称されるイスラエル系の政治家が主導するアメリカが存在します。今夕の報道でも、秘密裏に英空軍基地を経由して最先端の武器がアメリカからイスラエルに空輸され、英国は「事実であれば厳重に抗議する」と発表してるようです。
・そしてヒズボラをバックアップするイランの存在も不気味です。核開発に対し国際的非難を浴び、制裁措置が検討されているイランですが、ともすると「イスラエルはこの際そのイランを戦争に引き込もうとしてる」とも考えられます。
・イラク戦争で先の見えないアメリカの目論見をイスラエルが代行する、といものです。この両国は、経済的・軍事的優位性を背景に、国連の存在を時には活用し、時には無視しながら戦争政策を進めてきました。従って、今回のヒズボラのイスラエル兵拉致事件を契機に、対テロ戦争を口実にしながらイラン、シリアを叩き潰すことが狙いだ、としても不自然ではないと僕は思っています。
・それにしても、こんな戦争政策に我が日本はいつまで無批判に追随するのでしょうか?北朝鮮のミサイル問題や拉致問題への助力を得たい余り、味噌も糞も一緒に飲み込むような政治だけは絶対許してはいけないと僕は思うのですが。[2006.7.27 23:10]

2006/8/14

[OBON]
・なんとなくお盆を迎えてしまいました。おまけに暑さにやられたようで昨晩ダウンしてしまいました。寝ていても上半身が痛み、なんとなく息苦しいのです。一瞬「とうとうお迎えが?」などとお盆らしい思いに捉われてしまいました。早晩床に就きましたが寝つけづ、読みかけの「HARD TIME」(S.PARETSKY著)を読み切ってしまいました。
・幸い今朝も寝坊させてもらったことで体力も回復してきたようで、夜はスタジオで30分ほど歌ってみたが調子は上々である。おそらく暑さの中、エアコンの効いた部屋との行き来でバランスをくずしたんだろう、当分飲み屋通いは慎もう。
・ついでだから前述のS.パレツキーの小説シリーズを紹介しておきたい。著者サラは多分50歳代のアメリカ人女性で、V.I.ウォーシャルスキーという女性探偵を主人公にしたシリーズが人気を集めているようで、僕は10余りある作品のうち1冊を除き全てを読みました。個々の作品紹介は次回に譲るにして、何故このシリーズに魅かれたかに触れておきます。
・主人公"V.I.ウォーシャルスキー"が40歳代の女性であること。舞台がアメリカのシカゴであること。があげられますが、特に僕がシカゴに1週間余り滞在した、というささやかな経験が親近感を増幅してるものと思われます。枕元にシカゴ市街地とイリノイ州の地図を置いて、文中に出てくる街や道路を地図で確認しながら読み進むとさらに実在感が増してくるのです。
・余談ですが、このシリーズの多くはリサイクル・ショップで捜し歩いたものですが、比較的新しいものは当然ながら新刊書で、1冊だけハード・カバーもあります。そんなことで、読書家とはいえない僕がここ数年夢中になっている”ほん(本)のさわり”だけ紹介させていただいた次第。それにしてもエスライルとヒズボラの停戦協定が発効したようだけど、この戦争どこへ向かうのでしょう。[2006.8.14 22:52]

2006/8/24

[a shower]
・ここ数日夕立がきたりして洗濯物を出したり引っ込めたり僕なりに難儀してます。日に2、3回洗濯物が乾くほどの暑さはどうにか去ったようですね。これから2ケ月ほど一年で最高に過ごしやすい日々が続く筈ですが、もうそこそこで赤とんぼが飛び始めますよ。そしてどんどんその数が増えていきます。
・今は間近に迫った追加公演(?)の準備をしているところですが、今回、総数は前回の半分ほどですが、地元の方々から大勢お出でいただけるようで、それなりに緊張しています。先日区長さんがお見えになり「この前のステージが結構好評で20人以上になりますよ」とありがたいお話をいただきました。この追加公演、先回お断りさせてもらった方々との約束だっただけに僕は「お客さんが3人でも5人でも歌う」と決めてました。そして最初に御案内と共に持参したチケットは5枚だけ。ですから、この区長さんのお話は心から「ありがたい」と思いました。
・そして今夕、先回初めてお出でいただいたH氏の奥様から「また二人で伺うので2枚予約しておきます」と電話をいただいた。そしてもう一人S氏からも。もう涙が止まりません。シンガー冥利に尽きる、と言っていいかも知れませんね。
・あとは当日のメニューですが、これが一番の難題なのです。「H氏が来てくれるなら、この前リクエストをいただいたあの曲も」などと考え始めてギターを手にしたのですが、指が思うように動きません。35,6年前散々弾いた筈なのにD7からGへ上手く移動できません。アルペジオも響きが違っています。あと10日ほどしかありませんが、この曲を弾き歌いこなせるようリハに励むしかないようです。[2006.8.24 0:23]

2006/10/15

[Play off]
・日本のプロ野球もアメリカ大リーグもシーズン大詰めに入り盛り上がっているようです。今朝のニュースによれば、MLBのアメリカン・リーグではデトロイト・タイガースがオークランド・アスレチックスをスィープ(4連勝、箒で綺麗にするという意味らしい)し、ワールド・シリーズ進出を決めたようです。
・一方ナショナル・リーグでは唯一の日本人選手・田口外野手が所属するセントルイス・カーディナルスがNY.メッツと激戦を展開しており、NYのシェア・スタジアム(ビートルズが初渡米でライブを行った球場です)で1勝1敗のあと、ブッシュ・スタジアムでの初戦に勝ち2:1とリードしています。
・それにしてもNYでの2戦目、6対6で迎えた9回表の田口の勝ち越しホームランはすごかった。これでプレイ・オフの成績は2打数2安打2ホームラン。イチローや松井がどんな気持ちでこのシーンを見ていたのか、あとで聞いてみたいものです。
・日本ではあの新庄の日ハムがパ・リーグを制覇しました。北海道へ本拠地を移し3年目とか。G人気に依拠してきた日本のプロ野球がいい方へ進みつつあるような気がしますが?どうなんでしょう。昨年日本シリーズを制覇したロッテ同様、監督は大リーグ出身のヒルマン、というのも特徴的ですよね。それに大物打ちに頼らず、投手を中心に守りを固め、走塁で積極的に足を生かすベーシックな野球が特徴のようです。
・大リーグに戻ります。今年一挙にブレイクした感のあるD.タイガースですが、10数年負け越しのシーズンが続いた弱小球団で、TV中継など観るチャンスも少なかったチームが何故?このチームには、A.ロッドやイチローのような所謂スター選手はいません。僕が知ってる選手は、以前マリナーズのショート・ストップだったギーエン、W.ソックスを離れた途端、チームはワールド・シリーズ制覇という悲運を経験した強打者オルドニエス、そしてテキサスなど数チームを渡り歩いた41歳の左腕投手ケニー・ロジャースくらいのもの。彼らが見違えるような活躍を見せているのです。
・そしてリーランド監督の存在。ここに最大の要因があるように思うのですが?ささやかな記憶によれば、エクスパンションで創設間もないF.マーリンズをワールド・シリーズ制覇に導いたのもリーランドでしたよね。僕にはこれを分析する能力はありませんが、ロッテや日ハムの野球などと共通するものがあるような気がします。
・本来なら、北朝鮮の核実験や国連決議について書くべきなんでしょうが、今の僕にはちょっと無理があるようです。情けない、情けないと嘆きながら暫くの間野球漬けに甘んじよう。[2006.10.15 22:45]

2006/10/15

[Matsuzaka]
・夕方のニュースで「松坂、ポスティング・システムでメジャー・リーグへ」と出ていた。「ヤンキース、メッツ、マリナーズなどメジャー10チームが入札に名乗りを上げるらしい」とも。MLBファンとしては嬉しいニュースである。・そして「僕の価値を認めてくれる球団なら何処へでも行きます」というのが本人のコメントだったが、僕は評価したいね!彼はまだ20歳代半ば、投球術を磨けばどの球団でもエースとして活躍できる悦財である。数球団渡り歩くうちにワールド・シリーズへ登場するチャンスにも巡り合えるんじゃないのかな?・早いもので野茂さんがドジャースへ入団してから10年が経つ。今年はそのドジャースで斉藤がガニエの穴を埋める活躍を見せた。頼む松坂君、間違ってもヤンキースだけには行かないでくれ![2006.11.1 21:33]

2006/12/8

[End of the year]
・コラムをさぼっているうちに年末になっちゃいました。唯一の忘年会も終わり今週末からライブが3本、僕なりに忙しい年の瀬になりそうです。
・年末といえば、紅白歌合戦を観なくなって何年になるだろう?おそらくビートルズとの出会いからだから40年くらいにはなってるよね。
・一時マージャンに嵌っていた時期がありました。殆ど週末は自宅で徹マン。そして年末は年越マージャンと相場は決まっていました。そして40歳を越えた頃体調を壊し3年ほど禁煙した時期がありましたが、一緒にマージャンからも足を洗いました。
・でも止めた本当の理由は「勝てなくなった」からで、従ってそれまで無理に付き合わされていたジャン友たちからは顰蹙をかったようです。
・ジャン友にはバンド仲間もいたので、所謂BGMが必須アイテムで、それも長時間録音のものが。そのため僕が考え出したのが「VTRの3倍モード」の活用だったんです。
・H120のテープで6時間余り録音できますから、80曲以上入るんです。ところがソースはLP。好きな曲を選びながら一曲づつダビングするんですが、部屋中レコードだらけ。1本仕上げるのに3日はかかりました。その後レコードからCDに変わり、プレイヤーも2台使うようになってから時間短縮されましたが、以来この作業が年末の恒例行事になったのです。
・数年にわたるこの作業のおかげでこの種のテープが10数本残っていて、いくつかのシリーズになっています。「BEST JAZZ」とか「BEATLES BEST」とかです。今でも必聴アイテムになっているのは勿論ですが、なかでも「As the years go passing by」(我が青春の1000曲)とネイミングされた6本のシリーズが最愛聴盤?で400曲余りが収録されています。
・このVHSテープ3倍モード、勿論画像は落ちますがサウンドは意外といいんです。カセット・デッキの再生音を上回ります。特に低音部の再生が。でも唯一弱点があります。トラッキング・エラーなんです。デッキのメイカーを選ぶんですよね。平均してOKなのがSONYのデッキで、以来SONY製品を愛用しています。
・次回、気力が充実してるときにその400曲を紹介するつもりですが、その前に今年の「My favourite songs」をチョイスしなきゃ。ただ、ここ数年新譜購入枚数が少ないのでちょっと難儀な作業になりそうです。[2006.12.8 13:44]

2006/12/26

[My favourite songs]
・予定したライブも全て終わったことですし、前回書いた「我が青春の1000曲」を紹介しましょう。
・シリーズにしようなどと考えず最初に録音したのが「VOL.0」で1988.1.17〜18とメモがありますから2日間で仕上げたようです。まずは頭の10曲を
1.Year of cat 2.Whisky 3.River of life 4.You've got a friend 5.Bad weather 6.Southbound train 7.Run that body down 8.Take five 9.Alone again 10.Beatiful
如何でしょうか?曲目を見てメロディーやアーティスト名が浮かんでくる曲が何曲あるでしょうか?4,9は洋楽ファンでなくとも知ってる名曲ですよね。 2,6,10などは素敵な曲ですが、ちょっとマニアックかもしれませんね。すぐ思い浮かべた方がおられたら伝言板にでもお知らせ下さい。音楽仲間になれそうです。
・では次の10曲です。
  11.Sam stone 12.Little getto boy 13.The first time ever 14.Strawberry fieldsforever 15.Penny lane 16.Peaple are strange 17.Sky pilot 18.Sometimes in winter 19.As the years go passing by 20.Fair play
この10曲はどうでしょうか?14,15はBeatlesですから別にして、13以外は洋楽ファンでもなじみが薄いのでは?知ってる曲があったら嬉しいですね。
・では次の10曲です。
21.Does anybody really know what time it is ? 22.Light my fire 23.Mr.spaceman 24.For your love 25.L.ballade 26.School's out 27.Massachuesetts 28.Play whith fire 29.In the winter 30.Last hopes gone
  如何でしょうか?22,24,27などロックファンなら当然知ってる曲ですが、25は僕自身が?です。なお、22,23は当時僕が在籍したバンド”Fevers”で取り上げた曲なんですよ。
・こんな具合に紹介していきたいのですが、31以降は次回ということで。もしお読みくださって興味のある方や文句を言いたい方がおられたら伝言板でもメールでも結構ですので御一報いただけると嬉しいのです。[2006.12.26 11:45]

コラム 2007年(1月4日〜6月11日)


Column 2007

2007/1/4

[OMEDETOSA〜N!]
・「オメデトさーん!」あほの坂田で〜す!なんて書いたら可笑しいですか?今夜はお年始(?)に一軒だけ回って帰ってきました。偉いでしょ!そして素敵な御夫婦にお会いしました。
・御主人は僕の下の弟の同期ですから一世代若いんですが、所謂、のん兵衛さんで歌好き。そして”N.ヤング”のファンで、僕のライブに来てくれると「"Southern man"やれ〜!」とリクエストしてくれるんですよ。
・その彼が、カウンターで一人ポツンと飲んでた僕の隣に座ったんですよ。それも奥様と。それがとびっきりの美人。(実は前から知ってはいたんですが)まさか二人で飲みに来るとは?
・僕は結婚して34年になりますが、自慢じゃないけど女房を誘って飲みに行ったことなどありません。(本当、自慢することじゃないですよね!)僕は彼に思わず「偉い!」と言ってしまいました。そして「尊敬に値する!」とも。
・新年早々素敵な光景に出会ったので、思わずコラムを書きたくなりました。皆さま、本年もよろしくお引き立てくださるようお願いいたします。[2007.1.4 23:45]

2007/1/7

[Honesty]
・もう新年も7日になる。外は荒れていて明日の積雪が思いやられる。なんだか年を重ねるごとに気持ちがねじれていくようで最近怖い。世の中の習い事にもついていけない。今年は年賀状も書かなかった。
・勝手に”シンガー”などと書いた名刺を持ち歩いてはいるが、これにも疑問符がつく。「好きなことやって素敵な人生ですよ!」と言ってくれる人もいる。しかし僕が仕事を辞したのは、先を見越してのことでもない。役所に勤務することが苦痛になった、というより組織の一員として動くことに耐えられなくなった、と言ったら分かってもらえるだろうか?
・主夫生活も今春で6年。人は年を取ると性格が丸くなる、というが僕の場合は逆である。物事の好き嫌いがはっきりしてきて、ある人気キャスターや若手演歌歌手なんかがTV画面に映っただけでチャンネルを変えるかスイッチを切ってしまう。
・一方、昔嫌いだったJ.レノンが好きになった。(彼の音楽は別)彼は思ったことをズバッと言ってのけるタイプで、他人を傷つけても平気なところがあって厭だった。僕なんかは誰にでもいい顔したいタイプで、所謂八方美人だったから、お袋から「お前はこんにゃくみたいだ!」とよく皮肉を言われたものだ。なんの料理にでも混じってる、って意味らしい。
・世の習い事からいえば、今年還暦を迎え、一部ではあるが年金需給資格が生じる年である。新年早々「年金需給手続きを忘れるべからず!」と自分に言い聞かせた。役所が絡む金銭の授受に関してであるが、役所からいただく場合は必ず申請行為を要し、それを怠ると受給できない。一方、納める場合は手続きなどわすれても最終的に強制執行される。これが権力という奴である。
・そんなことを考えながら新年も一週間が過ぎる。来年のお正月が自分にあるのかどうかは分からない。出来ることなら70歳くらいまでは生きたい、と漠然と考えているが、明日のことは誰も分からない。まずは一日一日を精一杯生きること、これが僕の年頭の決意である。[2007.1.7 23:31]

2007/2/19

[My favourit songs Ⅱ]
・一月以上更新してなかったですね。これじゃ折角お出でくださった方々に失礼というもの。以後、精進してせっせと書くことにしましょう。っと言うことで暮れの「マイ・フェイヴァリット・シリーズ」の曲目紹介を続けましょう。
・ではNo.31〜40を。
  31.Babe I'm gonna leave you 32.Tell me why 33.your song 34.California dreamin'35.From a distance 36.Old fashioned love song 37.Eve of destruction 38.Bend me shape me 39.Hold tight 40.To know you is to love you
この辺はヒット曲が多いから御存知の方も多いのでは?No.31は御存知レッド・ツェッペリンのファーストからピック・アップした曲で、数ある名曲の中でも好きな曲です。アコギの練習曲としては最適かもしれませんね。僕もチャレンジしましたがものにはなりませんでした。No.32は僕がN.ヤングに出会ったアルバム"After the gold rush"(1971年発売)のトップで歌われています。僕もステージで歌いますが、意外とギター・アレンジが難しくて、キーをF→Gに上げてます。だから最近は高音が出なくて大変なんです。このアルバムには"southern man"など名曲が詰まっていますよね。No.33はE.ジョンの初期の名曲。その他も日本でもヒットしたポップ・チューンですから知られた曲ばかりです。No.40はピーターとゴードンの曲で、ピーター・アーシャーは後にアメリカへ進出してイーグルスやリンダ・ロンスタッドのレコード・プロデユーサーとして成功した方です。では長くなったので以降はまた次回に。[2007.2.19 14:28]

2007/3/29

[Kyushun]
・あっという間の一ヶ月。またまたコラムをさぼっているうちに春のイヴェントの季節と相成りました。実は先週、友人の新居祝いに御呼ばれした席で「精進してせっせと書く、って書いたのにまたさぼってますね!」と叱責を受けてしまいました。でも思わぬところでコラムを読んで下さってる人に出会うのは嬉しいことですね。本当に。
・そこで「何故書けないのか?」自問してみましたが、感受性と気力の減退に尽きるようです。前にも書いたような気がしますが、新曲にチャレンジするのが億劫になったのと根は一緒なんです。要するに歳をとったんです。チオビタ・ドリンクやウコンの力を何本飲もうとだめ。じゃ〜、どうすりゃいいのさ?
・ところで青島さんを追うように植木等さんが亡くなられましたね。カッコつけて言わせていただくと尊敬していたお二人だっただけに辛いものがあります。若手お笑い芸人が持て囃される昨今ですが、バラエティーでバカ言ったりやったりするだけで”芸”を見せる場面も希少ですから、僕なんか笑えないですね。それと天下の美女を掻っ攫って行くのもその手の芸人たちのようですから余計に腹が立ちます。
・”球春”ですね。パ・リーグが開幕し春の甲子園も盛り上がっているようです。そしてメジャー・リーグが始まります。今年は松坂に注目が集まってますが、僕なんかは(NYは気に入らないけど)井川に注目しています。決してスマートではないけどふてぶてしいまでに野球に没頭する姿には好感がもてます。NYには左腕のペティットが戻ったんで、吸収することも多いんでは?なんて考えています。ともあれ楽しみの多い季節になり毎日がルンルン気分で過ごせそうです。まずは、スプリング・ジャム2007を楽しまなきゃ![2007.3.29 21:35]

2007/4/7

[After life]
・もう4月7日になりました。今夕、BWEスタジオが半年振りにオープンします。幸い会場は満杯になりそうです。ありがたいことです。僕もせいぜい楽しませていただくことにします。
・松坂、やりましたね。今週はライブ準備の合間にMLBに心を奪われていました。何せあのマリナーズが昨年2勝17敗と大きく負け越したアスレチックスに2連勝したんですから。開幕戦で勝った後イチローが言ってました。「もう去年の半分は勝った!」と。まあ、第3戦は大敗しましたが今年のマリナーズは一味違う?ってことになればいいのですが。
・同じくイチローが言ってました。「今年は最後の年になるかもしれないので、違った結果が欲しい!」と。彼はシーズン後FA権を取得するようなので、優勝できないようならFA権を行使するでしょう。これは僕が前にこのコラムにも書いたように、WBCでの優勝経験が彼を変えたんだと思います。僕もその選択が正解だと思います。
・タンパの岩村も伸び伸び打ち始めているし、シカゴの井口にも早々ホームランが出ました。でも気になるのが近々先発するNYの井川なんです。ともあれ野球シーズン到来で僕の充実したアフター・ライフが続きそうです。統一地方選?そうですね、まずこれを片付けないと。[2007.4.7 0:26]

2007/4/13

[Air pocket]
・スタジオもオープンし、これから春本番。この日曜日は生憎の天候らしいのですが集落のお花見なんです。盛り上がるんだろうな。楽しみです。
・女房は今夜が最後の送別会とかで隣町まで出かけました。僕は、と言えば草々に残り物で夕飯を済ませスタジオへ篭りました。ところが落ち着かないんです。猫のチビ君がやって来て「ダッコ!」をせがむ。10分ほど付き合ってバスドラへ押し込みました。
・コーヒーをすすりながら聴いたのがC.コリアのアコースティック・バンド、初期の奴。普段なら半分ほど聴いたところで「ギターでも弾こうか」って気になるんだけど、そんな気にもならない。そういえばイヴェントが終わって以後ギターを持ってない。5月中旬にはちょっとしたステージが待ってるのに困ったものです。[2007.4.13 20:40]

2007/4/18

[Guns & peace]
・アメリカと日本で立て続けに起きた射殺事件に恐怖を感じた方が多かったと思います。統一地方選の最中の事件ですから、政治テロへの懸念が再燃した感があります。長崎市長の事件に接した我が国首相の口からは、その懸念の声は聞けませんでしたね。TV報道で批判が集中したことで慌てて「民主主義への挑戦であり許しがたい犯罪」と付け加えたようですが?
・それにしてもアメリカという国はどうなっているのでしょうか?被疑者は23歳、韓国系アメリカ人の学生で、伝え聞いた被疑者も両親は気を失ったとか。分からないのは銃社会への批判の声が上がるより、銃携帯への願望が広がっているとか。学生である被疑者も2丁の銃を登録済で所有は合法だったらしい。
・ここまでアメリカナイズしてきた日本ですから、銃を含め犯罪まで右へ習い、ってことに?考えてみればイラク戦争への批判が高まっているのは「米兵の戦死者が増えたから」という理由らしいから、これもアメリカらしい、っていえばアメリカらしいのでしょうね。でもこの”銃”が果たして、先端を行く民主主義国家?アメリカを本当に守ってくれるのでしょうか?[2007.4.18 22:05]

2007/4/22

[Miss contest]
・伝言板をチェックなさった方はお気づきと思うけど、OGB(おじんバンドの略)のギタリストS氏が社主を務める会社の女性社員Y嬢が”ミス雪椿”の栄冠を射止めました。
・実は僕が借地料を納付に市役所へ出向いた折、S氏とバッタリお会いしました。彼は推薦者としてエントリーに出向いた帰りらしく「オカダさん是非投票してね!」とパフレットを僕に。数日後、彼からのメールに記されたサイトをチェックするとエントリーされた10名の美女たちがアップされていました。
・地元の方は少なく、意外にも28歳と高齢?(御免なさい)の方も。でも僕なんかその大人を感じさせる数人の方に好意?を持ってしまいました。(いいじゃないですか!たまにこんなお話も)で、結局、その祭りにも出向かなかったので投票は棄権。S氏の依頼に背いてしまいました。
・ところがその後、伝言板にも書いていただいたような結果を知らされました。併せ、祝賀イヴェントのお知らせも。そして僕はここ数日の経緯も省みず、そのイヴェントに参加する旨のメールをS氏へ送りつけたのです。厚顔無恥なこの僕の行為をS氏は暖かく受け入れてくれました。その上僕の出番まで用意していただきました。恥ずかしいやら、嬉しいやら大型連休が待ち遠しい今日この頃です。[2007.4.22 22:54]

2007/5/4

[Real L.house]
・大型連休の初めにあたる先週末1年ぶりに上京しました。大和市鶴間の菩南座(ボナンザ)で敦賀隆さんのライブが目的です。同じ日に、先般BWEへお越しいただいた東京バンドのマジさんがガルーさんと組んでの”マジガル・ミステリー・ツアー”なるライブもあったので、悩んだ末の鶴間行きではありました。
・菩南座は勿論初めてのお店ですが、サイトを見ると金子マリ、王様などビッグネイムのライブ予定が並んでいます。新宿から小田急江ノ島線で約50分、立ちっぱなしでしたが始めて降り立つ駅に戸惑いながらもサイトの案内どおり、東口から大通りを渡り線路沿いを大和方面に150mほど歩き、自動販売機を左折すると最初の小路の角にありました、菩南座が。
・まだ5時過ぎですからリハーサル前に敦賀さんにお会いしたいと思ったのですが、お店は施錠されています。仕方なく街へ戻り夕食用のお店などを物色しながら再び菩南座へ。今度はノックすると応答があり、施錠を解く音がして洒落たお髭にウェスタン・スタイルのおじさんが顔を覗かせました。「敦賀さんに会いに新潟から来ました」と告げると彼は敦賀さん宅へ連絡を入れ、僕は彼の携帯を拝借し予定を伺うと、リハは6時半からでライブは8時スタートらしい。そして、家もお店から10分ほどの近さらしい。マスターに6時半に伺うことを告げて再び街へ向かい、さっき目をつけていた鳥屋さんに入った。
・お客さんは1組だけ、ジョッキの生ビールに鳥もものから揚げをオーダーした僕は「こんな早い時間のアルコホール、大丈夫?」と自問しながら一口飲んだ。これが旨〜いのなんの。でも1っ杯だけで、あとは鳥ももに集中した。そして2本目にチャレンジ。
・顔を赤らめながら菩南座のドアを開けると敦賀さんがリハの準備をしている。再会を祝って握手。僕が代々木で歌う前日横浜でお会いして以来だから4年ぶりだろうか。頭髪に白いものが目立つが変わらない温和な笑顔を前にして旅の疲れが一気に消え去った。
・それにしてもお店は狭い。入り口から五六歩歩くともうステージ、右手にカウンターがある。キャパは20人弱か。PAもどれほどの機材が揃ってるわけではなく、アンプなどオーディオ用かもしれない。敦賀さんのGアンプもF.チャンプ。ところがこれがグッドフルなサウンドなんですよ。ライブの詳細は次回に譲るとして、ブルースをベースにしたオリジナル中心のステージが延々3時間続くのです。[2007.5.4 22:14]

2007/5/13

[About alcohol]
・前回書きましたが連休早々上京しました。腰の痛みなどなかったようにしっかり歩きましたよ。東京ドーム隣の場外売場で天皇賞の馬券も買い込みました。勿論、はずれ馬券でしたが。菩南座や旧友・敦賀氏のライブについては既に書いたとおりなので、ここんところアルコホールの摂取量が増えていることについて書きます。これも書きましたが、二日目の夜も僕が前に歌っていた代々木のお店で平成のお二人とナガシマさんと一緒に飲んだのです。
・僕は元々アルコホールが弱い性質で、勿論晩酌なんてしません。でも、嫌いって訳じゃないんです。ほろ酔い気分でステージに立つのも好きですし、スタジオにはヴァーボンを切らしたことはありません。先月もオープニング・セールのヴァーボンを5本も買い込んできたくらいですから。それに最近はスナックでも焼酎が主流でヴァーボンを置いてないことが多いようで、ちょっと寂しい気もします。
・実は4月7日のライブ翌日「記憶喪失現象」に見舞われたのです。僕を含めて8組がステージに立ったのですが、自分の出番が終わったあとの行動が思い出せないんです。後日確認したところ、その晩はバーボンのボトルを三分の一ほど飲んだようですが、後半はラストまで4組の皆さまの紹介をした筈なのですが覚えてないのです。おまけにVTRも後半分が録画されていません。ですから東京バンドなど貴重な演奏も記録が残ってないのです。ライブ会場を出たところで何人かのお客さんと談笑したことだけがかすかに記憶に残っているだけ。
・そして今週の水曜日、定例のA氏との飲み会?で、スナックS→P→Sと3軒ものはしごをやってのけたのです。帰宅したのが1時過ぎ。普段は10時を過ぎると眠くなって11時には代行さんを呼んでもらいますから、この晩僕としてはかんばった訳です。ところが車に乗った途端吐き気に襲われました。
・そして昨晩もまた、11時ちょっと前ライブの打ち上げを早めに抜けさせていただき友人たちが待つスナックSへ歩き始めました。途中携帯で「これから行くから!」と連絡を入れたのですが「もう家だよ」という返事。飲み足りなさを感じつつ歩きつかれた僕は途中のスナックPへ。そんなんで結局昨晩も1時まで飲んだくれてしまいました。そして帰路代行さんが運手する僕の車の中で必死に吐き気と闘う羽目に陥ったのです。挙句、自室で眠りほうけてしまい危うく風邪など召すところでした。
・以上のごとくアルコホール依存症的生活が続いている昨今ですが、皆さまもお気をつけ下さるよう御忠告させていただく次第。でも「な〜んだ、そのくらい!」という罵声が聞こえてくるような気もしますが?[2007.5.13 22:18]

2007/5/19

[Ordinary life]
・5月も半ばを過ぎ加茂祭のシーズンです。明日が夜宮なのでそろっと夜店の準備も始まってるようです。子供の頃は、お兄ちゃんたちがボンベを運び入れたりする姿を見ながら「あのピストル、買ってもらえるかな?」なんて胸をときめかせたものですが、黒水へ転居してから30年余り、祭りに出かけることもメッキリ少なくなりました。今年は孫たちがやってくるそうなので久々夜店を冷やかすことになりそうです。でもそれも2、3年で終わりでしょうか?上が小六になって口数も減り身長も僕を超えたようですから。
・そういえば、女房が仕事を辞め(老)夫婦二人きりの生活が始まって50日ほど過ぎました。これを機に遊びほうけよう、などと意気込んでいた割には普通の生活が淡々と続いています。女房は「土日の感覚がなくなったわ!」などと言いますが、僕は方は意外と一人の頃と変わってないようです。週に2、3日は昼食を用意してもらってますが、それ以外に一緒に居ることも殆どなく、夜寝室で一緒になるくらい。朝は交互に、時には二人で寝坊してるので、迷惑してるのは散歩が遅れる犬のコロ君と、朝食が遅くなる9匹の猫たちでしょうか。
・ともかく普通の生活が淡々と続く中、夏のライブの企画を練りつつMLB中継と音楽三昧の暮らしを続けることになりそうです。日々仕事に追われる皆さまからお叱りを受けそうですが、これ以上の贅沢はないんでしょうね。[2007.5.19 21:22]

2007/5/29

[Today]
・爽やかな気候ですね。こんな日は2度洗濯しても夕方には乾きそうで、ついつい無理に汚れ物を探してしまいます。と、言っても我が家に汚れ物が尽きることはないのです。そう、9匹の猫たちが原因なのです。
・1、2階に併せて7箇所のトイレを設けてあるんですが、日夜テリトリーの争奪戦が繰り広げられる結果、座布団・椅子・TV台あげくダイニング・テーブルや寝室の御布団までがターゲットになるんです。ですから、こんな日は洗濯をサボるわけには行かないんです。と言いつつ、この四月からは女房がその任に当たっているのですが。
・そういえば、松岡農相が自殺なさったようですね。現役の大臣としては戦後初めてとか。何かと噂の多かった方のようですが、俄かに浮上してきた「緑資源機構の官製談合事件への関わり」が直接要因なのでは?とTVワイドショーでも言われていました。安倍総理の庇護が裏目に出たようですね。これから国会内外での追及の矛先が首相へ向かうのは必至、というところでしょうか。
・話変わって大リーグ。ヤンキースは重症のようですね。エンジェルスに3連敗して今日もブルージェイズとの初戦に負けてしまいました。好調ボストンは今日も8回までインディアンズをリードしてましたから、このままだと13.5ゲーム差。プレーオフ進出も絶望か?ってところまで来ています。この分だと録画量が増えすぎて、僕の残り少ないVHSテープの在庫が底をつきそうです。[2007.5.29 14:50]

2007/6/7

[Roland Garros]
・暑い日が続きますね。今夜は珍しくwowowでフレンチ・オープン・テニスを観ました。女子のセミファイナルでシャラポワの試合でした。相手はセルビアの新星イヴァノビッチ19歳です。二人は同年代ですがシャラポワが先に誕生日を迎えたとかで、一歳年上の20歳。第一線で活躍を始めたのが早かったのでシャラポワには貫禄さえ感じます。
・一方、ここんとこ活躍が目立つセルビア勢の一角イヴァノビッチはシャラポワに負けず劣らずの美形選手。実はこの美形選手同士の対戦に魅かれて早々スタジオを引き上げてきたのです。おまけにDVDまでセットしました。
・実はここ数年テニスへの感心も薄れていて、先のオーストラリア・オープンも全く観ませんでした。というのも、自分でテニスをプレイしなくなったことが無関心に繋がってるのかもしれません。もう10年ほどコートに立ってないんです。勿論、自慢するほど上手くはないのですが、運動量が豊富過ぎて体力、特にフットワークに自信がもてなくなりました。友人とのラリーにも着いていけなくなりました。折角近くにコートもあるのにちょっと悔しいですね。
・僕のテニス歴などどうでもいいですよね。シャラポアが負けちゃったんです。それも1-6,2-6の完敗です。現在もう一つのセミファイナルで女王エナンともう一人のセルビアの新星ヤンコビッチがたたかっていますが、エナンがリードしてるようです。
・ところでセミファイナルには男女ともアメリカ勢が一人も入ってない、というよりヨーロッパ勢だけが残ってる、と言った方がいいようです。何故なんでしょうか?僕には解説しようがありませんが、その辺詳しい方がおられたらお教え下さい。[2007.6.7 23:12]

2007/6/11

[Responsibility]
・ここ数日、年金問題がニュースのメインになってるようですね。僕も今夏受給資格が発生するので無関心ではいられなかったせいもあります。ただ、僕の場合は共済年金がメインですから、今回発覚した”不明者”のなかには含まれないらしいのですが、何故こんなことになったのか?社会保険事務所の連中(労働組合)は何をしてたんだろう?と思っていました。
・そうしたら昨日あたりから「事務のPC化に伴い労働強化にならないよう協約を結んだ」という労組幹部の話や、「とにかく忙しかったので、氏名の読み方や生年月日に疑問があっても確認しないまま入力していた」という職員の話が報道されているのを聞いて呆れた。
・僕も病院窓口勤務の頃は特に仕事が多く、その上病院労組の仕事もあったので、月末になるとレセプト処理が間に合わず数日徹夜するのが常だった。そして恥ずかしながら支払基金などからレセプトが返戻されることも多かった。
・しかし、赤字を理由に病院は存続の危機に陥っていたこともあり、当時の病院労組は「働く価値」、言い換えると患者(住民)さんに何が必要かを常に問いながら運動を進めてきました。何故なら価値のない労働しか提供できない職員(医療機関)は患者さんから支持を得られないからです。
・そこで今事件ですが、年金(主に厚生年金)事務を扱っていたいた社会保険事務所の労組(職員)が年金制度存続の危機に陥ってたことを知らない分けはありませんし、入力ミスが何をもたらすのか知らなかった筈はありません。何故、自らの労働条件を守る協約を結ぶのみで、年金加入者の権利を守る方策を取らなかったのでしょうか?
・天下ってからも多額の退職金を懐にしている社会保険庁のトップたちは勿論、労働組合も責任を追及されなければならない、と僕なんかは思っているのですが?[2007.6.11 23:53]

コラム 2007年(7月24日〜12月29日)


Column 2007

2007/7/24

[Animal report]
・「7月に書いたコラムが消えた」とT氏からメールが入りました。僕もバックアップなど取らず気ままに書き込んでるんで「仕方ないさ」と応じました。そんな訳で久々のコラムになります。
・4、5日前洗濯物を取り込んでる女房の脇にお猿さんが立っていました。勿論、僕は遭遇してないので「その辺のお爺さんじゃないの?」とからかい半分に応じていました。ところがついさっき、コロ君との散歩の途中に木の上で泣いている猿君を見てしまいました。とりあえず家に戻りコロ君を繋いだ後、デジカメを持った弟と再び国道まで出てみました。居ました大きな木の上でゆうゆう葉っぱを食しています。僕らを見ても逃げる様子はありません。連れはいないようです。
・昨秋、とうとう僕の家の前まで熊さんがやってきて大騒ぎしましたが、今度は猿君です。前から孫の大樹君などが裏山で見かけたらしいのですが僕には信じがたかったのです。山の環境に異変が起きてるようですね。今、家にいる8匹の猫、逃げ出して戻ってない猫のミーちゃん、犬のコロ君、そして6羽のカラス君の食事の支度を僕が担当してるのですが、この上猿君の食事も、といわれると手が回りかねるようです。
[2007.7.24 15:54]

2007/8/3

[The night before]
★台風5号が日本海沿岸を進んでる筈なのだが、9時を回った今、風も雨も感じない。このまま明日を迎えていいのだろうか?
★ライブの準備は終わった、筈。明日、不足するであろう氷とガムシロップなどを買いに出ればOK!T君が会場作りを手伝いに来てくれた。彼が来た頃には殆ど終わっていたから、K.Dラングを聴きながら明日のことなどお喋りしていると、時折「ジーーー」というノイズが聞こえる。アンプをoffにしたり原因をチェックしてみたが分からない。音はスピーカーより上から聞こえてくる。犯人は「虫」だった。
★熊や狸や兎、そしてお猿さんまで出てくる山の中なんだから、部屋に虫がいたっていいじゃないか!というのが今夜の結論。では、今夜は飲みになど出ないでおとなしくお休みすることにしよう。
★ついでにメジャー・リーグの話を。今日のヤンキース対W.ソックス戦見た方がいました?ヤンキースの先発はあのクレメンス。2回に一挙8点を奪われ降板。ところがところが、その裏W.ソックスのエース・ガーランドが打ち込まれ8点を献上。結果は13対9でW.ソックスが勝ち3連敗を免れたわけだが、「こんな試合あり?」というゲームだった。
[2007.8.3 23:44]

2007/8/8

[Next job]
★夏のライブが終わった。こういうときはギターにも触れたくない。でも歌ってみた。二日休んだ喉だったがやっぱ声が出ない。「おれも喉頭癌?」などと思ってみたが、思考から消去した。
★今月はいただいた仕事がもう一つある。3年ほど前にも声を掛けていただいたのだが、呉服屋さんの夏のイヴェントである。御主人は僕の一つ後輩で、寂れたわが街の商店街の中で立派にお店を繁盛させておられる数軒のうちの一軒である。僕には殆ど縁のない業種なのだが、彼の奥様が綺麗な方で、彼は彼で僕なんかより数段上のエンターティナーらしい。幸い、僕のステージに飛び入りなどなさらないが、前のイヴェントでも冷や冷やものだった。
★今回の会場が素敵なんです。街で数軒あった造り酒屋の一つで、貯蔵倉を改造したものらしく、ゆうに百人は入るらしい。実は昨夕早速その周辺を探索してみたが、石畳などが敷設されていて落ち着いた料亭、といった雰囲気である。これは楽しみ、後日「近々、ここで歌わせていただくんで」という口実をつけて中を拝見させていただこう。
[2007.8.8 22:28]

2007/8/13

[Tropical night]
★夜半を回り少しは涼風が?と思いきや、まだまだ暑い、特に2階は。こんな熱帯夜が2週間も続いてますが、お盆を過ぎるとこの暑さが懐かしくなるんですよね。
★帰省ラッシュのシーズンなんですね。北さんなんか今頃関越高速道を走って、いや這っているのかな?でも僕のようにズッと田舎に住んでる人間には帰る実家はないんですよね。3日前から長女が二人の男の子を連れて帰省中なので、久々我が家の食卓も賑やいでいます。女房も時折小言を言いつつ台所仕事など楽しんでるようです。
★今日の昼、長男も嫁さんを伴って顔を見せてくれて、久々大人数での外食。こういうとき、我が家では"鳥新"さんと相場が決まっています。小1と小6の二人の孫は実に、焼き鳥→モモのから揚げ→から揚げ重と全てをきれいに平らげてしまいました。この際だから「肥満治療」のことは棚に上げましょう。
★この鳥新さん、どなたにでもオススメできる貴重なお店なんです。数年前に今は鎌倉在住のアメリカの友人を連れて行ったことがあるんですが「東京ではこんなおいしい鳥は食べられない!」と、関西訛で話していました。実はこのお店、僕が35歳まで勤務していた病院の裏手にあるんです。今は駐車場と化していますが当時は屋外コートで、バレーボールの練習時鳥の焼ける匂いと、香ばしいタレのこげる匂いに空腹を刺激されたものなんです。
★そんなお店で帰省した子供たちと食事ができるなんて、この上ない幸せなんでしょうね。柔らかいお肉と一緒にこの幸せをしっかりかみ締めた午後でした。明日は弟たちが寄ってくれるそうな。あとは長岡で一人暮らしを満喫?している次女の動向が気になるところ。何せ3年前と今回の二度の地震で被災した唯一の家族なんですから。
[2007.8.13 1:21]

2007/8/14

[Tonight too!]
★熱帯夜が続いてますが、おかげで当地の夏祭りは雨に祟られることなく進行しているようで、先ほどから花火の音が山間にも響いています。
★この暑さも今週末までらしい。フィリピン付近の海上で発生した熱気を孕んだ雲が熱風を送り込んでいたのがこの暑さの原因らしいが、もう直ぐ北から冷気を含んだ高気圧が南下してくるとか。
★この暑さの中、スタジオでは連日38度を越える。今も30分ほど歌ってきたけど今日3枚目のシャツはグショグショ。この3日ほどその暑いスタジオでR.ストーンズを聴き続けていた。ホットな夜にホットなロックを!という訳ではないが、「メインストリートのならず者」から「ヴードゥー・ラウンジ」まで6枚のCDを聴き続けた。
★今更!という声も聞こえてきそうだが、彼らのシンプルなロック・サウンドがやけに心地いい。キースの書くであろうヒストリー・ブックには、書く前から数十億円の契約金が噂されているそうな。僕は、といえば折角いただいたライブの準備に余念がないこの頃である。
[2007.8.14 21:38]

2007/8/22

[She's came home!]
★彼女たちがトンヅラしたのが7月11日だから、ちょうど40日ほど。今日の夕方、女房がスタジオへやってきて「今、ミー子が帰ってきたて!フー子と同じで天井から降ってきたんよ!」と息を切らせながら一気にしゃべった。
★彼女たちとは勿論猫のこと。キッチンのリフォームを始めた途端にシートの隙間から逃げ出した、グレースとその三人娘ヒー、フー、ミーである。長女のヒー子は唯一の雄猫(ジジイではあるが)に魅かれるようにベランダから自らの意思で入ってきた。次に母親のグレースが一週間後突然帰ってきた。そして7月末にフー子が天井から降ってきて、最後が今日のミー子である。
★このミー子は唯一僕らになついてくれなかった子で、3年経ってもなでさせてもくれなかった。家を出ていた40日のあいだ彼女は家の周囲にいたから、日に数回は姿を見せてはいた。就寝前、戸外に用意したキャット・フードを食べに来ていたのも承知していたから心配はしていなかった。でも「ミー子はこのまま外で暮らすことに?」と半ば諦めてもいた。
★問題はこれからである。フー子もそうだったが、先に帰っていた母親や姉のヒー子との親交を取り戻すのに4,5日を要した。だから、警戒心の強いミー子が家の中の生活に再び慣れるには一週間はかかるかもしれない。偶然ではあるが、家族が揃ってとりあえずは万々歳である。
[2007.8.22 22:54]

2007/8/28

[Seattle]
★8月も下旬、メージャーリーグ・ベイスボールも佳境に入ってきました。残りゲームも30余りとなり、プレイオフ進出を賭け熾烈な戦いが続いています。ア・リーグの東地区ではボストンが好調を維持し、NYがこのところもろさを露呈した試合を続けていることもあり、らくらく首位を保っています。中部地区はデトロイトとクリーブランドが熾烈な首位争いを展開しています。問題は西地区です。イチロー率いる?シアトルが首位のLAエンジェルスを2ゲーム差で追っているわけですが、シアトルにとってイチローが加入した2001年以来6年ぶりのチャンスを迎えています。
★そして今日から、シアトルが首位LAエンジェルスをセーフコ球場へ迎えての3連戦が始まりました。しかし、8回裏まで0:6と敗勢(結局、ラッキーに完封負け)。イチローも4打数1安打とエース・ラッキーに押さえ込まれています。この試合を見る限り、ホームランあり、スクイズありのエンジェルスの強さだけが目立つゲーム展開。3連勝で首位奪還!を狙ったシアトルの目論みは早くも崩れたようですが、明日、あさってと連勝して何とか1ゲーム差につけて欲しいもの。
[2007.8.28 13:30]

2007/8/30

[Usual days]
★早いもので8月も残すところ一日だけ、あの猛暑が懐かしいくらい涼しくなりました。”一雨ごとに”といいますが日一日と最低気温が下がって、2、3日後には20度を下回るんでしょうね。因みに明日の新潟地方、予想最低気温は21度とか。
★このところ、お酒を飲みに出る機会が増えて嬉しくも後悔の日々を送っています。以前書きましたが、毎週水曜日は定例のスナック通いで、昨晩も例外にあらずしっかり看板まで”奉公”してきました。
★この際ですから「水曜日」の理由を明らかにしておきましょう。
「理由その①」20年来の飲み友達A氏の仕事の都合。
「その②」スナックが空いてる夜で、女の子とゆっくりお話が出来る。
「その③」贔屓の女の子の勤務日が水曜日。と言ったところでしょうか。
★ところが最近上記「その③」に異変が起きてしまいました。実を言うとこの③が最重要だったのですが、売れっ子のY嬢は昼もお勤めしてるようなんです。そのせいかどうかは?ですが、勤務日が水曜日→週末へ変更されてしまったのです。勿論、僕らの同意?などなしに、です。
★そんなんで僕ら二人はここ二月ほど、例会日を巡り右往左往してきました。水→金→土と予定変更して交代でY嬢を追っかけていたのです。女房には勿論内緒ですが、これが回数が増えた理由なんです。そして苦労のかいあって、先週末にようやくY嬢と2ヶ月ぶりの再会。ところが週末ですからお店は満杯で、僕がお店に着いたときにはカウンターにも席がありません。
★なんとかお尻の痛い硬いイスを端っこに置いてもらったのですが、団体客もあり、かなり盛り上がっています。しかし、この盛り上がりになかなか着いていけません。Y嬢との会話もそこそこに看板前に引き上げた次第。
★そんなんで、未だに飲み会の設営について連日作戦会議を開いている、というのが現実なんです。60に達した二人のおやじの苦悩はここ当分続きそうです。それはそうと、我が女房が近々PCを買い換えて、インターネットなるものを始めるらしいんです。飲み会の設営に頭を悩ましている場合ではないのです。このサイトを、女房の目に触れずにどうやって運営していくか?こっちの方が難問なのです。
[2007.8.30 22 25]

2007/9/2

[To north]
★ついさっき、今春北海道へ赴任したM氏から電話があった、勿論携帯で。いい機嫌だったから、かなり入ってるんだろうな、なんて思いながら話していたら「昼からズッと飲んでるんサー!」と言い、続けて「今、お店で”D.ハザウェイ”をかけてもらったら声が聞きたくなってさ〜」と彼。
★実は今日の午後、半年もメールが来てないので僕の方から携帯を入れたのだが意外に早く彼が出て「今、大通公園をぶらついてるんて!」と言う。僕は「しばらくメールもなかったんで、どうしてるかな?って思って携帯入れたんよ」と応じた。2、3分他愛のない会話と近況報告を交換したあと「機会があったら新潟へ寄りますよ」で昼は終わった。
★彼は僕より一回り以上若いけどしっかり者で、バンド時代、酔うとついつい道草を食ったりしたくなる僕はよく彼に窘められたものだ。彼はジャズにも精通しているベーシストで、九州時代も行きつけのジャズ・バーでよくジャム・セッションに興じてたらしいが、薄野ではまだのよう。でも、思いがけずお店のマスターがD.ハザウェイのそれもLIVE盤など引っ張り出してくれたことで郷愁に駆られたのかもしれない。
★僕は故郷を離れて暮らした経験がない。だから、彼の郷愁の本音の部分は分からない。でも、直ぐ近くで話しているようにさえ思える携帯の声から、何気ない寂しさは伝わってくる。「単身赴任、御苦労様!」とだけ今夜は言っておこう。  P.S そういえば、僕の最初のバンドのベーシストK氏もこの春北海道が担当区域になったとかで、上京時会えなかった。ベーシストは何故、北へ、北へと向かうのだろう?
[2007.9.2 0:28]

2007/9/6

[Got up at five in this mornning]
★今朝はこっ早く起こされた。敷布団の足元が濡れていたせいで、これは猫の仕業だが、犯人(猫)の特定には至ってない。いつもなら、ティッシュやタオルを敷いて寝なおすのだが「飼い方を考え直さなきゃ!」という女房の言葉が引っかかって、それも出来なかった。
★それで5時過ぎに起きだしてしまった。いつもより2時間以上早いから、目はしょぼしょぼするし体もダルい。それと「今朝はビンの日」という女房の寝言?も気になっていた。そんなんで、コーヒー・メイカーのスイッチを入れると部屋のコーナーやキッチンに矯めてあるビンを集め集積場へ持ち込んだ。
★そしてコロ君の散歩だ。コロ君はこの夏の暑さにやられたようで、脱水症状が出て3日ほどお医者さんへ通って輸液を点滴、少し元気を回復したばかり。ただ、15歳と高齢でもあり散歩の後半はバテ気味。
★コーヒー・メイカーからカップに注ぎ車庫二階の自室へ。TVを点けると「台風9号接近」「議員またまた政治資金記載ミス」などのニュースが続く。今週末は平成トリヲの面々が新潟へ来てくれる。先般彼らが滞在した折、中越沖地震が起きたのだが、今回は台風9号を連れてやってくるようだ。
[2007.9.6 8:01]

2007/9/8

[Can't sleep]
★2、3日寝不足なので12時前に床に就いた。が、やっぱり寝付けず、たまたま読み終えた本を戻しに隣の部屋へ行った。たまたま新刊本の買い置きもなかったのでPCを開くことにした。
★僕は読書家ではないが本は好きで、特に推理小説ファンである。ただ、日中涼しい部屋に釣ったハンモックなどで揺られながら読書を楽しむようなタイプではない。もっぱら通勤の電車の中、病院の待合室、そして就寝前のお布団のなか、と相場が決まっている。
★左翼青年を気取っていた頃に松本清張と出会った。本のタイトルは思い出せない。以後、証明シリーズの森村誠一→トラベル・ミステリーの西村京太郎や斉藤栄→そして内田康夫へたどり着いた。御存知、浅見光彦シリーズがメインであるが、信濃のコロンボの存在も捨てがたい。ただ、出世作「死者の木霊」を越えるものがあるだろうか?と、ずっと考え続けているのも事実である。
★内田ミステリーのファンになったのは、一に文章が読みやすいこと、二に犯人側の人物を含め人間を深く優しい目で書いてること、がその理由である。生意気を承知で言わせていただくと森村氏の文章は固いし、西村氏のシリーズは仕掛けや物語の巧みさは買うが人間を書き切っていない。内田氏の前述の「死者の木霊」を読んで「松本清張を読みやすくしたようだ」と感じたし、以後、例外を除き全て購読している。もう2、3回読み直したものも多い。
★売れっ子小説家といえども書くことの大変さは気が遠くなるほどのものらしい。もう10年以上前になると思うが光彦シリーズに内田氏自身が登場するようになった。僕にはちょっと違和感があったし、それはいまだ払拭されていない。
★それとシリーズのスター、浅見光彦の描き方である。彼が登場してから何年たつのか忘れたが、ズッと33歳のままである。でもこれはいい。いいとこのボンボン、これも許せる、でも次から次と出会う美女たちとの関係、これでは「まだ童貞?」「ひょっとしてゲイなの?」と疑ってしまう。別に濡れ場をことさらに綴る必要はないが、これでは彼の男としての立場がまるでないではないか。なんて書き始めたら切がない。ただ、僕にとっての最新作「幻香」は正直つまらなかった。分厚いハードカバー本がことさら重かった。題材が「香り(香水)」であり、調香師という特殊な存在を描いたから仕方ない、というのは卑怯というもの。それと「あとがき」にある経緯を割り引いても1600円は高い!数ヵ月後、ブックオフへ行けば100円で手に入る時代に、である。
[2007.9.8 1:49]

2007/9/11

[She's leaving home too!]
★昨夕、セーバナルのステージに友人のバンドが上がった途端携帯が鳴った。「お父さん、またグレースたちが外にいるんて!」と、女房からだった。見たいバンドがいくつかあったが、可愛い猫たちをほっとくわけにはいかない。後ろ髪を引かれる思いで会場を後にした。10日ほど前にようやく家族揃ったばかりなのに、又の逃避行である。戻って確認したが、今度は2階の出窓の網戸が破れていて、やっぱり母猫のグレースとヒー、フー、ミーの三姉妹がいない。しばらく呼んでみたが、家の周りを逃げ回るばかりで家に入る気はないらしい。夜になってグレースが戻ってきた。その30分後、長女のヒー子が廊下の外に顔を見せた。他の猫たちをリビングに閉じ込めサッシを開き、遊び道具で騙してなんとか家に入れた。あとの二人の娘はまだ戻らない。実は末娘のミー子はお腹が大きいのだ。先回この2匹は天井から降ってきて、結果、家に戻ったが自分の意思で帰ったわけではない。外に置いてある夕飯もそのままだ。困ったものだ。
★TVでは、まだモンゴルへ帰った朝青龍を取り上げている。いい加減見たくないニュースだ。「過去に途中休場して芸者さんと遊んでいた横綱がいなかったのかな?」と首を傾げたくなる。困ったものだ。
★国会の所信表明演説で我が国の首相が言った。「海上での給油活動は重要な対外公約で、止められない」と。アメリカから懇々と説教されてきた首相の弁であるが「占領下でアメリカから押し付けられた憲法を変えたい」とおっしゃる方の弁とは思えない。世界各国の反対を無視してアメリカが勝手に始めた大儀なき戦争に追随する必要などないはず。困ったものだ。
[2007.9.11 0:44]

2007/9/13

[Escaped]
★ちょっときついかな?とは思いましたが、今回の辞任劇には一番似合うのでは?前日、オーストラリアから戻って「何が何でも、洋上給油活動を継続する!」と大見得を切った直後だっただけに、国会の論戦を避けた、と見られても当然ですよね。ただ、消化器系疾患が表ざたになったことで、風当たりが和らぐことになるかも?
★それにしても年金問題、政治資金不正経理問題、拉致問題、そしてテロ支援の継続にも見通しが立たないなど何も出来ないままの退陣ですから「若すぎたお坊ちゃま総理」と揶揄されても仕方ないでしょう。まずは自民党がどのように事態を収束するのか?近々総選挙も予想されることから、民主党が本当に政権政党たり得るのか?公明党がどっちに着くのか?少なからず興味深々というところではあります。
[2007.9.13 21:59]

2007/9/20

[Ichiro]
★ア・リーグ東地区首位攻防の3連戦を2勝1敗と勝ち越したものの、4.5ゲーム差のままだったNYですが、ここに来て苦手ボルチモアに連勝し、ボストンが連敗したこともあってその差が1.5ゲームとなって首位を狙える位置まできたようです。
★ここに来て勝てないボストンですが、どうも大枚を投じて獲得したガニエがネックになっているように僕には思えてなりません。TV中継で解説者も触れていましたが「好調だったブルペン陣にガニエが加わったことで、岡嶋の使い方が左バッターに限定される傾向があり、むしろ右バッターに有効のチェンジアップが使えないでいる」というもので、僕も同感なんです。ガニエはサイヤング賞を獲得したドジャース時代の彼とは違います。スピードも145、6㎞/hと10㎞ /h以上落ちています。ですから得意のチェンジアップも効き目がありません。ガニエが逆転を許したここ数試合を見ているとその辺がよく分かります。残り10試合余りとなりましたが、まずガニエをセットアッパーから外すことを僕なんかはお勧めしたいのですが?
★プレイオフ進出が絶望になったシアトルですが、イチローが踏ん張っています。シアトルは7連敗のあと3連勝したようですが、今日もイチローは3打数2安打で打率を.354と上げ、とうとうオルドニェス(.353)を抜いて首位に立ったようです。イチローは左打者で俊足、内野安打も稼げますからオルドニェスより遥かに有利です。このままモチベイションを保って首位打者を獲得して欲しいものです。[2007.9.20 10:31]

2007/9/25

[The autumn equinox]
★言い継がれてきたように、秋分を境に涼風を感じられるようになりました。さっきスタジオへ出向いたのですが、短パン・Tシャツ・スタイルではちょっとヒンヤリします。でもスタジオへ上がって温度計をみると27度なんですよね、まだ。
★トップ・ペイジにUPしましたが今秋のライブは11月3日土曜日となります。文化の日ですよね、それに相応しい二組のアーティストをお呼びしていますよ。御存知「平成トリヲ」そしてBWEスタジオでは初お目見えの「敦賀隆」さんです。
★トリヲの面々は既におなじみですが、バンマスの鈴木さんは県内笹神在住。フロント・マンの北さんこと北村さんとヨッシーこと吉原さんは横浜在住です。ただ、最近村上や加茂周辺のライブが多いので「横浜の平成トリヲというけど、実は村上周辺在住なんでは?」という噂が飛び交い、特に北さんなど困惑してるらしいのです。その辺、僕がフォローしておきますが、ライブ前のリハなどバンマスの鈴木氏がわざわざ横浜へ飛んで行っています。そのあたりはミクシーの北さんのサイトをチェックしていただけると納得いただけるのでは?そして新宿はじめ中央線沿線のライブ・スポットでのライブも積極的にこなしていますよ。
★敦賀さんですが、我が家に残っているVTRテープで"1988.10.28 Live at OHTA"というのがあります。ですから19年前ですよね。この辺のライブ・ファンには懐かしいお店、オータ西加茂店が当時のホット・スポットでした。 1986年、僕が15年ぶりにライブ活動を再開したお店もここでした。加川良さん、大塚まさじさん、西岡さん、有山さんなど関西系フォーク(&ブルース)の方々が主流だったように記憶してますが、そんな中で”東”の音を聞かせてくれたのが敦賀隆さんでした。東、といえば2年ほど前に他界された高田渡さんも出演されましたが、残念ながら僕は見ていないのです。
★敦賀さんのスタイルを表現する適当な言葉は見つかりませんが、楽器はギブソン175をチャンプという小型のフェンダー・アンプで鳴らしていました。フォーク・ブルースなどアメリカン・ミュージックがベースになったオリジナルを中心に歌っています。そう'70年代、彼はボブズ・フィッシュ・マーケットというバンドでメジャー・デビューしてます。現在もバンドでのステージが多いようで、トップ・ページの絵もそんな中からサイトに掲載されたライブ・フォトからのものです。ですから、オールド・ファンの中には御存知の方も多いかもしれません。勿論、今回はソロ・ステージですが、是非、渋い彼のステージを堪能して欲しいものです。[2007.9.25 22:28]

2007/9/30

[October]
★早いもので、皆さん明日はもう10月ですよね。年を重ねるごとに地球の自転が早くなるような気がします。これ本当!「なにを寝ぼけてるんだ!」と言ってるお兄さん・お姉さん明日はわが身、覚悟しておいてください。
★10月、と言えば昨年11日に我が家の前に熊さんが現れた記念すべき日なんです。どんぐりの出来はどうなんでしょうか?出来ることなら出会わないよう願っているのですが?この不幸な出会いが原因で、昨年は全国で5000頭も処分されたんですよ。
★もう一つ、10月といえば僕にとって初の年金需給月なんです。これで「少しは飲みに行ける!」なんて言ったら、納税者の皆さんから抗議のメールが届くのかしら?そう、何を隠そう僕は役人出身なんです。今では役人・公務員・官僚といったら「泥棒の始まり!」と言われていますが、10数年前までは「日本がこれだけ発展したのは、官僚が優秀だったから!」と言われていたんですよ。[2007.9.30 23:20]

2007/10/3

[Baseball]
★御承知の通り、僕のHPに立ち寄ってくれる方はそんなに多くはありません。一時、がっかりしていたこともありますが、ここ数年は割り切って好きなことを書くことにしています。結果、好きなメジャーリーグに関する書き込みが多くなりました。特にBBSはその傾向大で、特に好きなチーム、ボストン・レッドソックスと松坂についてよく書きました。そこで、ついでながら”僕の野球観”について書いてみることにしました。
★勿論子供の頃、MLBなど知る由もありません。野球に接したのは、当時どこにもあった地域の「少年野球」への参加からです。といっても今のようなスポーツ少年団的な組織されたものではなく、近所の悪餓鬼たちがそっくり野球をしていただけで、コーチもいなければ練習場もありませんでした。休日ともなると近所の加茂山(今は立派な公園に)の一角にあるお寺さんに併設されていた”朝学校”(現在市内唯一の私立高校の前身にあたります)のグラウンドがその練習場でした。それも3段に区分けされた変形グラウンドで、一塁ベースの先はすぐ山でした。ですから最初はソフト・ボールから始まったような気がします。そしてこのコートを確保するのに隣のチームと神社の境内で大喧嘩したこともありました。
★その悪餓鬼球団の上級生の何人かが中学校にあがり野球部に入ったのを機に野球に移行したのですが、僕は最初ファーストを守らせられて、後期キャッチャーにコンバートされました。反吐を吐くほどノックを受けたこともあったけど、意外やゲームの記憶は皆無。それは僕が就職してから病院の野球大会に駆りだされてからです。男の数が絶対的に少ない職場ですから否応もなく、です。当時僕はピッチャーをやらされましたが、結構球は速かったのですが、所謂ノーコン投手でした。
★話は戻りますが、そんな少年野球への関わりの中、愛読していた少年雑誌「ぼくら」に「中西太物語」というのが連載されていて、そのまま西鉄ライオンズのファンになったようです。そして宿敵・巨人軍との日本シリーズでの3連敗後4連勝という快挙があるのです。”三原マジック”と持て囃され、大下、稲尾といった豪傑たちが活躍したころです。現在、既に西鉄はなく、西部ライオンズが流れを受け継いでいますよね。
★そんな経緯から僕のなかに”アンチ巨人”という魂が形成されたように思います。次に現れたのが赤ヘル軍団・広島カープでした。昭和50年、長期常勝軍団だった巨人を破ってペナントレースを制覇したのは記憶に新しいところですが、山本浩二、衣笠といった野武士然とした選手、そして古葉監督の頃の広島カープです。最近は弱すぎて中継も殆どないのでゲームを見ることもありませんし、勝てないので見る勇気もありません。野球についてはもっと書きたいので、MLBとの出会いなど続きは次回に。[2007.10.3 14:53]

2007/10/10

[Baseball Ⅱ]
★日本のプロ野球でも新システムによるプレイオフがスタートし、パ・リーグでは今夜ロッテがソフトバンクを4対0で破り、2勝1敗で2ndステージへ駒を進めました。評判は聞いていましたが、勝負のかかった試合で完封勝利を収めた成瀬というピッチャーはすごいですね。シーズンの成績が3完封を含む16勝1敗、防御率が1点台ですよ。左腕投手で、球は最速でも138km/h程度。決して早くありません。しかし、内角へのストレート、スライダーと外角低めのスライダーとチェンジアップに狂いがありません。若いのにメジャーのあのモイヤーのような投球術を身に着けたピッチャーです。楽しみですね。
★プロ野球中継も結構観ますよ。NHKBSではパ・リーグの中継が多く、セ・リーグの試合より僕は好きです。何故か?それはDH制の採用にあります。メジャーでもそうですが、DH制を採用しているア・リーグの人気が高いようです。例外的にバッティングの好きなピッチャーもいるようですが、大抵はチャンスにバントというのが相場。時に、ホームベースから1mも離れて立って、手を傷めないようわざと三振、などというシーンもよく見ます。ベンチには、バッターボックスに立ちたくても立てない野手がゴロゴロしてるんです。
★なかには「ピッチャーの交代と打順の絡みが野球の面白さなんだよ!」とおっしゃる方もおられると思いますが、先述したシーンを僕は見たくありません。ですから、セ・リーグもDH制を採用すべきだと僕は思っています。日米共に野球は佳境に入ります。ボストンの松坂は15日のインディアンズ戦での先発が予定されているようですが、今度はキッチリ仕事をして欲しいものです。[2007.10.10 22:01]

2007/10/16

[Fair play]
★このところ、相撲・ボクシングとスポーツ界の恥部、暗部が世間にさらけ出されています。今朝、先日の内藤・亀田戦の反則行為に対する処分が発表されたようです。あの亀田一家については以前もBBSに書きましたが、暴力団まがいの発言やパフォーマンスには多くのファンがいやな思いをしてきました。僕もボクシング・ファンの一人ですが、亀田兄弟の試合を見たこともないし、見ようとも思いません。比べるのも失礼かと思いますが、フィリピンのマニー・パッキャオなど裸一貫でアメリカへ乗り込み壮絶な試合を繰り広げているじゃないですか。
★イヴェント化した興行と、TVなどマスコミの関わり方にも問題あり!なんでしょうね。その辺、ジョー小泉さんの率直な意見を聞いて見たいですね。
★そして相撲界です。今回の事件では警察も介入せざるを得なくなったようですが、過去にも若者たちが10数名亡くなってるんですよね。鍛えること、としごきの区別は微妙なんでしょうが、ここまで来るともうスポーツじゃないですよね。僕も高校時代の3年間ではありますが、バレーボール部に所属してキャプテンを務めていましたが、せいぜい正座に説教どまりでした。「どうせ弱いチームだろう!」の声が聞こえそうですが、その辺は勘弁してください。
★ともあれスポーツが世界規模でメジャーになり、商売として成り立つようになった世に中ですが、ファンとしてはフェアプレイを全ての基本に据えてほしいと願うばかりです。[2007.10.16 12:35]

2007/10/19

[MLB]
★伝言板で途中経過を書きましたが、ベケットの熱投でボストンが第5戦を制して対戦成績を2勝3敗としました。明日は移動日なので明後日からフェンエイパークに戻っての2連戦となります。第6戦はシリングが投げる予定ですが、もし勝てば最終の7戦は松坂先発が予想されます。僕が思うに問題は第6戦ですね。インディアンズ先発のカーモナを果たして打ち崩せるか?です。長身の右腕から投げ下ろす高速シンカーを打ち崩すのは至難。コントロールも抜群ですからフォアボールから崩れる可能性は低く、シリングの粘投を期待するしかないでしょう。
★嬉しいニュースがあります。勿論、確定したものではありませんが、広島カープのというより日本のエースと言っていい黒田が大リーグを目指すらしい、と今日の読売新聞スポーツ欄にありました。昨年FAを行使せずカープに残留した黒田ですが、今回はFAを使ってメジャー行きを強く希望したようです。勿論、メジャーからのお誘いがあっての話になりますが、投手不足が深刻なメジャーがほっとくわけがありません。そして、シアトルのイチローの発言です。シーズン終了後「補強ポイントは分かっています」というものですが、それが「先発投手」と見られています。と来れば「黒田→シアトルへ」の見出しが目に浮かんでくるのは僕だけではないでしょう。LAの斉藤、ボストンの松坂そして岡嶋を引き合いに出すまでもなく日本の投手への評価が高まっている折、シアトル以外でも多くのチームから引き合いが来るであろうことは疑う余地なし、と僕は思っています。黒田は弱小球団・広島にあって常に二桁勝利を挙げてきた本格派のピッチャーです。WBCでの実績も含めどの球団に行っても活躍するでしょう。ただ、間違ってもヤンキースにだけは行くな!と願うだけです。[2007.10.19 21:47]

2007/10/22

[Autumn talk]
★秋雨から氷雨の季節へともう直ぐ変わるんですね。久しぶりの好天に恵まれ午後から冬支度。といっても巻き割りを始めただけなんですが、昨年使った斧は錆だらけで、1回振り下ろしたら柄がポキリと折れてしまいました。仕方なく物置からもっと古い奴を探し出して30分も割ると、今度は僕の手首に痛みが走りました。止む無く1週間分ほど割って今日は終わり。情けない冬支度初日でした。
★1勝3敗から逆転でチャンピオンシップ・シリーズを制したボストンですが、松坂のピッチングは冷や冷やものでしたね。プレイオフでの2回の登板はいずれも5回途中での降板でした。今日はシリーズ最終戦でもありプレッシャーのかかる先発のマウンドでしたが、なんとか1点差を守って5回を投げきり勝利投手になったようです。そして6回からリリーフした岡島のピッチングがすごかったですね。3イニング目の8回連打を浴びパペルボンにマウンドを譲りましたが、彼の存在の大きさを実感させられたゲームでした。
★さてワールド・シリーズの対戦相手は、シーズン後半からプレイオフまで21戦20勝と脅威の進撃を見せたロッキーズです。野茂がドジャースで活躍していた頃はナショナル・リーグのゲームもTV中継されてましたが、今はインターリーグ以外殆ど見る機会がなく、松井以外に知ってる選手は皆無です。若くて活きのいい選手が多い、との評判ですが彼らの活躍を見るのもワールド・シリーズの楽しみの一つ。開幕は現地時間で水曜日ですから、日本では木曜日の朝ということになるんでしょう。BBSにはクアーズ・フィールドで開幕、と書いてしまいましたが正確には1、2戦はボストンのフェンエイパークで3,4,5戦がクアーズフィールドとのこと。コロラド州デンバーはマイル・ハイ・シティーと呼ばれる高地です。今日の天気は雪だとか。気圧が低くボールが飛ぶ球場としても知られています。
★ボストンがこのままのサイクルで行くと松坂が投げるのはマイル・ハイ・シティーでの初戦、ということになります。一方、メッツを追い出されロッキーズに拾われた形の松井(稼)ですが、ロッキーズ大進撃のリードオフ・マンとして若いメンバーを引っ張っているようです。西部時代は松坂の大先輩ですから、この二人の対戦も見ものでしょう。興味尽きないワールド・シリーズまで3日間、せいぜい情報を仕入れておくことにしましょう。
★10月も下旬に入りましたが、今日現在まだ「熊に注意!」と書かれた回覧板は回っていません。栗も豊作のようですから山奥のどんぐりもきっと豊作なんでしょうね。できたら、無用な遭遇は避けたいものです。なにより、去年のような駆除という名の”大量虐殺”ニュースは聞きたくないですから。[2007.10.22 22:49]

2007/11/1

[November]
★明日から11月ですね。ノベンバー、と言うともう6,7年前のハリウッド映画「Sweet November」を思い出します。あのキアヌ・リーブスが主演した甘くも切ないラブ・ストーリーですが、この映画を40日に及ぶアメリカ放浪の帰りの飛行機の狭いシートで観たんです。舞台はサンフランシスコかな?確か西海岸っだったと思うけど?
★今月初めて年金の振込みがありました。「やった!」という思いと「少ねーなー!」という思いとない交ぜの複雑な、でも嬉しいかったのは確かです。だって、6年半ぶりの収入?なんですから。
★今週末は今年最後のスタジオ・ライブです。実は今回はチケットが出なくて苦労しました。今までも、チケットを売り始める時はいつも「お客さん来てくれるかな?」と思いつつ、結果的に「ソールド・アウト」を掲示することが多かったので、今回は本当にハラハラしました。でも御安心を。今回も大勢の方からお出でいただくことになりましたから。[2007.11.1 0:02]

2007/11/8

[Deep autumn night]
★朝晩の冷え込みが秋の深まりを感じさせる季節になりましたね。我がBWEスタジオでも先週末が今年最後のライブでしたが、これが終わるともう冬支度なんですよ。早いものですね、一年なんて。
★「今年は年賀状を書こう!」なんて思ってます。なんせ昨年は失礼してしまいましたから。郵政民営化に伴ってコマーシャルが目に付くようになりましたが「年賀状は年に最初の贈り物!」でしたっけ?このコピーに触発されたようです。僕個人としては、どんな綺麗な賀状よりもたとえ数行でも自筆で近況など書いたものをいただいた方が嬉しいので、今年はなんとか実行したいと考えています。
★ワールド・シリーズ後のMLBですが・ヤンキースを退団したトーリ監督がドジャースで指揮を取るようですね。67歳と高齢ではありますが暫し優勝から遠ざかっているドジャースをなんとかワールド・シリーズ進出へと導いて、クローザー・斉藤を男にして欲しいものです。・イチロー、松坂などに続く日本人メジャー選手は?という話題がアメリカでも注目されてるようです。投手では、前にもこのコラムに書きましたが黒田投手ですね。FA宣言してることもあり、金銭面でも移籍が容易のようで、かなりの球団が食指を動かしているようです。打者では福留外野手の評価が高いようで「年棒10億でも!」という声もあるようです。これからNFL本番の季節ではありますが、野球のストーブ・リーグからも目が離せないようです。
★先週末、20年ぶりの敦賀隆さんのステージに接して感じたことがあります。それは「時の流れ」です。仕方のないことですが、ギター・プレイやハープには磨きがかかって凄みさえ感じさせてくれましたが、声に伸びやかさを欠いていたような気がしたからです。
★ついでに触れておきますが、僕も数年前から特に高音が苦しくなっていて、キーを下げて唄うことが多くなりました。2年前までは”半音下げ”で済んだのですが今は一音下げ。最近はソロ・ステージが殆どで、古いフォークソングがメインなのでシャウトする場面もないのでなんとか続けていますが、この辺は「時の流れに身を任せる」しかないようですね。ともあれ今週末のステージを楽しくやりたいものです。[2007.11.8 0:38]

2007/11/21

[Price up!]
★ 今朝、灯油タンクへの給油を頼みました。「10月に入れたばかりなのに、何故?」って、12月にまた価格が上がるからです。それに、毎日の買い物も週に3回に減らしました。勿論、ガソリン料金が高いからです。もう半年前から「給油は20?」にしています。僕の通ってるスタンドは街外れにあるんですが現在145円/?です。これがささやかな僕の抵抗ですが、みなさんそれぞれが工夫なさってるんでしょうね。
★ 次のライブは12月1日。会場は市内のN会館ホールで、ギターのインストで活躍中の吉沢君とのジョイントになります。彼は独学でギター・プレイにチャレンジしていて、J.ベックの「悲しみの恋人たち」から「ボレロ」まで幅広い音楽性が持ち味です。
★ 「僕は」と言えばいつもどおり古いフォーク・ソングを中心に歌う予定ですが、時節柄J.レノンやBeatlesの曲、そしてここ数年封印してきたN.ヤングの曲や懐かしい名曲にチャレンジします。前にも書きましたが、以前のような高い声が出ないんです。ですから、2本のギターを用意してステージに臨みます。1本は1音下げのチューニングなんです。苦し紛れの対応策ですが、一方、今度は低音部を歌うのに一苦労してます。
★ 視力と同じで「近視の方は老眼にならない」なんて迷信が嘘であるように「高音が出なくなると低音がでるようになる」なんこともないので、毎晩のリハで苦労しています。さて、12月は1日、8日(JLトリビュート・コンサート)、15日(中越沖地震チャリティー・コンサート)と週末のライブが3週間続きます。ただ、24日のクリマス・イヴはライブ予定がありません。ちょっと淋しいですね。[2007.11.21 12:20]

2007/11/30

[Get mad!]
★ 灯油やガソリンの価格急騰ついて書いたばかりですが、ファンヒーターの値上げにちょっと切れてしまったので今日も書くことにしました。
★ 僕のスタジオはそこそこの広さですが、厳冬期になると部屋全体を暖めるのは至難の業。それに除雪にも一苦労することになりますから、この冬場にはライブはお休みなんです。ところが今年は「チャリティー・コンサートをやりたい」というお話が舞い込み、僕も「是非、使ってください!」とお応えしたのですが、ここ数日のような冷え込みが続くと、今あるエアコンとファンヒーターだけでは心もとないのです。
★ そこで、この際だから少しだけ大型のヒーター(10年使用したものが故障中)を買い換えようと思い立ち、数日前ホームセンターへ向かいました。シーズン前”39500円”の値札がついていたのですが、これが43500円に変わっていました。そこで昨日三条市まで出向き、ホームセンターや大型家電ショップを数軒回りましたが、大体似たような価格設定でした。そして今日「同じ価格なら地元で」と心に決め、銀行へ立ち寄り残り少ない口座の残高には目を瞑り現金を引き出しホームセンターへ向かいました。ところが、ところが価格が49800円になっています。数日で6000円(数ヶ月で10000円)もアップしてるではありませんか。
★ 流石の僕も頭にきてしまいました。買うのを諦めました。お店で出会った電気工事業の知人に言わせると「大手家電メーカーがファンヒーターから撤退してるんで、メーカーDもCも強気なんでは?」と。僕らは足元を見られてるんですね。本当、頭に来るなー!!![2007.11.30 18:18]

2007/12/5

[Snow falling!]
★ とうとう白くなりましたね。まだ水っぽい雪ですがこれで冬本番って感じになります。いつもこの季節になると書いてることですが、電車通勤してた頃、朝起きて裏山が白くなってると、慌ててタイヤ交換→除雪→駐車場の確保→電車通勤と通勤サイクルがややこしくなり、起床時間が30分以上早くなるのでいやでいやでたまりませんでした。
★ そこへ行くと、自由人を決め込んで間もなく7年になりますが、現在の生活の楽さ加減はたまりません。なんだか罰が当たりそうで怖いくらいです。と、言いつつ退職金も底をつき、年金に頼らざるを得ないる生活には不安が付きまといますが?
★ 12月に入ってからは週末ライブの3連荘。ありがたいことです。今週末はJ.レノンのトリビュート・コンサートが隣町田上のYOU遊ランドで開催されます。地元田上の酒屋さん・K氏の肝入りでかれこれ20年近く続いているイヴェントです。途中2年ほど休みましたが僕もずっと歌わせてもらってきました。ポスターに「彼がいなかったら僕らは歌ってなかったかもしれない!」と書かれていますが、その通りですね。僕自身、最近のライブでは彼(等)の曲を歌うことがめっきり減りましたが、もっと数々の名曲にトライしたいものです。ともあれ、旧友に会える貴重なステージでもありますから、楽しく歌いたいと考えている今日この頃です。[2007.12.5 21:31]

2007/12/8

[Post season]
★ MLB終幕後はNFLやNBAの季節であるが、久々MLB日本語サイトを覗いてみた。あのNYの松井をはじめ日本人選手を含む移籍話満載である。そこで拾ったいくつかの移籍情報を書いてみた。
★ まず、メッツ→ロッキーズへ移籍しワールドシリーズでも大活躍した松井(稼)がヒューストン・アストロズへ移籍するそうだ。3年契約で1650万ドル(18億3千万円)とか。ヒュートンといえばナ・リーグ中部地区に属し、昨季NYへ出戻ったクレメンスやペティットが在籍していた強豪チームである。人気や知名度は落ちるが今期もプレーオフ進出を狙えるチームだけに期待度大である。
★ 同じ松井でもNYの松井の情報も掲載されている。「ジャイアンツへの移籍話が進んでいる」というもので、ボンズ退団後の外野守備と勝負強いバッティング技術が評価されたものらしい。ただ、NYとの契約に「拒否条項」があるようで、実現するかどうかは?らしい。
★ そのボンズ、禁止薬物使用や偽証問題で係争中のようだが、オークランド・アスレチックスへの移籍が具体化しているようだ。実現すると来期開幕戦がボストン戦で、それも日本で行われるそうで松坂との対戦が実現するかもしれない。
★ そのボストン、現在MLB最高の左腕投手と言われているツインズのサンタナを獲得するらしい。このサンタナ獲得にはNYヤンキースも名乗りを上げがNGだったとか。ボストンのサンタナ獲得が実現すれば、ベケット・松坂・サンタナと先発最強トリオが揃うことになるが、往々にして優勝できなかったりするものである。
★ 同じボストン関連で岡嶋の情報。セットアッパーとしてワールドシリーズ制覇に貢献した彼は、ルーキー・オールスターに選出された。
★ シーズン途中シカゴからフィリーズへトレードされた井口の情報もある。フリーエージェントとなった井口にはフィリーズやブリュワーズなどが三塁手として獲得したい意思表示があるようだ。
★ 残念な話もあった。一昨年のワールドシーズで活躍したセントルイス・カージナルスの田口が解雇された。堅実な守備とチャンスに強いバッティングでベンチのエース的存在だったが結局レギュラーを取れないまま放出された形である。現実は厳しい。ではこの辺で、次回をお楽しみに。[2007.12.8 13:17]

2007/12/10

[Working poor]
★ こんな英語があるのかどうかは知らない。現在の日本、と言うより格差が拡大している先進国や中国、インドなど必死に先進国に追いつこうとしている新興国でも同様の現象が進行中のようだ。
★ 今NHKでそんな「ワーキング・プア」を特集したドキュメントが放映されていた。最近の僕はこうした辛い番組は避けて通ることにしているが、くだらない民放を観る気にもならず30分ほど見続けた。数件の事例が取材されていたが、僕が観たのは北海道の小さな町に住む「僕ほどの年齢の父親と二人の娘さん」の事例である。
★ 父親は離婚後精神を病んで働けず、稼ぎ手は二人の娘で、二人とも町の病院の給食でパートをしている。週に何回かは早朝5時からの勤務である。時給は630円、毎月フルに働いても二人合わせて16万円程度という。「少ない!」と嘆いている僕の年金支給額とほぼ同額である。時給630円は僕の長女が高校生時代アルバイトしていた喫茶店より少ない。
★ 事例の長女は好きな絵を生かそうと専門学校→ゲーム・デザイナーを目指していたが、前述の父親の事情で進学を諦め、苦労して調理師免許を取得したという。彼女たちの努力の結果が時給630円なのである。
★ 一事例でしかないが、これが日本の現実であり、アメリカ流資本主義の行き着いた姿である。低所得者層住宅への投機に失敗したマネーがオイルに流れ込み未曾有のガソリン価格高騰を引き起こしている。これがエスカレートするとさらに国民生活を圧迫する。そしてワーキング・プアが拡大しスタンダード化したとき「革命騒ぎ!」が復活するかもしれない。政治家の諸氏は早々に舵を修正してくれ〜。手遅れになる前に。[2007.12.10 23:14]

2007/12/13

[Wonder why?]
★このところ3週続いたライブが終わって開放感に浸っていたらやたら飲みたくなった。んで出て来ました。今夜書こうと思ったのは「カラオケの点数の不思議?」についてなんです。
★僕の30年来の飲み友達A氏についてなんです。世代が一緒ですから彼のレパートリーは僕も皆知ってるんです。彼は舟木一夫が好きで「高校三年生」から始まって「修学旅行」そして十八番は「君たちがいて僕がいた」なんですよ。驚くのは彼が歌う「舟木一夫」は全て90点以上出るんです。それもエロ・バージョンで、なんです。モザオクが一枚残る(98点)だけなんです。
★名刺に「SINGER」と書いてある僕としては負けるわけに行きません。ところが、ところが、どうあがいても80点以上出ないんです。こんな状況が2年も続いていて、行きつけのスナックの「七不思議」になってるんです。
★「なんで?」と、来るお客さんは口々に言います。僕らの想像では①「A氏が飲食店業界の役員だからママがマイコンを操作している」②「マイクロチップが狂っている」③「本当に上手い」のいずれかと思うのですが、③は絶対ないから①か②しか残らないんですよ。誰か、真相を知ってる方がおられたら教えて! [2007.12.19 23:49] [Coffee shop]
★ 今朝10日ぶりで喫茶店に寄りました。以前は週に2日ほど通っていましたから、ここ数年めっきり減ったことになります。何故なら、家やスタジオで朝食前後に2、3杯もコーヒーを飲んじゃうからです。そして、退職に伴い収入を失ったことも原因の一つかもしれません。
★ 10時前カウンターに陣取った僕は新聞を開きました。何面かは忘れましたが「喫茶店」と「岐阜市全国一」の見出しを見つけました。市民が1年で喫茶店で消費する金額が全国一、というものでした。因みにベスト5は①岐阜市 16845円 ②名古屋市 13368円 ③神戸市 7971円 ④東京区部 7938円 ⑤奈良市 7741円となるのだそうです。家に戻ってインターネットでその他喫茶店の情報をチェックしたのですが、1999年の総務省統計局のデータによると飲食店に占める喫茶店の割合「全国平均24.3%」なのに対し「愛知県41.5%」「岐阜県40.4%」で、因みに東京都は17.7%ですから、この両県にいかに喫茶店が多いかが分かります。冒頭の消費金額ランクとの相関関係が想像できます。僕の場合ですが、月に2、3回でコーヒー一杯400円の店と500円の店があるので450円平均として月2.5回、年に13500円ほどになりますから、名古屋市並ってことですかね。
★ 紙面では岐阜市内のある店のモーニングサービスを紹介してましたが「330円でコーヒーにトーストとスクランブルエッグ(いり卵)が付く」とか。他に金額は忘れましたが「一日中、パンとゆで卵はお変わり自由」のお店もあるとか。岐阜というと我々新潟県人にはなじみの薄い土地柄で、僕も職場旅行で飛騨高山へ行ったことくらい。さらに記事には「岐阜市は名古屋の植民地?みたいなところですが、名古屋より店の家賃も安価なので価格も安く出来るのだろう」と結んでありました。
★ 僕は新婚旅行先の京都で喫茶店巡りをするほどの喫茶店フェチ?だったんです。お酒はあまり飲めませんから。今時の高校生は平気でお店に入るようですが、僕らの時代にはお店も殆どなかったし、所謂「憧れの地」だったわけです。ですから、1980年にドトールやスターバックなどセルフサービスで廉価のショップが上陸し普及するにつれ喫茶店の営業が困難になり「全国規模で閉店が続いている」というニュースには心を痛めたものです。ともあれ、僕ももう少し美味しいコーヒーを淹れられるよう、日々研鑽を積むことにします。[2007.12.13 18:16]

2007/12/29

[28th]
★もう今年も3日を残すのみ、早いもんです。外は雨が降っています。なんだか”年の瀬”の実感がないのは僕だけかしら?何故なんでしょう?暖かくて雪もないから?本当のところどうなんでしょうか。
★去年の暮れに何を書いたのか覚えてなくて、モノローグを遡ってみました。書くことがなかったのか、昔VHSテープに苦労して録音したプライベート・ベスト・ソングス「我が青春の1000曲」の曲目解説を取り上げていました。このシリーズはその後も数回続けましたが半端に投げ出したたまま。でもまた書きますから。
★TVでは「2008年をどう読む?」などという討論番組をやってます。世界情勢・国内政治・経済など、どれを取っても心休まる明日が見えてこないのだけは確かなようです。前はこうした政治課題にも目をそむけることなくコラムに書いていた自分を思い出します。
★昨日「ブット元大統領暗殺!」というテロップが流れましたが、これには驚きました。血で血を洗う状況が続く中東を象徴する事件です。テロ撲滅を目指して国連部隊が展開中のアフガンでもいつの間にかタリバンが復活してるようですし、イラクでは利権を巡り宗派間対立が激化してるようです。パレスチナでも既得権拡大を狙ってイスライル側の強引な入植拡大が続いてるようで、和平合意は見えてこないようです。
★9.11後、アメリカを中心に「対テロ」を口実に武力行使がエスカレートしてきましたが、テロは拡大する一方。結局「武力では何も解決でしない」と言うのが結論のようです。 ★ところで、僕の最大の関心事は家を出て3ヶ月余りが経つ猫のミー子のこと。一昨日、2ヶ月ぶりに家の戸口にある餌を食べに来たのですが、相変わらず家には入ろうとしません。これから降雪、冷え込みと戸外は厳しくなるばかり「早く帰ってお出で!」と願うばかり。[2007.12.29 0:00]

コラム 2008年(1月2日〜12月30日)


Column 2008

2008/1/2

[A happy new year!〜She came back home〜]
★ 30分ほど前、まだ早朝の4時半に「起きて!猫が啼いてるから起きて!」と帰省中の娘に起こされた。女房と二人で階下へ降り客間に入ると隅の箪笥の上から「ミャ〜 ミャ〜」とか細い声が聞こえる。天井を見ると案の定天張りの隅にあるフタが開いている。フー子と同じ、ここから落ちてきたのだ。 
★ ミー子だ。9月はじめ、セーバナルの野外ライブ会場にいた僕は「お父さん、またグレースたちがトンズラしたて!」というコールをもらって、いいところだったが家に戻った。間もなくグレースとヒー子は自らの意思で戻り、フー子はつい一月余り前、今回と同じように天井から降ってきた。これは駐車場の上に僕の部屋があり、この部屋が渡り廊下で母屋と繋がっているのだが、このつなぎ目に隙間があり客間の天井裏に入り込めるらしい。だからフー子もミー子も戸外にいた頃この隙間から母屋の天井裏へ出入りしていたのである。
★ このミー子は三姉妹にうちでも、なかなか僕らになつかない子だった。そして11月下旬ころからは家の周辺でも見かけなくなっていたのだ。それが暮れになってから戸外においてある餌を食べているのを見かけるようになったばかり。寒さと雪で戸外では餌を探すのが困難な時節だったから、この帰還はギリギリのタイミングだったかもしれない。
★ 問題は彼女が家の中の仲間たちになじめるか?である。多分、かなりの時間が必要になると思うがなんとか”家猫”に変身して欲しいものである。 なお、彼女はまだ部屋の隅の箪笥の影で小さくなっている。ただ、彼女の帰還は新年早々僕らへの最高のお年玉なのかもしれない。[2008.1.2 5:42]

2008/1/11

[Cheating]
★ 年が明けましたが3月までライブの予定がないのです。でも毎晩スタジオに篭って30分は歌うようにしています。長年歌ってきた曲でも半年歌わないともうだめ。ですから「ストロークで歌う曲」「フィンガー・ピッキングで歌う曲」「日本語の曲」と三つのグループに分けてリハを欠かさないようにしています。こうすると3日に一度は歌っていることになります。
★ 時に、次のライブに数年歌ってない曲を取り上げたいと思うこともあります。そうなると大変なんです。一週間その曲を繰り返し歌いながらギターもチェックします。すると、この前あんなに練習したのに”元の木阿弥”と化している、ことに気付くんです。
★ 最近は2時間を越えるステージなどありませんが「今年の”LIVE 61"では久々挑戦してみようか!」
とも考えています。2時間のステージだと30曲は用意する必要があります。そうなると、前にもこのコラムに書きましたが「高音が出なくなってる」ことがネックになるんです。これまでのようにオリジナル・キーでは歌えないからです。
★ ですから最近はギターを3本用意してリハを始めたんです。本来なら、キーを落してギター・アレンジをし直せばいいのですが、僕のテクでは追いつかないのです。幸いギターは売るほど部屋にありますから。ま〜、新年からこんなズルをしながら今年もライブの準備に取り掛かっている今日こ

2008/1/18

[My favorite songs]
★ 寒い日が続きますね。今朝も除雪する重機の音で目を覚ましました。「また積もったのか!」と外へ目をやると、弟の事務所の重機が駐車場の雪を押しています。弟の事務所の従業員S氏です。小型のパワーショベルなのですが、この時期大活躍です。スタジオがオープンした3年前の3月、思いがけない雪に見舞われて、2万円ものレンタル代をはたいて除雪してもらったことを思うと、ありがたいことです。毎朝御苦労様です。
★ さっきまでスタジオでCD(因みに「ステーリー・ダン」)を聴きながら「コラム、mixiに何を書こうか?」と思い悩んでいました。この時期音楽関係のことが多い筈、と"monologue"をチェックしてみました。やっぱり「我が青春の1000曲」を取り上げていました。
★ 結局「昨年誰のCDを一番聴いたのか?について書こう!」と決めて自室へ戻ったのですが、いつもながら特にメモなど取ってないので記憶を辿りながら書き連ねてみます。
★ 僕が持ってるCDで枚数が一番多いアーティストは"John Scofield"で22、3枚ほどになります。ジャズ・フュージョン系のギタリストで所謂「通受け」するギタリストですが、昨秋彼のCDを1週間ほどかけて全て聴きなおしました。時代に迎合しないハード・コアなプレイは、どの時期の音を聴いても彼そのものです。
★ 次によく聴いたのはアリソン・クラウスでしょう。既にカントリー・ミュージックの域を超えた大人のシンガーとしても認められている彼女の歌声は落ち込んだハートを暖かく包んでくれる、と言う意味でバーボンのようなもの。発売枚数が少ないので所有枚数は10枚ほどですが、特にビートルズをカバーした"I will"を含むベスト版は月に一回は聴きます。そしてこのCDのアレンジをヒントにギター・アレンジが出来たことで、今僕もステージで歌っている"I will"は特筆ものです。
★ 次に紹介したいのが「ボニー・レイット」です。もう10年以上前になりますが"Nick of time"というアルバムが大ヒットしましたが、それを機にデビュー・アルバムから全て買い揃えました。彼女はシンガー・ソングライターとしては勿論ですが、スライド・ギター奏者としての名声が高いようです。ただ、僕的にはヒットしたニック・オブ・タイム以降のCDが圧倒的に好きです。女性としての成熟度が増し、ギターと共にヴォーカルの魅力が一段と高まってるからでしょう。ここ数年買ってないので、先週サイトで新譜情報を探ってみましたが、意外にも昨年1枚だけでした。近々、新潟へ出た折探してみようと思っています。
★ あとジャズ系では「P.メセニー」「G.ベンソン」「M.スターン」、ロック系では「プリファブ・スプラウト」や前述の「ステーリー・ダン」、そして「イーグルス」「リトル・フィート」「ドゥビー・ブラザース」もよく聴きましたよ。こうして書き始めると切がないようですね。続きは次回に。[2008.1.18 11:37]

2008/1/23

[Accident] ★ 今夕、いつものように車を車庫へ入れた。停車寸前ちょっと左へハンドルを切った瞬間、左手中指に激痛が走った。慌てて手を引いたのでよけい痛かったのだが、爪の生え際から出血して時と共に痛みが増してくる。 昨晩の飲み過ぎのせいかボケッとしたまま一日が過ぎようしていた頃で、思い返してみても「何で?」と何処に指が挟まれたのか思いつかない。とりあえずはがれそうな皮をティッシュでつまんではがし、血を拭き取りカット絆で押さえてみた。 ★ しかし出血は止まらず患部は疼き続ける。結局、女房の手を煩わせることになった。消毒薬を患部にたっぷりかけると、痛みが増幅される。そして化膿止めの軟膏を塗布したガーゼと伸縮包帯で治療は完了。現場を離れたとは言え流石元看護婦、おっと今は看護士である。 ★ 問題はこの後である。「お父さん、今夜は一人でお風呂入るの、無理ね!」と看護士は言う。思い出した。5年前、バネ指手術を受けた僕は一月ほど一人で入浴できなかった。そして3年前の冬、今度は薪バサミで右手薬指を挟んで3針ほど縫う怪我をした。感染が怖いので3週間ほど入浴時は右手にビニール袋をかぶせ、頭より高く上げたまま。不自由この上ない。従って、全て女房のケアを受けながらの入浴である。その2年後、女房も似たような怪我をした。そのときは僕がケアの立場に回ったのだが、そんな数々の光景が目に浮かんだ僕は女房に言った「今日はお風呂お休みにしよう」と。 ★ 幸い傷は浅いようで、今は痛みも引いた。そしてさっき恐る恐る車を見てきた。何処へ指を挟んだのか?気になったからだ。ハンドル周りを見たが、指が挟まるところは一箇所しかない。そう、ワイパーの操作レバーの付け根部分である。レバーを上下させるので3,4センチ四方の小窓がある。何故かその隙間へ指の先が入り込んだ状態でハンドルを切ったのだ。と、納得するしかなかった。そんなことで、今夜はお風呂とリハはお休みさせてもらった。皆さまもお気をつけ下さい。「災難は忘れた頃にやってくる」ものです。他愛のない話で恐縮至極。[2008.1.23 22:50]

2008/1/26

[No pain,no gain] ★ 今日、女房の加入している保健機関から「被扶養資格喪失証明書」が届いた。退職後、僕は女房の被扶養家族となっていた。それが昨年8月1日に年金受給資格が発生したことで被扶養資格を喪失したらしい。この証明書を持って国民健康保険に加入するしかないが、半年も遡っての加入だから保険料もバカにならない。それに糖尿病で加療中なので自己負担率に変更があれば、治療費の差額負担も発生する。年金受給後直ちに届出をしなかった僕の落ち度ではあるが辛い話である。 ★ 寒い日が続く。冷え込むと雪の量も少ないのが助かる。今朝も4、5cmほどの積雪だったが、踏むとキュッキュッと音がする。ただ、コロ君の散歩のときは往生する。散歩コースは緩い傾斜のある路面が続くので、特に下り坂は注意しないと凍結面に足を取られ転倒という場面も出てくる。 ★ この寒空のなかで二匹の雄猫が睨みあって悲鳴のような鳴き声をあげていた。うち一匹はいつも駐車場横の物置に使ってる部屋の縁の下に逃げ込むのをみると、そこを根城にしてるのかもしれない。今夕も左足を引きずりながらやっとの思いで階段をあがって餌を食べに来ていたが、この寒さのなかで生きていけるんだろうか?幸い、我が家の猫たちはみんな家に戻ったが、こうしてホームレス状態の猫たちも多い筈。これを「可愛そう!」と思って保護し始めると「迷惑おじさん!迷惑おばさん!」と称されニュース・ワイド・ショーの餌食になる。どうしてやればいいのだろう?何が出来るのだろう?いつも自問自答しながら我が家の猫たちと戯れている。[2008.1.26 21:37]

2008/1/29

[A rest]
★ 昨日、先週末録画しておいた全豪オープン・テニスを観ました。去年も6月に全仏オープンの女子シングルスのセミファイナルを観戦してコラムを書きましたが、奇しくも全豪の決勝も同じ組み合わせ「シャラポワ VS イヴァノビッチ」。美形選手同士の対戦です。シャラポワはロシア、イヴァノビッチはセルビア国籍の選手ですよね。それに二人とも二十歳なんですよ。結果は、昨年負けたシャラポアが今回は2−0で完勝。これで今年全仏オープンで優勝すれば生涯グランドスラム達成ということになります。このシャラポワ、来日回数も優勝回数も多く、まだ二十歳とは驚きでした。ただ彼女、ここ数年スランプに陥っていたようで、溌剌としたプレイを観たのは久しぶりでした。
★ それから今大会の最高のハプニングといえば、男子テニス界の王者として君臨し続けてきたフェデラーがセミファイナルで若手ジョコビッチに0−3で敗れたことでしょう。そのジョコビッチ、同じく番狂わせでナダルを破ったフランスの若手ツォンガを破り優勝。彼もセルビア国籍の選手ですよね。僕が夢中になっていた頃のアメリカ勢、スエーデン勢、オーストラリア勢はどうしたんでしょうね。必ずしも国情が安定しているとは思えないセルビアの選手の活躍に興味をそそられます。
★ あとはスーパーボールですね。「NEペイトリオッツ」対「NYジャイアンツ」の組み合わせですが、レギュラーシーズンからプレイオフまで全勝できているペイトリオッツの優位は動かないようですが、ワイルドカードから勝ち上がったジャイアンツの勢いも侮れません。ハーフタイム・ショーを含め来週が待ち遠しいですね。因みに、僕はQBブレイディー率いるペイトリオッツのファンなんですよ〜。[2008.1.29 6:34]

2008/2/4

[Super ball]
★ スーパー・ボールを制覇したのはNYジャイアンツでしたね。第5シードから勝ち上がった勢いは本物でした。MVPに輝いたE.マニングは4年目の若手で、レギュラーシーズンに20ものインターセットを喫しながらプレイオフではここまで”ゼロ”という脅威的進歩を遂げていました。彼の兄は昨年スーパーボールを制したコルツのペイトン・マニングですから、これで兄弟でスーパーボールを連覇した形になりました。兄の存在が大きすぎて結果を出せずにきたイーライが開花したことで、NYジャイアンツの来期以降の活躍が楽しみになりましたね。
★ でも本当の勝因は”ディフェンスの差”だったように思います。「17対14」というロー・スコアのゲーム結果が示すように、双方のディフェンスは強力でしたが、戦前の予想でも指摘されていましたがJ.セアウの38歳が象徴するように、ペイトリオッツのラインは馬力に欠けるシーンが特にゲーム終盤に見られました。結果、QBマニングを追い詰めながらパスを通され、決勝のタッチダウンを奪われました。
★ 実はあれほど楽しみにしていたスーパーボールの生中継(今朝8時から)を見逃してしまったのです。夕方思い出して再放送を見たのですが、危ういところでした。このイヴェントのもう一つの楽しみはハーフタイム・ショー。毎年ビッグなアーティストが出演するんですがゲストは当日まで公表されません。4年前でしたっけ?ジャネット・ジャクソンのオッパイぽろり事件なんかもありましたが、過去、S.ワンダー、P.マッカートニーなど有名どころが出ているので僕も楽しみにしていました。
★ そしてセカンド・クォーター終了後現れたのはトム・ペティー&ハートブレイカーズでした。僕の好きな数少ない現役のアメリカン・バンドです。最近のT.ペティーはB.ディランのサポート役としてステージに上がることが多く、亡くなったG.ハリスンとも親交が深かったことから、彼のトリビュート・コンサートにも出演しています。勿論、不満はありません。でも何故彼らが?彼はアリゾナ出身なの?と思い、出身地など調べてみましたが、彼はフロリダ州南部の出身なんですよね。まあどうでもいいことですが、これでペイトリオッツが勝ってくれたら言うことなかったんですが。[2008.2.4 21:45]

2008/2/5

[Super Tuesday]
★ スーパーボールの後はスーパーチューズデイですね、アメリカは。もう投票が始まってるんじゃないかな。カリフォルニア、ニューヨークを含む20数州で一斉に行われる投票で大統領候補の方向性が見えてきます。イラク侵攻に否定的な世論が構成されるなかで行われますから、ブッシュの後はヒラリーかオバマか?いずれにしても「民主党の大統領が誕生する」と言うのが大方の見方のようですね。
★ ヒラリーは御承知のように、あのビル・クリントンの奥様。因みに僕と同い年の60歳ですが、綺麗な方ですね。あんな奥様がいながら派手な女性関係を続けた大統領は”果報者?”と言うしかないようです。ただ「彼女はその頃から政界進出を目論んでいたから
、離婚せず耐えたのだ」という穿った論評もあるようです。
★ 序盤ヒラリーがリードしてきたようですが、ここに来て「情勢は互角!」と言うのが一般的な見方のようです。あのケネディー家がオバマ支持を表明したり、ハリウッドの重鎮俳優ロバート・デ・ニーロなどが支持に回ったとの報道もあり、ヒラリー危うしの声もあるようです。
★ 政策的にはどうなのでしょう?崩壊寸前といわれる医療保険制度、不法移民の処遇、サブプライム・ローン問題から端を発した経済不安、広がり続ける格差問題、地球温暖化への対応、そして先行き不明のイラク派兵問題。これらにアメリカ国民がどんな判断を下すのか興味はあります。ただ、政権が民主党に変わっても、既に産軍複合体といわれる存在がカッコたる地位を築いている国ですから「基本的には変われない」と僕なんかはみていますが?
 多くは悪い意味でアメリカ化が進んでいる日本国民としては、まずは明日の結果を注視しましょう。[2008.2.5 22:43]

2008/2/18

[About the "River"]
★ 2週間近くサボッてしまいましたが、大統領予備選の方は、いつの間にかオバマ氏が獲得代議員数でもリードしたようですね。最終的にはテキサス、オハイオなど大所の結果待ちなのでしょうが、焦点は「マケインに勝てる候補はどっち?」、そしてスーパー代議員なる存在が鍵を握ることになりそうです。
★ ところで伝言板でグラミーの最優秀アルバム賞に輝いたH.ハンコックの"River"について思わせぶりな文言を掲載しました。大方の予想(カニエ・ウエスト?)を裏切っての選考だったのは確かなようですが、僕の方は全く個人的なものなんです。
★ と言うのはオープニング曲"Court and spark"のノラ・ジョーンズといい、続く"Edith and the kingpin"のティナ・ターナーといい「歌唱がしっくりきてない」と感じていたからです。特に"Edith and the kingpin"はジョニの曲の中でも特に好きな曲で、ベスト曲集を作るときには必ず入れていた曲なんです。そしてこの曲を含むアルバム「The hissing of summer lawns」(夏草の誘い)は僕のモスト・フェイヴァリットなんです。
★ この曲を歌っているティナ・ターナーも敬愛するソウル・レディーで、今年もグラミーのイヴェントで御年を感じさせないパフォーマンスを披露してくれたばかり。それも今をときめくビヨンセィとのジョイントで、です。ところが昨年11月、このCDを購入しスタジオで再生して最初に感じたのが「このT.ターナーは違う!」でした。オリジナル・アルバムで歌うジョニをなぞっているだけ?で、いつものティナではないのです。これじゃ〜、ティナが歌う意味ないじゃないの。ただ、ジャージーにアレンジされた演奏はそれなりに気に入ってるのですが?
★ あくまで僕の感想で、異論もあることでしょうから、その辺を伝言板にでもお書きいただけたら嬉しいのですが。ついでに書いておきますが、ここ一週間"River"と7枚あるジョニのCDを聴き続けました。そして1975年発売のこのアルバム「夏草の誘い」から3曲ピックアップされてることを発見し(2005年発売の"Song of a prairie girl"からも3曲が取り上げられています)満足感も味わいました。念のため。
 なお"River"3曲目の"Both side now"がジョニのどのアルバムに収録されているのか検索できませんでした。知ってる方がおられたら教えていただけませんか。[2008.2.18 11:27]

2008/4/9

[The world]

★ またまたサボってるうちに春が来てしまいました。北さんの便りによれば関東の桜は散り始めてるとか。一説によれば「桜は散り際が肝心!」とか。僕も高齢者医療制度などに頼らない「散り際」を模索する年になってしまいましたが、一考に値する言葉かもしれません。ともあれ七谷の桜はこれからが咲き頃、週末には東京や横浜の方々にこれ見よがしに咲き誇って欲しいものです。

★ 閏年はオリンピック・イヤーでもあります。各国で聖火のリレーが始まったようですが、チベット問題から広がった民主化を求める抵抗運動によって、フランスなど途中でリレーを中止したようですね。
 チベットのダライラマさんが亡命したいきさつなんかも知らず、オリンピックそのものにどれほどの興味も持てない僕なんかは、つい「いっそ、ケリが付くまでオリンピックも延期したら?」と思ってしまいますが?けど、主催国の中国や出場が決まった選手からしたらそうも行かないんでしょうね。

★ メジャーリーグがスタートしました。今年は日本からメジャーへ挑戦する選手が増えたことで、NHK.BS
やスカパーの視聴率も上がるんでしょうね。
 僕はまずC.カブスの福留とL.Aドジャースの黒田に注目してたのですが、両者とも期待どうりの好スタートを切ってるようです。特に開幕戦の福留。9回裏の同点3ランはシカゴのファンに強烈な印象を与えたようです。ただ、ここ数年カブスはプレイオフへも進出してないチームですから、勝負強さに欠けます。案の定、福留の3ランも空しく延長戦の末開幕戦を落しました。彼の活躍がチームのカンフル剤として機能してくれることを祈る次第。
 黒田も、同じナ・リーグ西地区のパドレス戦で初先発初白星。ドジャースにはクローザーの斉藤もいますから、上手くすると15勝は行けるんじゃないでしょうか。「弱小チーム?広島で孤軍奮闘してきた黒田ですから、少しはいい思いをさせてやりたい!」なんて僕なんか考えていますが?
 それから、ア・リーグ東地区のデヴィルレイズがレイズに改名しましたが、岩村も好調なスタートを切りましたね。先週のヤンキース戦で2連勝(あと2連敗)したゲームなど好打・好守・好走と3拍子揃った活躍を見せてくれましたが、これも楽しみです。

★ 今週末の"Spring Jam 2008"で今年もBWEスタジオのライブがスタートします。昨年あたりからチケットの出方が遅くなっていて、今回も僕なりに気を揉んでいたのですが、昨日ソールド・アウトとなりました。ありがたい限りです。
 伝言板コーナーで紹介して来ましたが、今年は吉沢さんとリッキーズ、二組のニューカマーを含めた6チームが出演します。これまでより出演者数・演奏時間も減らしましたが、中身の濃い演奏をお届けできると思います。当日は夕刻6時スタート・9時40分クローズ予定ですが、くれぐれも飲酒運転などないように重ねてお願いしておきます。お待ちしておりますよ〜。[2008.4.9 14:32]

2008/5/5

[G.W.]
★ 今日は"こどもの日"。そして連休も終盤、Uターンラッシュが始まってるようですね。先日"MIXI"に「G.Wといっても、7年余りも連休が続いてる身には特別な感慨もない」って書いたんですが「また日常が始まる」と思うと何か寂しい気もします。「気分だけでも浮かれていたい」ということなんでしょうか。

★ 昨日はジュリアさんたちの若い仲間が留学先のアメリカから一時帰国した、ということでスタジオで歓迎パーティーがありました。その準備をしながらMLB中継を見たりしてたんですが、イチローのいるマリナーズがヤンキースタジアムへ乗り込んでの3連戦の2試合目でした。結論から言うと、マリナーズはこのスタジアム最後(ヤンキースタジアムは来シーズンからニュー・スタジアムへ移り、今年のオールスターゲームもここで開催)の3連戦を3連敗で終わることになりそうです。今朝の最終戦、スタジオの片付けに出る前は2点先行してた筈なんですが、さっき戻ったら2:8でヤンキースが逆転してるではありませんか。Aロッドやポサーダを怪我で欠くNYを叩くのは今しかないのに、です。歯噛みするイチローの顔が思い浮かびます。「いっそイチローはヤンキースへ行ったほうがいいんじゃないか?」なんてヤケクソ気味に思ったりしています。少なくともデーモンの外野守備を考えたら、これでヤンキース優勝間違いなし!「松井とのトレードなんてのもアリ!かな?」と。と言ってもイチローはマリナーズとの契約を延長したばかりですから無理なんでしょうが?

★ C.カブスの福留は依然好調を維持してますね。攻・走・守全てに前向きな彼の姿勢がチームに浸透していってるようで、次のTV中継が待ち遠しい限り。そしてドジャースの黒田も勝ち星こそ増えてませんが、新監督(前ヤンキース監督)トーリの評価も高いようです。特に前回登板は同点で降板後チームは勝ち越し、そして斉藤がセーブを記録。ニュースだけですが震えが来ました。[2008.5.5 11:15]

2008/5/13

[Disasters]
★ ミャンマーのサイクロン被害への援助が滞っている、というニュースにイライラしてるところへ、今度は中国四川省で起きた大地震のニュースが飛び込んできました。僕も「MLB速報など書いてるときじゃない!」とは思いつつ逸るのは気持ちだけ。

★ ミャンマーのサイクロンや高波による死者は、軍事政権発表の数字でも死者・行方不明者が6万人を越えるとか。ところがニュースでも現地映像が少ないせいなのか、軍隊や救助隊など国家が被災地で救助活動に従事する画面が見えません。新憲法制定の投票は被災地区を除き実施されたようですが、これには"議会に軍人枠を設ける"ことが規定されてるようです。「まず災害救助だろう!」と世界各国からの非難を尻目に強行したようですが「国家とは何か?」という古くて新しいテーマを提示してくれたようです。

★ 中国四川省の地震被害の様子は刻々とニュース映像が届いています。マグニチュード7.8は中越地震などと同程度かな?などと思ってましたが、大陸部で起きた今回の地震は動いたプレートの大きさ、震源の浅さなどから推計すると阪神淡路地震の30倍のエネルギーを持つものらしい。それに、発展目覚しい中国と言えど、住宅など建築物の強度に関する規制は緩く、各省などで異なっており、最高に規制が厳しい北京でも日本の7、80%程度らしい。今年がオリンピック・イヤーである北京がこれだから地方都市は押して知るべし、日本の50%程度の規制らしい。

★ 考えてみれば、規制だけ強めても国民にその規制に耐えられるだけの生活力なければ無意味なわけで、結局、こうした災害時の被害の大きさは国民(国)の貧しさに比例しちゃうんですね。このことは数年前のスマトラ沖地震時の津波被害などをみても明らかなわけで、特に死者・行方不明者数など日本で我々が経験した災害の比ではありません。

★ こんなときに御託を並べていてもしょうがないようですから「まずは被災者救援!」。で、何ができるか?を斟酌して直ちに実行に移すのみ。僕は、と言えば「義捐金を送る!」「今夏のライブでカンパ活動を!」と考えてる次第。「暇なんだから、ミャンマーでも四川省へでも飛べ!」なんて言わないで下さい。      2008.5.13 23:03

2008/7/31

[a contribution]
★ 折角コラムを設けてもらってるのに3ヶ月近くサボってしまいました。言い訳をさせていただければ"MIXI"への書き込みが増えたことでしょうか。そして"政治課題などへの感心が薄らいだ"ことかもしれません。僕のHPへの訪問者は多くありませんが、書くためにはデータや資料の収集と検討が不可欠で、その上で自分の論旨をまとめ書き込むわけですから、作業に着手するには相当のエネルギーが必要になるわけです。ま〜正直に言うと、このエネルギーが年とともに欠乏しつつある、というのが現実なんでしょうね。怖いことですね。年金の受給も始まり「贅沢さえしなければ何とか喰って行ける」なんて考えながらMLB中継に一喜一憂してるようでは「社会に物申す!」権利なんてないのかもしれません。今週末はBWEスタジオ夏のライブ"LIVE 61"です。これを機に無気力地獄から抜け出す努力をする必要があるようです。

★ 自分の母校が"夏の甲子園"に出場する、なんて考えてもいない事態が現実のものとなりました。ニュースを見て思いがけず感動したのは事実で「卒業後、さっぱり恩返しなどしてこなかったから、せめて援助金の依頼があったらカンパでも」と思っていました。そしてその依頼がありました。ただハガキが一枚だけでした。「○○○高校の口座へ振り込んでください」という内容のものです。こんなもんなんでしょうか?"振り込め詐欺"だってもっと手数をかけますよ。勿論、時間が無いのも事実ですが、せめて現役の地元父兄からでもいいから、電話の一本ももらいたかったな〜。こんな意見、可笑しいでしょうか? [2008.7.31 21:55]

2008/8/23

[Japanese Baseball]
★ オリンピックも大詰めですが、今野球の3位決定戦が中継されています。日本が銅メダルを賭けてアメリカと闘ってるわけですが、前半のリードを守れず4対8と逆転されもう8回、敗色濃厚です。

★ 2年前のWBCで世界のトップに立って以来、このオリンピックに賭ける国民的な期待は大きかったようです。なるほど、日本プロ球界からベストの選抜選手ですから、まだ韓国や台湾に負けるはずはないし、ましてアメリカはマイナーと学生選手との混合チームですから"レベル"からいけば負けるはずはない、というのがその根拠なのでしょう。ただし、キューバは別です。

★ しかし、その最高級である筈の"レベル"が実は絵空事だったのでは?と僕は今になって思っています。僕がTVで観戦したのは予選のキューバ戦と準決勝の韓国戦、そして今闘ってるアメリカ戦ですが、いづれも先取点を取りながら逆転負けを喫しています。

★ キューバ戦で感じたのはバットの"スイングスピード"の違いでした。キューバのバッターは常にフルスィングしてきます。フルスィングは大振りとは異なります。インパクトからボールまで最短距離でぶつけ、フォロースルーを大きく取ることで強い打球を打つのです。メジャーリーグでもこうしたバッティングスタイルが主流といえます。

★ 日本の4番として期待された新井選手のバッティングと比較すると良く分かると思うのですが、彼は構えから力感があり過ぎて、普段対戦のないピッチャーが多いこうした国際ゲームには対応できませんでした。ただ、日本のチームではヤクルトの青木選手やロッテの西岡選手など普段どおりのシュアーなバッティングを見せてくれました。メジャーのレイズで活躍している岩村タイプの選手ですが、今後、こうした走行守揃った選手にメジャーからも熱い視線が注がれるんでしょうね。

★ 韓国戦で感じたのは"集中力"の違いでした。韓国の選手は野球に限らず、特にゴルフなんかを見ると特徴的ですが、渡米してメジャートーナメントに勝つケースも珍しくありません。このメンタル面での強さは何処から来るのか?多くのスポーツでも共通するかもしれませんが、今後日本の課題なのでしょう。

★ 救いはピッチャー陣です。杉内、和田そして成瀬と並んだ左腕トリオは今すぐメジャーでも活躍が可能なほどの実力を見せてくれました。願わくばスタミナをつけて欲しい気がします。肉体的にも精神的にもです。特に国際大会が少ない野球というゲームは「ストライクゾーンの違い」という難問が常に付きまといます。今回のゲームを見てると、むしろアウトコースは狭くインコースに甘い判定が目立ったようですが、この辺は国際ルールを整備してほしい気がします。

★ 今ゲームが終了、4対8のまま負けました。金どころかメダルはありません。でも現実に勝てなかったのですから、この経験から日本の野球に何が足りないのか?しっかり分析して日本野球のレベルアップに繋げていただければよろしいのではないのでしょうか。      [2008.8.23 15:01]

2008/8/31

[WBC]
★ オリンピックが成功裏に終わったのかどうか、は僕には分かりませんが、日本球界は敗戦の後遺症を引きずっているようです。僕はまず星野さんが嫌いだから「やっぱ!」と思わず言いたくなってしまいます。勿論、人間的にどうのこうの言うほど知らない方ですから、監督としての彼に対するものです。阪神時代もベンチでブスッとしてる監督の存在が気になっていました。あんな上司で気分よく仕事ができるとは僕は思いません。厳しさは采配で発揮すればよいのです。さらに言えば、星野さんはプレイオフで優勝しておらず短期決戦に弱い、という評価が定着しています。オリンピックで不調の岩瀬を使い続け打たれたことで采配ミスを指摘されているようですが、人間的と言えばそうかもしれませんが、これでは今回のオリンピックやWBCのような短期決戦で優秀な選手たちの能力を引き出すことはできません。

★ 日本野球界指導部の組織的しがらみはよく知りませんが、あのY新聞の黴の生えたようなオーナーに盟主面させているようでは期待を持てないのも事実でしょう。来春から始まるWBC予選にはイチロー、松坂などメジャーリーガーも加わります。僕はこの際、過去の栄光やネイムバリューに拘らない監督選出を望みたいのです。オリンピックで勝った韓国、準優勝のキューバの監督の表情を御覧になった方も多いでしょう。名前さえ知らない方ですが、クールで穏やかな表情が印象的でした。僕が推したい監督は、現日ハム監督の梨田氏なんです。1年ほどBSのMLB中継でお世話になっただけですが、柔らかな物言いとは別に冷静な現状分析や選手に対する姿勢などから最適な監督候補と思っています。今後どのように動くかは分かりませんが、仲良し3人組だけは選んでほしくない、と僕は考えております。[2008.8.31 12:39]

2008/9/30

[October]
★早いもので、皆さん明日はもう10月ですよね。年を重ねるごとに地球の自転が早くなるような気がします。これ本当!「なにを寝ぼけてるんだ!」と言ってるお兄さん・お姉さん明日はわが身、覚悟しておいてください。
★10月、と言えば昨年11日に我が家の前に熊さんが現れた記念すべき日なんです。どんぐりの出来はどうなんでしょうか?出来ることなら出会わないよう願っているのですが?この不幸な出会いが原因で、昨年は全国で5000頭も処分されたんですよ。
★もう一つ、10月といえば僕にとって初の年金需給月なんです。これで「少しは飲みに行ける!」なんて言ったら、納税者の皆さんから抗議のメールが届くのかしら?そう、何を隠そう僕は役人出身なんです。今では役人・公務員・官僚といったら「泥棒の始まり!」と言われていますが、10数年前までは「日本がこれだけ発展したのは、官僚が優秀だったから!」と言われていたんですよ。[2008.9.30 23:20]

2008/9/4

[Tonight]
★ 9月に入り暑さがぶり返しているようですが、暦だけは確実に秋、そして冬へ向かって動いているんですよね。

★ 今夜、2年前戦争放棄を謳った憲法第9条を守るべく結成された「加茂"九条の会"」が主催する講演会が地元加茂市内で開かれます。この講演会には「イラク帰還兵・アッシュ・ウールソン」氏(26歳)が演壇に立ちます。彼はウィスコンシン大学在学中学資返済のため"州兵"となり、2003年にイラクへ派兵され2年間従軍。帰国後、苦悩の末「反戦帰還兵の会」に参加し、今年の「九条世界会議」へ向けた広島⇒千葉への"ピース・ウォーク"にも加わっておられます。

★ 僕はこの「加茂"九条の会"」発足にあたりシンガーとして呼びかけ人に名を連ねさせていただいてますが、今回は講演会のPAと終了後の交流会にギターを持って参加することにしています。ウールソン氏もギターを抱えて日本中を回っておられるようですから「今、アメリカの若者が何を思い、どんな唄を歌っているのか?」少なからず興味があり参加することにしました。是非、皆さんも講演会に参加いただけたら望外の喜びです。[2008.9.4 12:14]

2008/10/6

[October]
★ もう10月です。スタジオのライブも今月25日の"Another Harvest"が年内最後になります。いつものことですが、企画してから案内状の発送やポスターの掲示依頼など終わるとあとはお客さんを待つだけになるのですが「今回はお客さんが来てくれるのかな?」という不安に襲われます。オープンから3年半が過ぎ、延べで10数回のライブは全て満席に近かっただけに余計不安になります。でも考えてみるとこれまでの実績はありがたいことですが、僕だって友人のステージにさえメッタに足を運ばないわけですから、お客さんが来ないライブがあっても当然かもしれません。とは言え、はるばるお出でいただく出演者のためにもせいぜい努力するしかないようですね。

★ 昨日当地加茂山公園で「ジン・ロック」と銘打った野外コンサートがありました。さすがFMportが主催する企画、2000人余りの若者が加茂山に集合したようです。勿論僕も興味はありましたが、知ってるアーティストもおらず、チケットも\4,500と高価だったのでパスしました。ただ、プロのPAシステムや会場設営には興味があったのでスタート前の午前10時過ぎ加茂山へ足を運んでみました。既に公園のあちこちに若者が群れています。僕は神社の階段をやっとの思いで登りきったのですが、ここはチケットNOが指定されているようで数十人の若者が屯していました。しかし会場に続く道路はバリケードで通行止めがかかっており、ステージ周辺を見ることは出来ませんでした。

★ その足で駅前まで戻り、年に何回かライブも企画している喫茶店のカウンターに腰を下ろし、幼馴染のマスターと会話を。マスターは「加茂の街にこれだけの若者が集まることはメッタないので、活性化に繋がればいいんじゃないのかな」などと言います。僕は「俺も40年ほど前に、あの場所でやったことがあるけど2000人も入れるんかね?」など思い出話を絡めながら30分ダベッてから、街が混み始める前に帰宅。

★ でも考えると駅から歩いて5、6分のところに素敵な憩いのスペースがあるんですから、わが街も捨てたもんじゃないのかもしれません。あとはライブの音量に周辺の方々が耐えてくださるかどうか、その辺が気になるところです。まずは、こうした企画を我が街へ持ち込んで下さった"FM.PORT"へ感謝の意を表しておきたいと思います。[2008.10.6 21:30]

2008/11/7

[Sweet Novenber]
★ このコラムに書くネタが少なくなって、もう11月だというのにこれが最初のUPとは情けない。年内最後のスタジオライブも終わってしまって、ここ10日ほど腑抜け状態が続いています。12月6日に恒例の"J.レノンへのトリビュート・コンサート"があるからそれまでにシャキッとしないとね。

★ ようやくアメリカ大統領がオバマに決まりました。2月に、ヒラリー・クリントンとの激戦に関して書いたことがありましたが、共和党・マケインとの決戦を前に発生した、未曾有の経済危機がオバマを押し上げた形になったようです。オバマ氏はハワイ出身の47歳、黒人初の大統領です。それにしてもマケイン氏は72歳ですよ。他に候補者はいなかったのでしょうか?

★ オバマ大統領でアメリカは変われるか?が全世界の注目を浴びています。僕にその答が分かる筈もないのですが、少しは触れなきゃいけませんよね。

★ その前に、何故オバマ氏が勝ったか?ですが、一言で言えば「"貧富の差"のバランスが崩れた」ことが根底にあるんだと僕は考えています。ソ連の崩壊以降"資本主義が社会主義を淘汰した"というのが一般的な見方です。それと言うのも、「貧富」のうち圧倒的多数を占める「貧」に属する人々の生活が一定水準に維持されてきたからで、これが崩れると如何に発達した資本主義社会と言えども「変革」が求められることになります。言い換えると「富の再配分」が必要になるわけです。

★ アメリカの現状はどうでしょう。「年金制度」「医療保険制度」「雇用の安定」など全ての面で危うさを抱え、崩壊寸前とも言われています。100兆円に届こうか、と言われる戦費、プライムローン問題から端を発した今回の金融危機など国民のあずかり知らぬところで莫大な支出がなされ、その全てが一握りの「富」の側に属する方々の思惑でなされたことです。

★ この辺の事情が選挙戦を通じ全て晒け出された、とは思いませんが、多くのアメリカ国民が感じ取ったんではないか?と僕は考えています。オバマ氏が大統領としてホワイトハウスへ着任するまで2ヶ月ほどあるので、それまでの間にリサーチを重ねてこの続きを
書くことにします。実は、これを昨晩録画しておいた「人のセックスを笑うな」を横目で見ながら書いています。ですから、だんだん気持ちがそっちの方へ向きかけているので、この辺で休憩します。[2008.11.7 14:06]

2008/12/30

[Fight !]
★ 今年も残すところ明日一日だけとなりました。早いですね時の流れは。今の所、なんとか僕も2009年を迎えられそうですが、パレスチナのガザ地区ではイスラエルによる空爆が続いているようです。そう言えば、去年も年末にパキスタンで元大統領がテロで殺害されました。人間と言うのは進歩のない動物なんですね。

★ 今年はプライムローン問題をキッカケに始まった世界規模の経済危機に突入したまま新年を迎えることになります。日本でも久しく見なかった勤労者のデモ行進などがニュースになっています。雇用問題などそっちのけで右往左往している政界を見ると、ますます暗い気持ちになります。

★ 元々アメリカからの要請を受け、小泉政権下の自民党政権が労働者の派遣制度を定着させ、雇用の流動化を図ったことが原因なんですよね。さらに言えば「不況になったら遠慮なく(契約解除という名の)解雇ができる合法的制度」を作ったわけですから、こうなることはむしろ当然と言えます。

★ 職を辞し、労働組合という組織から離れた立場から現状を見たとき「労働組合ってなんだったんだ?」と今更ながら考えさせられます。労働組合に組織された勤労者は全体の15%程度と言われていますが「今こそ、その15%の組織された労働者が立ち上がる時ではないのか!」と叫びたい気持ちです。[2008.12.30 22:14]

コラム 2009年(1月12日〜8月10日)


Column 2009

2009/1/12

[A Happy New Year !]
★ 今更"アケオメ"もないでしょうが、今春初コラムなので「今年もよろしくお願いします」は止むをませんね。未曾有の不況下で迎えた新年も1月中旬に立ち至っております。折から今日は"成人の日"とか。もう3回目の成人式を過ぎた身には遠い出来事です。

★ 新春早々、昨日は甥っ子の結婚式で、朱鷺メッセの日航ホテルまで出向いてきました。30階にある教会に入ると"アベマリア"の斉唱で迎えられます。やおら正面の演壇には30歳代だろうかD.スペクターに似た神父さんが現れ、新郎新婦の入場とともに式がスタートしました。30階(因みに最上階は31階の展望室)というと新潟では一番の高層ビルかもしれません。

★ この日は万代橋下流で消防団の出初式が行われており、午前11時前駐車場に着き吹雪の中会場へ急いでいると一斉放水が始まりました。ただ、幸いにも式が始まる頃には吹雪も一斉放水も終わり青空が見えます。そして佐渡がくっきり見えます。式場の教会は3方が大きなガラス窓で囲まれているので、この時期には珍しいく日差しが差し込みます。

★ 午後2時30分に無事披露宴も終了。午後4時少し前には家に帰着。留守番を頼んだ長女が猫たちの世話とコロ君の散歩を済ませておいてくれた。まずは感謝、感謝である。 ★ さてお次、3月には当家の次女の結婚式。会場が魚沼市(旧小出町)と結構遠いのです。他人事なら「新春早々"おめでた続き"で結構ですね!」と言いたいところですが、我が家のこととなるとそうもいきません。とは言え正月早々愚痴はよしましょう。みなさま本年もよろしくお願いいたします。[2009.1.12 15:03]

2009/2/14

[It's warm this morning !]
★ えらく暖かい朝です。自室も10度ほどあります。外も6、7度はあるんじゃないでしょうか。昨日は関東地方などで"春一番"が吹いたとか言ってましたね。南風のせいでしょうが、まだ2月中旬ですよね。おかげでストーブの点火も見合わせてコロ君と散歩に出てきました。

★ 家の前を10mほど行くと舗装が途切れてジャリ道になるんだけど、その境目には雨水が溜まっているし、川の水も結構増水しています。予報どおり、夜通し風雨だったようです。それにしても暖かい朝です。
★ ようやく4月のBWEスタジオのライブに向けた準備を始めました。まずは出演者を決めるのが先決ですから、昨年見せていただいた数々のステージで「これは!」と心に留めおいたニューフェイスに声を掛けさせていただきました。「Chicago Blues '67」と「NAMI」さんです。

★ 「シカゴ・ブルース'67」はバンド名どおりブルースをベースにしたロックを演奏します。そして「NAMI」さんは長岡駅前でストリート・パフォーマンスを展開しており、現在いろんなイヴェントにも引っ張り凧の女性シンガー・ソングライターです。まだ21歳なんですよ。 スタジオもこの3月で、オープンから丸4年が経過し、最近「そろっとマンネリ?」の声も届くようになったので苦労して出演をOKしていただいた方々です。

★ とは言え「新人であれば誰でも」とは行きません。僕にも拘りがあります。バンドには"BLUES"臭を求めてしまいますし、シンガーには上手さより"HART"を求めてしまいます。そんな勝手な拘りに今回の新人たちは応えてくれると、自信を持って紹介します。

★ そして「東京バンド」と「平成トリヲ」はもう紹介の必要がないと思います。BWEのステージで数々のパフォーマンスを披露してくれたグループですが、今回もノーギャラで出演をOKしていただきました。 当然ながら僕も歌います。昨年の暮れからステージもありませんでしたから、久々のステージになります。今回は洋楽のみの選曲を考えています。真新しい曲はありませんが、新?旧取り混ぜリハを開始したところです。

★ では皆さま、企画が具体化したらトップ画面でインフォメーションさせていただきます。4月11日の土曜日にはBWEスタジオへ足をお運び下さるようお願いします。お待ちしています。[2009.2.14 8:36]

2009/4/6

[Spring Jam 2009]
★ 早いもので、今年もスプリング・ジャムの季節になりました。三寒四温の言葉どおり、暖かさと冷え込みが交互にやってきているが、今週は幸いにも"四温"にあたっているようでありがたい限りだ。

★ "MIXI"にメンバー登録してからこのコラムが遠のいていて、またまた2ヶ月も御無沙汰してしまった。週末のライブのチケットがソウルドアウトとなったことがコラムを書く気にさせてくれたようだ。

★ いつも40を越えたところでソウルドアウトを表示することにしているが、昨秋のライブの入りが芳しくなかったので、今回は「何とかソウルドアウトを表示したい!」との思いから僕なりに踏ん張ってきた。案内状をいつも以上の数を送ったり、S氏に無理を言ってA−1版の大型ポスターを12枚造ったりもした。そしていつもどおり市内の喫茶店やレコードショップ、なじみの商店に無理を承知で掲示してもらった。

★ ありがたいことである。不況が深刻化している昨今だから尚のこと、皆さんからいただいたサポートのありがたさが身に沁みる。ギャラもないステージなのに東京、横浜そして県内各地から足を運んでくださる出演者の皆さんにも頭が下がる。こうなったら素敵なステージをつくり上げるしかないではないか。

★ 僕自身は、と言えば昨年暮れのステージから仕事もなかったので4ヶ月ぶりのステージである。年を追うごとに出なくなる声と、修理したにも関わらず同じ症状が出てきているD-28を抱えて毎晩リハに励んではいる。また今回は頼みのミキサーが不在で、僕が担当することになる。これもちょっと辛い。まあ〜「何事も経験!」と割り切ることにしょう。

★ 心配事を挙げれば切がない。久々のイヴェントを楽しむことに全力を傾注するしかないようだ。くれぐれもヴァーボンは控えめに。[2009.4.6 23:09]

2009/4/20

[too late!]
★ 成功裏のうちに"SPRING JAM 2009"が終わってリラックスしていたら、あっという間に一週間が過ぎました。おまけに土日とお花見の連荘だったから、今週は急いで日常生活を取り返す必要があるんです。

★ それに"SPRING JAM 2009"のVTRの編集作業が残っていて、これが又難物なんです。一応ビデオから古い方のDVDプレイヤー(のHD)への録画は終えたんです。そしてこれを上手く繋ぎながら2台目のプレイヤーでDVDデスクへ録画するんですが、これがマスターデスクになります。

★ あとはPCで必要枚数だけコピーして出演者やスタッフなどへお渡しするんです。僕は面倒なPCプレーは出来ないので、デスクにフォトプリントするなど出来ません。幸いプリンターも故障中ですから、言い訳にもなります。

★ 実は、一番の問題は「このDVDを欲しい!」といってる方がまだいない、ということなんです。幸か不幸かMLB中継が始まっていて、朝から昼頃までこの辺の録画が多いので、ヤンキースが連敗などしたらやたらデスクへのダビング件数が増えてしまうので"SPRING JAM"のディスク完成はまた遅れてしまいそうです。 [2009.4.20 21:12]

2009/5/20

[a worry]
★ またまた前回のコラムから一月が過ぎてしまいました。その間に何があったか?本当なら上京して敦賀さんの復活したバンドのステージでも楽しんでいる筈でした。しかし、女房の帰省(これも結局は延期になりましたが)やコロ君の病気などが重なり、ズッ〜と黒水暮らしが続いているのが現実なんです。

★ 何回か書きましたが、我が家には10匹のニャンコと2匹のワン君がいます。この12匹のうち、僕より高齢者?が3匹。雄猫のペル君19歳、雌猫のちびネーちゃん18歳、雄犬のコロ君17歳です。人間の年齢なら80歳台前半から後半位でしょうか。高齢者、と言っても雄猫のペル君など矍鑠としたもので、若い雌猫たちになにかと頼られていて、ときには煽られてコトに及ぶこともあります。ただ、コトが成就する筈もなく、しまいには若いコに叱られているようです。

★ 今回、手が掛かっているのは雄犬のコロ君で、我が家へ来て7年ほどになりますが、もうその頃、10歳を越えてたようです。そのコロ君、歳が歳なのにヘルニアを患い、現在歩くことも立つこともできません。正に「寝たきり老人」と化してしまったのです。どうも3月に我が家へやってきたジョン君に触発され、オヤツをもらう際ピョンピョン跳ねたのがいけなかったようです。治療に赴き、検査の結果「ヘルニアの他、腎機能も弱っている」との診断。数日は点滴に通い、あとは自宅で点滴を続けてきたところです。勿論、排便や排尿の介助から食事の摂取までお世話が必要です。

★ と言いつつ、その多くをこなしてくれているのは保健婦(現在は"師"と呼ぶんだそうですね)だった女房。ですから、僕だけ遊び歩くのは御法度なんです。そんな訳で、今月末、女房が佐渡へ帰った時は、嫁に行った娘に助力を仰ぐことになりそうです。なんせ彼女、老人介護の職に付いたばかりでもあり"恰好の餌食"。

★ その娘が先日言ってました。「犬や猫を飼うのもいいけど、自分たちがこの先"何年生きる"のか考えているの!」と。その辺が確かに問題です。[2009.5.20 23:16]

2009/6/1

[June]
★ もう6月になりました。歳を重ねるごとに月日の経過が早まるような気がします。次のBWEスタジオでのライブのタイトルが"LIVE 62"。8月1日に予定しているこのライブ、僕の誕生日直後の土曜日に設定していますが今年で3年目になります。毎年書いていますが"LIVE 62"の"62"は僕の歳なんですが、このステージだけは「ソロ・ステージで行こう!」と決めていました。

★ しかし、しかし、その決意が最近になって揺らぎ始めました。思い起こすと、ソロでステージを勤めたのはスナック"石の花"さんでのライブが最後で、もう5年余りが経ちます。ステージ後半になって、弦を押さえる左手の人差し指が痙攣を起こしコードを押さえるのに苦労したことを思い出します。

★ さらにここ2年余り「レパートリーが増えていない」ことも負担になっています。ただ僕の場合「本気になって取り組まないと曲が身に付かない」という現実があります。言い換えると「本気になれる曲が見つからない」、さらに言えば「"曲"への感性が衰えている」という現実にぶつかっているようです。

★ そんなことで「ソロ・ステージの2時間をどうのように構成するか?」に思いを巡らしながらの毎日でなんす。 ★ そんな矢先、キヨシロー氏が他界されました。僕は特別彼のファンでもなかったし、彼の曲もよく知りません。ただ、彼がオーティス・レディングを敬愛していたのは知っていましたし、共感も持っていました。彼は僕なんかより三歳ほど若いんですよね。その辺が辛いところなんです。正確ではないかもしれませんが"声を失うより死を選んだ"という彼の心情が伝わってくるだけに辛いんです。

★ 前回、我が家の老犬コロ君のことを書きましたが、今度はスタジオで夜を過ごすことの多かった猫のチビ君がダウンしてしまったんです。先週木曜日に事務所を出てから戻らず、土曜日の夜にヨタヨタしながら車の下にいるのを見つけました。口からよだれを垂らし目はうつろ。事務所の面々は長期出張。ようやく今日になってお医者さんに連れて行きましたが脱水症状がひどく、今夕、事務所で今日2回目の点滴をしたところです。彼女は6年ほど前にマムシに噛まれたことがあり奇跡的に復活した経験を持っています。なんとかがんばって欲しいと願っているところです。[2009.6.1 21:49]

2009/6/8

[without tears]
☆ 今朝方、四年余りスタジオで一緒に過ごしてきた猫のチビ君が息を引き取りました。"MIXI"には書いたので、何回も辛い話を書きたくなかったのですが、このHPに立ち寄ってくれるささやかな友人が"MIXI"仲間ではないので書くことにしました。

☆ 先々週、飼い主である弟と従業員全員が県外へ仕事で出かけていた時期にチビ君に異変が起こりました。木曜、金曜と姿を見せなかったチビ君が帰ったのが土曜日の夕刻。事務所前に留めてあった車の下へ入ってジッとしていました。

☆ どうも元気がありません。事務所へ連れて行きキャットフードを出してやっても食べる気配がありません。夜になってスタジオへ出向いた折、事務所を覗きましたが彼女は見えません。

☆ 週が明け月曜日、弟は新潟で仕事とかで時間も取れず、僕がいつもの動物病院へ診察に連れて行きました。その時既に"涎を流し呼吸も苦しいそう"でした。先生の診断は「ウィスル性の"猫風邪"」。さらに「回復まで4、5日、全快まで一月かかるかも?」と言います。

☆ 既に、強い脱水症状が出てましたから「朝夕の点滴と抗ウィルス剤の注射」が処方されました。たまたま家ではコロ君の点滴をしてましたから、先生から「家でやりますか!」という言を得て、それから一週間、女房が注射を担当してくれました。

☆ 朝昼晩と、スタジオへ出向くたび見舞ってはいましたが、自分で水を飲む姿を見れないまま、今朝、弟から「息を引き取った」という連絡を受けました。半ば覚悟しながら来た一週間でしたが「悲しい朝」を迎えてしまったわけです。

☆ 家には多くの猫たちがいます。しかし、チビ君とは家の猫たちとは別の付き合い方でしたから、それなりの悲しさを禁じえません。人間で言えば「"家族の死"と"親友の死"」ほどの違いかもしれません。

☆ そして今夜、「普通にリハをやる」と決意してスタジオへ出向いたにも拘らず、お酒だけ飲んで家に戻りました。一人だけのお通夜だったわけです。

☆ 人間、こういうときは「悲しみが大きければ大きいほど、踏ん切りが早い」ことを知っています。当分スタジオで飲むコーヒーの苦さを覚悟しつつ、今週末のライブの準備に励むことにします。そして、これまでスタジオでチビ君にやさしく接してくれた友人たちに御礼を申し上げて挨拶とさせていただきます。[2009.6.8 23:46]

2009/7/8

[MIDSUMMER STAGE]
★ とうとう7月に入りました。8月1日の"LIVE62"の準備に入ったところで嬉しいメールが届きました。「よかったらバッキングで付き合いますよ!」というもの。どうもこのコラムを読んで、落ち込んでる僕を見かねて、救いの手を差し伸べてくれたようです。時には愚痴なんぞも書いてみるものですね。

★ その主はY.H氏で、皆さんよく知ってる名うてのギタリストです。僕はついでにH.Y氏にも声を掛けてしまいました。H.Y氏も僕の敬愛するギタリストで、贅沢にも今回のステージではこの二人をバックに歌うことになりました。

★ 当然、ステージは3部構成。一部は昨年も出演してくれたギター・インストの吉沢トシユキ君。彼と知り合ってもう3年ほどになりますが、最初拝見したステージでJ.ベックの「悲しみの恋人たち」をアコギでカバーしていたのを聴いて嬉しくなりました。今回は1曲だけボーカルも披露してくれるそうな。楽しみでもあり、ちょっと怖いような気もします。

★ 第2部は僕のソロ・ステージ。お馴染みのサイモン&ガーファンクル、B.ディラン、N.ヤングそして陽水の曲などを歌います。

★ そして第3部は前述の二人のギタリストをバックにソウルやブルース系の曲を中心に歌うことになります。現在、多忙中のお二人に難儀を願ってリハを重ねているところですが、最近のステージでは取り上げてない曲が多く、正直、当方も難儀をしているところです。果たしてリズム・セクション抜きのバンドがどのように展開するのか、僕自身楽しみにしているところです。

★ そんなことで、暑い最中のステージではありますが、皆さま、是非足をお運び下さるようお願いする次第であります。[2009.7.8 21:40]

2009/8/10

[Sadly talk]
★ どうも最近こんな悲しい話ばかり多くて僕自身辛いのですが、今朝早く老犬コロ君が逝ってしまいました。

★ 腰椎ヘルニアなどで連休明け歩けなくなり、以後寝たきりの"介護犬"となってしまいました。彼も辛かったと思いますが、朝昼晩と女房と一緒に介護に当たってきました。6月後半には、彼も半ばそれを楽しむようなところも見せていたのですが、7月からの暑さゆえか、一週間前から食事も摂れなくなっていました。

★ 6月以降、スタジオ猫のチビ君、老猫ちびねーちゃん、そして今日のコロ君と3匹の家族を失ったわけで僕としても寂しい限りです。

★ しかし「生と死」「出会いと別れ」は1セット、とよく言います。まだ家には9匹の猫たちと3月に迷い込んできたジョン君が一緒です。彼らと精一杯生きることで、先に逝ってしまった友たちへの供養にするしかないようです。生前可愛がってくれた皆さま、コロ君に成り代わって御礼を申し上げます。[2009.8.10 15:13]

2009年続きはBlogに変更しました。




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